海水を適糖な量をかけると、サツマイモが甘くなる。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000007-maip-soci


こんな記事堂々発表していいのかなあ?

糖度が上がると言うことは、水分減の状態で栽培しているのと同じ事。

海水をかけると言うことは、土壌中の作物が吸収できる水の中のミネラル濃度を上げること。


植物は、浸透圧の力で水を吸収しています。

植物細胞の中の濃度が濃い細胞液を外部の水で薄めようと水を吸収します。

そして、外部と内部の濃度が等しくなったところで、水の吸収が止まります。


細胞の外も中ももう薄まったり濃くなったりしませんから。


はたけに海水を撒くと、最初は海水の中の塩野おかげで、土壌中の水のミネラル濃度が濃くなり、従来みたいに水が吸えなくなります。

しかしこれを続けると、海水中のミネラル分が土壌中にどんどんたまっていき、植物が水を吸えなくなるレベルまでミネラル濃度が上がります。

土の中にたまったミネラルは、簡単に除去できません。

栽培できない土地をどんどん増やしている気がするのは私だけでしょうか。


(私の記憶が確かならば、海水を吸収して生長できる木はマングローブの種類だけだったと記憶しています。)