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天皇賞・秋の回顧です
芝2000m
1着 ◎モーリスは、すぐ前を壁に
作ってムーアがうまくなだめていた。
向正面に入ってからもムキになって
いたら、終いにあの脚は
使えなかったかも。
直線に向いてすぐの追い出しで、
抜け出すタイミングも早かった。
切れ味という点ではちょっと
物足りなくて、力でねじ伏せる競馬
をしてこその馬だけに、あえて早目
にスパートしたんだろう。
確かに馬も強いけど、何度も乗って
手の内に入れているムーアが
本当にうまく乗っていた印象。
続けて2000mを使ったことで、
馬もこの距離のペース、競馬の流れに
慣れるはず。 2000mの香港Cに
向かったとしても期待できますね。
2着 △リアルスティールは、
予定していた毎日王冠をパスして
安田記念以来の休み明け。
デムーロがうまく乗っての2着。
1箇所だけ脚を使う競馬だったから、
馬にダメージは残らないはず。
このひと叩きで状態面も上昇
次はもっと走れますね。
3着 △ステファノスは、
リアルスティールよりも後ろから
になっての位置、 リアルよりも
外枠だったから余計に前に
行きづらかっただろう。
あの位置取りになったのは仕方のない
ところで、不利な外枠を引いたなりに
最善の競馬ができていたと思う。
川田がうまく乗っていたにせよ、
調教の動きは良く見えなかっただけに
これだけ走れれば上等。
調教の動きが良くなったうえで、
いい枠を引いて、いい位置取りで
競馬ができ、条件さえ揃えば
GIでももっとやれそうな気がします。
ルージュバックは、中団よりも
後ろからになった位置取り、
ペースがペ ースだけに直線に向いても
馬群がバラけなかったのが痛かった。
ただ、パドックではマイナス4キロ
という数字以上に細く見えて
ギリギリの体つきをしてました。
牝馬とあって繊細なところが
ありそうだから、もっと間隔を
空けて使った方がいいですね。