大和の旅(三輪山) | この美しき瑞穂の国

大和の旅(三輪山)

2010年9月18日奈良県天理市の石上神宮をお参りした後、奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社に向かった。


JR三輪駅を降りて徒歩10分ほどで大神神社に到着。

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この日は朝からほとんど食事らしい食事をしていなかったのだが、神体山を登るつもりで来たので、まずは鳥居前の食堂で三輪そうめんを食べて腹ごしらえをした。


腹ごしらえをした所で最初に大神神社拝殿にお参り。

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大神神社にお参りする際にはいつも『大國神甲子祝詞(だいこくじんきのえねのしゅくじ)』を奏上しているのだが、今回はご挨拶に二礼四拍手一礼のみでお参りした。



その後は拝殿手前にある巳の大杉をお参り。

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大神神社をお参りする方々の多くは巳の大杉にも熱心にお参りする。この杉の木には神の使いたる蛇さんが住んでいる。稀にこの蛇さんが出てくることがあるらしいのだが、僕はまだ一度も見たことがない。


ここではいつも龍神祝詞を奏上するのだが今回はパスした。



そして神体山へ登るべく入山口のある狭井(さい)神社へ向かった。

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その途中でスラッとしたひときわ目立つ、どこかで見たことがあるような方が一人で立っていた。


その方をよくよく見ると某有名俳優さんで、一瞬目が合った。するとその方は一瞬たじろいだ。多分ばれたと思ったのだろう。その方の目はとても澄んでおり、テレビで観るよりも実物のほうが断然素晴らしかった。


プライベートのお参りのようだったので邪魔をしないように通り過ぎた。後でこの方のことを調べると、本名が【星】に非常に関わり深く、この方のおかげで【星】のキーワードを得た。


ちょっと嬉しいハプニングを経て狭井神社に到着。


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狭井神社鎮女池。

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狭井神社拝殿。

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拝殿前にてこれから登る神体山登山の安全を祈り、社務所で入山の手続きを済ませていざ出発。


神体山の中では、写真撮影禁止のため当然ながら写真はない。狭井神社からおよそ40分ほどで山頂に到着。山頂の奥には磐座(いわくら)があり、大神神社の御祭神を祀っている。



ここで『大國神甲子祝詞』を奏上し、御祭神・倭大物主櫛甕玉命(やまとのおおものぬしくしみかたまのみこと:以下大物主命(おおものぬしのみこと))に国家鎮護を祈願し二礼四拍手一礼でお参りした。


今回神体山を登ったのは、今年の夏の猛暑に雨がほとんど降らないことには大物主命が関わっていらっしゃるのではないかと感じたため、慈雨をお恵み下さるように願うためであった。また、大物主命と天照坐皇大御神の二神の間の『和』を願うためでもあった。


我が願いをお聞き届け下さったのかのように、そよ風が吹いた。


お参りを終えて振り返ると、僕の後ろには二十人ぐらいの方々が頭を垂れて一緒お参りして下さっていた。その中のお一人の方が僕を本物の神職だと思ったらしく、祝詞に聴き入ってしまいました、良いものを聴かせて頂いてありがとうございます、とお褒めのお言葉を頂戴してしまった。ちょっと照れてしまったが、お褒め頂き嬉しかった。


神体山の山頂をお参りした後は走って下山し、元伊勢の出発点である檜原(ひばら)神社へ向かった。


(つづく)