子供の万引きが止まらない | 心理カウンセラーの魔法の子育て

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心理カウンセラーから見た子育てのポイントと、ただの日記。NLPやコーチング、潜在意識など、最新の心理学理論を子育てに活用しましょう。

みなさん、こんにちは。

 

今日は「子供の万引き」をテーマに書きます。

 

全く必要のない方が大半だと思いますので、どうぞスルーしてくださいね。

 

 

お子さんの万引きに心を痛めている親御さんが、以前書いた万引きの記事に辿りついていらっしゃるようですので、

 

心理療法家として、もう少し専門的な観点も追加したいと思います。

 

以前↓こちらの記事に書きましたように、

 

 

『子供が万引きしたらどうしますか?』

http://ameblo.jp/surface2119/entry-11979438864.html

 

 

子供の出来心としての万引きは、あまりお気になさらないでください。

 

人は試してみる生き物です。

 

出来心で何かをして、失敗してそこから学びます。

 

ダメなものはダメと叱り、でも子供の性分に失望する必要もなく、

 

子供の起こしたその行動にリソース(才能・資源)を見出し、それを後見することで、経験を力に変えてあげることが親としてできる最良の選択です。

 

 

そして、念のために、友達関係に問題が無いかを注意して見てくださいね。

 

いじめられて誰かに強制されていないか。

 

あるいは、周りの友達も万引きをしていて、それに触発されていたり、

 

もしくは無意識的にですが、自分も万引きや悪さをしなければそのグループに所属できないような、集団の力学が働いていないか。

 

その辺りを注意深く探ってください。

 

 

そして、集団の力学によって起こした万引きである場合、友人関係を見直すように、本腰を入れて子供と向き合う必要があります。

 

この家族の一員として、何が価値なのかとことん話し合う必要があります。

 

 

これは大人である私達も、親として子供と向き合う覚悟を試される場面だと思います。

 

「親」という役柄も、試練を超えて勝ち取るものなのかもしれません。

 

 

【普通ではない万引き】

 

 

そして、今日お伝えしたかった「万引き」は、そういった例ではなく、もう少し特殊な例になります。

 

それは、

 

「叱っても反省させても、子供が万引きを繰り返してしまう」

 

というケースについてです。

 

 

この場合は親御さんとしても、先に書いたような対処法では上手く行かないような、

 

何か根本的に次元が違うような違和感を感じていらっしゃることと思います。

 

 

そのような止められない「万引き」は「盗癖(とうへき)」と呼ばれるものです。

 

 

厳しく叱っても本人が反省しても、ついつい癖のように万引きをしてしまう。

 

だからと言って、盗んだ商品に対して強い欲望があるようにも見えないケースもあります。

 

特に商品に執着が無いのに、いくら叱っても万引きを止められない。

 

それはどうにも出来心とは言い難い。

 

 

現在はこういったケースは先天的なものとして、発達障害が疑われることとなります。

 

その可能性はありますが、そうではなくて心理的な原因から来ているケースもあります。

 

 

その場合は、正しく原因を解消すれば盗癖が改善する可能性が残されています。

 

 

心理的な原因から来る盗癖かどうかは、以下の文章を読んで頂いて、心当たりがあるかどうかチェックしてみてください。

 

 

【本当は何を盗んでいるのか?】

 

 

止まらない万引きは、一体何が原因なのか?

 

なぜ欲しくも無いものを盗むのか?

 

 

心理学的には、その子が無意識に盗みを働くことで本当に手に入れようとしているのは「愛情」だと言われています。

 

 

盗癖とは愛を盗む病なのです。

 

 

ただ、盗んで怒られることで親の気を引こうとしているとか、そういったレベルの話ではありません。

 

 

家族や家系のエネルギーの流れに何かが起こり、その子の心に埋めがたい穴が空いていて、

 

無意識はそれを埋めたい強い衝動から、盗みという行動を選んでしまっています。

 

その穴とは何か?

 

それは人それぞれに異なります。

 

例えばシンプルに、両親からの愛情や注意が不足しているのかもしれません。

 

 

あるいは夫婦喧嘩や離婚により、その子は心理的に片方の親を喪失しているのかもしれません。

 

 

あるいは、家系の中の祖父母や会ったこともない血縁の誰かの心の傷。

 

流産や中絶。

 

そういった自分ではない家系の誰かの痛みが家族の集合的無意識を通じて、その子に現れているのかもしれません。(不思議な話ですが、そういう例が多くあります)

 

 

いずれにせよ何か埋めなければならない穴や、解かなければならないねじれあって、

 

それがその子を通じて症状として現れている可能性があります。

 

 

それを改善するにはその子自身ではなく、家族に何が起こっているのかを見る必要があるのです。

 

 

問題は子供にあるのではなく、家族というエネルギー場にあり、

 

子どもはただ、その素直さゆえに家族の問題を症状として映し出しているに過ぎないのかもしれません。

 

 

でも、だからといって「親の私が悪いんだ…。」と責めないでくださいね。

 

親であるあなたもまた、自分が生まれ育った家族という場の影響を受けています。

 

そして人は必ずその状況の中で最善を尽くしています。

 

 

心理療法で家系を紐解くと、誰が加害者で誰が被害者という考え方は当てはまらないことが良くわかります。

 

 

誰もが過酷な運命の中で最善を尽くしていたのだということが分かってきます。

 

 

以上の文章を読んでいただいて、何かピンとくる方は、一度お母さん(お父さん)自身がカウンセリングを受けてみてください。

 

 

何が起こっているのかを紐解き、誰がどのような心理療法を進めれば良いのか、

 

あるいはアドバイスと行動を変えるだけで良いのか、何かしらの糸口が見えてくることと思います。

 

 

※先に上げた原因となる出来事があると、全てのお子さんが盗癖やその他の問題を生じさせる訳ではありませんので、ご安心ください。

 

 

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