心理カウンセラーの魔法の子育て

心理カウンセラーから見た子育てのポイントと、ただの日記。NLPやコーチング、潜在意識など、最新の心理学理論を子育てに活用しましょう。


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今日から5日間の東京出張。

朝、荷造りをしていると、「ひな。今日は父の日やで」と妻が言う。

「え?そうなん?」と娘。

「うん。ちゃんと日頃の感謝を伝える日やで。何か言うとき。」


「そやで。ひな。父の日や。」と、僕も乗っかる。


「えー。うーん。うーん。」と、しばらく悩んで絞り出した言葉。



「とと…。お金ありがとう。」



お…おう…。もうちょっとなんか無かったんか?汗



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先日、小6の娘が「とと、これあげるわ。」と、小さなチョコレートをくれました。

僕がチョコレートを好きなのを知っているのですね。

で、そのチョコレートが思いのほか美味しくて、

「のん!なにこれ!! めっちゃ美味いな! 大人の味やな!」

と言うと、娘は嬉しそうな顔をして去って行きました。


そして今日、一人で書き仕事をしていると部屋に娘が入ってきて、

「とと、これ見て。」

と、小さなかばんの中からわさわさといろんな種類のチョコレートを出してきました。

「これもらったんや。あげるわ。」

「おおー。ええなー。」

僕がそう言うと、娘はまた満足そうな顔になって去って行きました。


こういう子供の姿を見ていて思うことがあります。


それは日々のカウンセリングや心理療法の現場で目の当たりにする思い。


子供達が持つ『親への愛』の強さについてです。



私たちは親として子供たちを(程度の差はあれど)愛しています。

ですが、子供達はその思い以上に親を無条件に愛しているものです。


その愛は非常に強く献身的で、時には『クレイジー・ラブ』と呼ばれるほどに犠牲的です。

そしてその愛の強さゆえに、時に子供たちは自分の人生を不幸に染め上げていくようなことをします。

今日はその仕組みを、親である皆様に知っておいていただきたいと思ってこの記事を書いています。


お子さんの20年後がカラッと幸せな人生であるために、大切なポイントが含まれていますので、少し長くなりますがお付き合いいただけたらと思います。


【悩みの根底には愛がある】


まずは私が心理療法を通じて目の当たりにしている、人間の心の深層を見ていただきたいと思います。

例えば30代の女性が、こんなお悩みでカウンセリングに来られました。


『人が怖くて、人が多い職場で仕事をしていると息苦しくて仕事が続かないんです。特に男性が怖いです。』


こういった相談に対して私たち心理療法家は、何が原因でその恐れが作られているのか、

何か過去の恐怖体験があって、その怖さが今の人間関係に投影されているのではないか? と仮説を立てて深層を探っていきます。

セラピーの手順を踏んで心を紐解いていく。すると出てきます。


お酒を飲んで母を激しく罵倒する父。

物が壊れている音。父の怒鳴り声。怯えるお母さん。

恐怖の原体験が立ち現れます。


幼少の頃から、その子はずっとその場を離れずに身を縮めて見ていたのです。

その場面を再体験してクライアントの身体は恐怖に硬直します。

そこで、しっかりと時間をかけて安全に神経に残った恐怖を処理すると、徐々に身体は落ち着きを取り戻し、呼吸が整ってきます。

長年身体に残って悪さをしてきた恐怖エネルギーが解消されたのです。

そこで聞いてみました。


「でもなぜでしょうね。お姉さんは二階に逃げてるのに、4才のあなたはなぜそこにいたのでしょう?」


そう聞くとハッとした表情に変わり、涙が溢れだし、やがて嗚咽に変わりました。

自分の中にあった深い意図に気付いたのです。


「わたしはお母さんを守りたかった…。

お母さんの痛みを私も一緒に背負いたかった…。」


それが4才の女の子の深層の意図でした。


母への愛によって、4才児に受け止められるはずのない大きな恐怖を背負うことを無意識に望んでいたのです。

それがお母さんの心を助けるのだと思っていたのです。


またこんなケースも多いものです。


20代の女性から、「どうも私は不幸になろうとしている気がする」という相談を頂きました。

幸せになろうと頑張っているのに、彼氏との結婚が近づくと喧嘩して別れてしまう。

うまくいきそうな仕事も、周りから認められそうになるとトラブルを起こして退職する流れができてしまう。

素敵だと思う友人とも、仲良くなってくると自分から避けてしまう。

私はいったいどうしてこんなに人生が上手く行かないのでしょうか?

私は本当に自分で不幸を望んでいるのでしょうか?


そのクライアントの前に、椅子を置いてこう言いました。


「その椅子にお母さんが座ってると思ってください。

そしてこう聞いてください。

『お母さん、私は幸せになっていいですか?』と。」


クライアントは目の前の母のイメージに対して恐る恐るそう聞きます。


「お母さん、私は幸せになってもいいですか?」


すると、世の母親の多くがそうであるように、お母さんはこう応えているように見えたそうです。


「もちろんよ。お母さんはあなたの幸せを願ってる。」


そう笑顔で応える母のイメージを見て、クライアントの目に涙が溢れてきます。

お母さんの表情を見て、そしてその時の自分の気持ちに触れて、自分が今まで無意識に何をして来ていたのかに気付いたのです。


「そんなに辛そうに生きてるお母さんを残して、私だけが幸せになることなんてできない…。」


「私のために我慢して尽くしてくれたお母さんを置いて、私1人幸せになんてなれないよ…。」


彼女は、幸せになりそうになると慌ててそれを壊すことで、お母さんと同じ場所に留まり続けていました。

決してお母さんを一人にしないために。

いつまでもお母さんの味方でいるために。

彼女は自分の幸せよりも、お母さんの孤独を癒やすことを選んでいた訳です。


自分の命や人生を差し出してしまうほどの強い愛。

私たち心理療法家はクライアントの人生の問題の奥に、この愛を見ます。

そしてそれが無意識ではあるにせよ、自分の選択である以上、選び直すことができます。

母から離れるような淋しさや辛さを超え、再決断して幸せを選ぶことで、人生の流れは劇的に変わります。

それが私のやっている心理療法の核心です。


ですが今日このブログでお伝えしたかったのは、このような狂おしいほどの強い愛によって、子供たちの人生がこじれないように、

子育て中の親である皆さんに『今、何ができるのか?』

ということです。


【親の私たちにも流れている力】


そしてその答えは非常にシンプルです。

つまりそれは、


親であるあなたが幸せでいること

です。


最初の例で言うと、娘がくれたチョコレートを、「美味いなぁ、これ!」と言って遠慮無く食べることです。

それによってご機嫌でいることです。


少々家事をサボろうとも、少々だらしない親であろうとも、自分に喜びを許してご機嫌で生きてください。

それがお子さんの心を自由にします。

『この人生では自分の幸せを望むことが許されているのだ』という、幸せの前提となる信念を子供たちにプレゼントすることができます。


逆に

「私が苦労して我慢してでも、この子には幸せになって欲しいんです。」


そんな振る舞いは、無意識にお子さんに罪悪感を与え、お子さん本人が幸せを選ぶことを難しくしてしまいます。


「そんなこと言われたって、私だって幸せに罪悪感があるから難しい。」

そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。

それはもしかすると、あなた自身のご両親に対するクレイジー・ラブが関係しているのかもしれません。

幸せをどの程度受け入れられるか、そのキャパシティはご両親(そして家族)への愛と所属の意識によって、家系に代々引き継がれてきています。


そして心理療法における最大の発見は、

そのように代々引き継がれてきた家系の流れであったとしても、

誰かが気づき、悲しみを解消し、意志を持って再選択することさえできれば、その流れを変えることができるということです。


あなたが何を引き継いでいようとも、代々の流れが何であろうとも、固い意志1つあれば、子供たちには違う何かを流してあげることができるのです。



最後に、ご自分の両親を想像してこう声に出して言ってみてください。

「お父さんお母さん、私は思う存分に幸せを生きます。豊かさを受け取ることを許します。」

そして、ご自分の身体を丁寧に感じてみましょう。

良い感覚になるでしょうか、もしくは淋しさやざわつくものを感じるでしょうか。

あなた自身の中に流れているものに気が付くかもしれません。



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みなさん、こんにちは。

いつもこのブログに訪れて頂いてありがとうございます。

この子育てブログも振り返ってみると2010年からやっているのですね。

その時の娘は5歳と3歳。

まあ可愛いものだったのですが、それから6年が経ち、気付けば上の娘も6年生です。

今ではファッション雑誌なんか読んでいたり、スキンケアのためのリンパマッサージをYou Tubeで学んで実践していたり、

最近のもっぱらの関心事は、朝起きた時にまぶたが二重かどうかということです(笑)

時の流れとは恐ろしいものです。


ほんの数年前までは暮らしの大切なポジションにあった近所の公園のブランコや砂場も、今は背景においやられ、もうそこに父として入っていくことはなくなりました。

ただその横を車で通り過ぎるだけです。


でも今でもその公園の砂場を見ると、そこで丸くなって熱心に砂を掘っていた小さな頃の娘達の姿を懐かしく思い返すことができます。

今日のお話はそんな時代の、娘達がまだ砂場に熱中していた時代のお話です。


ある日のこと。

公園で砂遊びする娘2人を見守っていたら、ぽつりぽつりと雨が降り出して、

そこで遊んでいた小学生たちも、小さな子供を連れたお母さん達も急ぎ足で帰って行ってしまいました。

私はあまり急ぐことはせず、身体をぽつぽつと叩く雨を感じたら娘達はどうするかな?と、興味深く見守っていたのですが、

娘達は雨など気にする様子もなく、砂場にしゃがみこんで熱心に砂山を作っています。

そこで声をかけました。


「のんー。ひなー。雨が降ってきたで。帰ろかー。」


「いや。まだ遊ぶ。」


誰もいなくなった公園で雨に濡れながら、まだ遊びたいと言う。


「そうか。でも濡れるで。」


そう言ってしばらく見守っていると、次第に雨あしは強くなり、ついにはザーザー降りになってきました。


「のん。ひな。めっちゃ降ってきたなぁ。この雨はしばらく止みそうにないわ。」


「うん。」砂山から目を離さない。


「おっけー。のん。ひな。自分で決め。

このまま雨に濡れてると服はびしゃびしゃになって身体が冷えて寒くなるなぁ。

もしかしたら風邪引くかもしれへん。

ほんで、服もびしゃびしゃやし泥んこになるから、家に帰ったらちゃーちゃん(お母さん)に怒られるで。

でも、それでもええんやったら遊んだらええぞ。

良い子になって家に帰って誰にも怒られずに温かい部屋で遊ぶのもいい気分やと思うで。

どっちも悪くない。

自分で選んだらええ。その結果どうなるかも自分で受け取るんや。

のん。ひな。今をどう使いたい?

どっちにしても、ととは一緒にいたげる。」


2人の娘は手を止めてしばらく考えた後に言った。


「のん。まだ遊ぶ。」

「ひなもまだ遊ぶ。」


「よし。じゃあ、気が済むまで遊び。帰りたくなったら言うんやで。」


雨に濡れた砂は手応えがあるのか、スコップで掘るのも楽しいようだ。

熱心に遊ぶ娘達を雨が濡らしていく。

そうやって娘達が皮膚感覚で雨を体験していくことが親としての喜びでもあった。

十分遊んで納得した娘達は「帰る」と言うので、3人で手をつないで雨に濡れながら家までの道のりを歩いた。


「めっちゃ怒られるで~。のん。一番に玄関入ってな。とと後ろに隠れとくわ。」


「なんでよー。ととが先やで」とか、わちゃわちゃ言いながら(笑)


そして、玄関前で、


「さあ、誰がドア開ける?」


皆で顔を見合わせる。


「のん開けーな。」


「なんでよ! ひなが開けーよ。」


「とと開けてよー。」


とか、ドキドキを楽しみながら(笑)


そして案の定、部屋に入ると「びしゃびしゃやん!」と3人で怒られつつ、ずぶ濡れの服を脱いで温かい風呂に一緒に入ったのでした。


雨に濡れたら風邪をひくというのも、濡れた服が冷たく身体に張り付いて体温を奪うということも、皮膚感覚で体験するまでは単なる「うわさ」に過ぎず。

うわさの上に積み上げた人生は脆い。


そして日常にはそれほどはっきりとした「良い」も「悪い」もなく。

悪いことは意外に甘味な遊びとなり、良いことは気を抜くと倦怠が忍び寄り、生命を鈍くする。


そして皆が行く「王道」の外側を歩くことはとても勇気がいる。

ついつい考えも無しに皆と同じ道を進みがちだ。

でも今の時代、その王道の道こそが茨の道になりつつあるのかもしれない。


王道の人生が過当競争で疲弊している。でもそこから下りるのは怖い。

外側を歩く身体的経験が少ないと不安になるのだ。


もしも、その王道の人生と同じくらいに外側の人生でもくつろいでいられたなら、人生はとても自由で楽しい。

そう思う。


誰もいなくなった雨道を親子3人で手をつないで歩いた。

王道の外側もこの子たちのホームとした。



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先週一週間は東京滞在していました。


前半はカウンセリングの仕事。

後半は家族と合流してのディズニーランド&ディズニー・シー。


男41歳が家族と共に行くディズニーワールドは果たして本当に夢の国だろうか?と思っていたのだけど、

やっぱり想像の通り、

そこは修行の国でした…(笑)


なかなか過酷な世界ですね。

オープンと共にファストパスを取るために競歩(笑)で争奪戦に参加したり、炎天下の元をひたすら並んで待ったり、

で、一発目にわけも分からずスペース・マウンテンというものに乗ってみたら阿鼻叫喚(笑)


外に出たら、あれ?…。

おれ…。真っすぐ歩いてるつもりが右斜めに進んでない…?って言うか、浮いてる?

とまあ完全に三半規管をやられました(笑)


そこで、一旦落ち着こうと。

コーヒーでも飲んでほっこりして落ち着きを取り戻そうと、コーヒーを買いに行くと、

やっぱりここも並ぶのか…。

みたいな。


子供達の表情も午後くらいから目が死んできている(笑)


でも「もう帰ろうか?」と言っても


「いや。もっと遊ぶ!(`・ω・´)シャキーン」と返ってくる。

まあ、そらそうですね。

なんてったってここはディズニーランドなのだから。


でも身体はしんどいのでしょう。若干怒ってるし(笑)


「大丈夫か? 疲れたやろ? もう帰ろうか。」


「いや! 大丈夫! 他のも乗る!(`・ω・´)シャキーン」


というやり取りを夜まで繰り返して、結局は最後までディズニーワールドを満喫してきました。



そして、ホテルへ向かう帰りのバスの様子がこれ↓





疲れすぎやろ!どんな寝方だ!


でも、そんなに無理するほど楽しかったんなら良かったとする。


お父さんの忍耐力も格段に上がった気がするし…(笑)

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ゴールデンウィークは田舎に帰ってました。

大荒れを予測した天気予報も良い形で外れ、

外は快晴!



コイも泳ぐ!


そして、すっかりワルガキになった姪っ子を連れて、近所を探索。




カモに餌をやったり




ブランコでクツ飛ばしをやって、大人1人ぶっちぎりで勝ったり…。



うん。

手加減とかしない(笑)


でもこの歳になってくるとお父さん、本当はクツ飛ばしよりも、公園裏の空き地の石碑に刻まれた歴史の方に興味がある。



ただ文字が難解過ぎて読めない…。


お! アマガエル発見!





もちろん捕まえる。




そんな感じで典型的な田舎的GWを堪能していた訳ですが、

久しぶりに日に当たるとぐったりと疲れますね。

昼寝をしようと家で横になっていると、


「とと。山行こう(・∀・) ねー。山行こうよー(・∀・)」ってお前らの体力、無尽蔵か。


「いや。ちょっと昼寝するわ。とと疲れたわ。」


「えー。何分? 何分寝たら山行く?」


「うーん。何分言われてもな…。」


で、結局15分くらい昼寝した後(笑)山に連れて行って楽しんできました。


高いダムの上を足がすくむような危険を感じながら一人ずつ歩かせて肝試しをしたり、


大きな溝をジャンプで飛び越えられるかチャレンジしたり、


バランスを崩すと川にドボン!と落ちそうな不安定な石の上を一歩一歩足場を確認しながら超えて行くチャレンジしたり、


暗いトンネルみたいになっている溝を一人で潜ってこれるかチャレンジしたり、


子供は危険にさらされると本当にキラキラと命を輝かせますね。

そしてみるみるワイルドになっていく。


大人しかった上の姪っ子も、ぐぉーーと大きな石を持ち上げて「ドボーーーン!」とか言いながら川に投げ込む。(良いのか!?)


そうやって、危険のそばをガイドしながら私の中に沸き起こって来るのは、父親としての正解感。


父親の役割とはつまり、お母さんにバレたら怒られるような危険のそばをガイドすることなんだな(笑)と思った。


安全を配慮して作られた遊び場ではなくて、ガチンコの自然と対峙する。


そこで感じるゾクゾクするような危険を通じて生命を輝かせ、その子の中で使い道のないままに眠らされていた野生を呼び覚ます。


漢字ドリルとか公園の遊具とかDSのゲームとか、そんな如何にも子供向けに与えられた、安全に毒抜きされたテリトリーの外側に連れて行ってあげる。


人生はそんなしょうもないもんじゃないぞ。って。


命をとられるような真剣勝負で、自分の人生とガチンコの勝負をするんだぞって。


身を守るために、しっかりその身体と頭をマスターするんだぞ!って。


私の中の男性性も自然に触れることで活性化して父となる。


いいですね。自然は。


父→ ←子


ではなく


父→ 自
子→ 然


という関係性がとても清々しい。

そして大人も子供もたまにはこうやって自然と戯れて、ちゃんと自分が動物であることを思い出す必要があるんですね。

とてもリフレッシュした休日でした。



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都道府県の勉強をしていた小3の娘が、僕の顔を見て言う。


「ととー。大阪県やと思う? 大阪府やと思う?」


「ん? いや。そら大阪府やろ?」


「あ~。知ってたかー(*´∀`)」


って…。


お父さん甘く見られたもんやな!
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みなさん、こんにちは。

前回の記事では、気づかないうちに受けたトラウマが子供の人生を破壊していることが意外に多い、というお話しでした。

そして、そういったトラウマ体験を生み出さないために、親であるみなさんに意識して欲しいことをお伝えしました。

前回の記事 >『子供のトラウマが人生を破壊する』


今回はその続きとして、実際に事故やトラブルなどを受けてしまった際に、トラウマ化させないための対処法を学んで頂きたいと思います。


本当は母子手帳にでも書いていて欲しい内容なのですが、

トラウマ解消法というのは、医療の世界でも長年有効な手立てが見つからないままで、

今でも病院では薬を処方することしかなされていません。(ですが薬ではトラウマは解消しません)


心理療法の世界でもトラウマの解消方法は長らく謎だったわけです。

それが最近になって、アメリカのピーター・リヴァイン博士の天才的な仕事によって理論と実践が確立されるに至りました。

ここで書く方法も、氏の提供している理論に基づいています。

さて、では実際にどのような場面でトラウマに注意しなければならないのか、そこから進めていきましょう。

注意して欲しいのは以下のような場面です。



【トラウマ化の危険が潜む4つの場面】


1)怒られる体験

両親や先生からの恫喝するように叱られたり、母親のヒステリーなどは、小さい子供にとっては圧倒されるような恐怖であり、トラウマの原因となります。


2)激しい夫婦喧嘩やDVの現場

カウンセリングで一番多いのがこれです。

自分が叱られるのではなく、両親が戦っているのを見ることでトラウマ化するのです。

子供はお父さんとお母さんに強い愛着と忠誠心があります。

ですので、夫婦喧嘩に対して心理的に「怖い!逃げよう!」とはならずに、怒られてるお母さんを守らなければ!と小さい身体で思います。

その結果、時には当人である母親以上のダメージを請け負ってしまいます。

ですが、自分が怒られたわけでも暴力を振るわれたわけでもないので、トラウマ化していることに非常に気づきにくいのです。


3)いじめや暴力

最近は「いじめ後遺症」などと呼ばれていますが、これはトラウマのことを言っています。

家庭環境が良いと(つまりサポートしてくれる親がいると)比較的簡単に解消します。


4)事故や怪我とその時の親の反応

交通事故や、大きな怪我をした時などはトラウマ化することがあります。

その際に事故そのものよりも、

それを見てうろたえている親の反応を見て怖くなってトラウマになるということが意外に多いものです。


以上です。

子供がこのような場面に遭遇したら、親であるみなさんは、少し注意してその子を見てください。

子供は何もなかったこととしてやり過ごそうとする場合もあります。

でも、そこで立ち止まって「怖さ」を身体に残さないように、怖さを感じる必要があることを伝えましょう。

そして、トラウマ解消の手順は以下のようになります。



【トラウマ解消のステップ】


1)その場面に身を置いたつもりになって、身体の反応に意識を向けてもらいましょう

恐怖に身体がこわばったり胸がざわつく感じがするのですが、その感覚から注意をそらさずにしばらく感じているように促します。

例えば「大丈夫だよ。大丈夫だよ。」と、ことさらに強調することは、恐怖の拒絶することにつながり、感じることを邪魔します。

そうではなく、「大丈夫だから、ゆっくり感じてごらん。私も一緒に受け止めてあげるから」と、


2)軽くハグをしたり、肩を支えてあげましょう

子供にとって圧倒されるような恐怖は、一人では感じきれずに身体が固まってしまいます。

そこで親である私達が身体的にサポートしてあげることが大切です。

大きな恐怖は安心の中でしか感じられないと思っていてください。

そしてそのサポートの際に、親である私達が安心してリラックスしていることが非常に大切です。

親が恐怖や不安を感じていると、それが子供に伝染します。

最も安心している人が、サポート役をしてください。


3)感じていると自然に身体が恐怖を発散していくことを伝えましょう

ハグしてサポートしながらゆっくりと恐怖を感じてもらいながら、恐怖が自然に発散されていくプロセスを信頼していてください。

その際に伝えてあげると役に立つのは次のようなことです。

「もう今は安全だからね。大丈夫だからゆっくりと感じて良いよ。」

「そうやって感じていると、身体は自然に怖さを身体から追い出していくからね。」

「もうそれ(怖い体験)は終わったことだからね。今はもう大丈夫だから、ゆっくり怖さを味わって。そうしてると怖さが終わっていくからね。」


そうやって2~5分ほど、恐怖に集中してもらうと、自然に恐怖は身体から抜けていきます。


【簡単に言うと?】


簡単に言うとこんな感じになります。


「お? どうした? 怖かったな。 こっちおいで!」ギューっとハグして。

「そうか怖かったなぁ。お父さんが守ったるから、怖いの感じてみ? 身体のどこが怖いっていってる? そうそう。そうやって感じるんや。 ととも一緒に感じたげるからな。 うん。そうそう。そうやって感じてたら身体から怖いの抜けていくからな。

大丈夫やからな。ゆっくり感じ。そうそう。」そう言ってしばらく守ってあげながら怖さを感じるサポートをしてあげるわけです。


【どうしても難しい場合】


どうしても上手く行かない場合。

明らかにトラウマ的な怯え方をしているのに、解消が進まない場合は、プロにご相談ください。

カウンセリングの現場でトラウマ処理をしていると、プロセスが複雑になっているケースに行き当たることが多いです。

例えば恐怖を感じること自体が禁止されていたりする場合です。

怖さを感じるよりも、暴力を振るわれているお母さんを助けなければ!という思いのほうが強くて、恐怖の感情が消えてしまうケースもあります。

そういった際は、その時々で対処する方法が変わりますので、プロのセラピストにご相談ください。




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みなさん、こんにちは。

今日はお子さんの人生を壊してしまわないために『トラウマ』についてお話ししたいと思います。


トラウマ…? 


それってうちの子にも関係あるの?


と思われたかもしれません。


ですが、カウンセリングでクライアントさんの相談に乗っていると、幼少期のトラウマがどれほどその人の人生を破壊していくか、

それはもう嫌というほど目の当たりにするのです。


ですので、どうしても子育て中の皆さんに知っておいて欲しいのです。


例えばこんな例があります。

その子は学校の成績は良いのに、大学受験というここ一番の勝負時になって緊張で頭が真っ白になり、何も考えられなくなって、

受験を2度も失敗して浪人をしていました。


なぜ自分は本番になるとこんなに緊張するのか。


メンタルが弱いのか。


そう悩んでセラピーを受けに来られたのです。


その子の緊張反応の原因がどこにあるのかを見ていくと、身の縮むような恐怖感とともに、子供の頃のトラウマ体験が出てきました。


それは、小学校の頃に参加していた少年野球で、コーチに怒鳴られたり叩かれそうになった体験でした。


そんなことで?


と思われたかもしれません。

でも当時、まだ小さい身体をしていた小学生のその子にとって、大きな体格をしたコーチの怒鳴り声は、受け止めきれないほど大きな恐怖感として身体に保存されたのです。


その恐怖反応がここ一番の勝負時に身体に現れて、頭が真っ白になり実力が発揮できなくなっていたわけです。


心理療法でその恐怖感を抜き取る(トラウマ処理する)ことで、

その子は受験の時にも頭が真っ白になることが無くなり、落ち着いて試験に取り組むことができるようになり、

無事、志望校に合格することができました。


この子の場合は、まだ大学受験のこの時期に気付くことができたので良かったのですが、

もし、このままトラウマ処理ができないままに人生が進んで行ったらどうなっていたのか。

それを思うと怖いものがあります。


受験の度に頭が真っ白になって実力が発揮できなかったでしょうし、

就職した後も、大事な場面で頭の中が真っ白になり、本来の実力を発揮できない人生になっていたことでしょう。


そして、普通はその理由がトラウマだとは誰も気付きません。


本人は「俺はなんて心が弱いんだ!!」と自分を責めるでしょう。

周りは「お前は実力はあるのに本番に弱いのが残念だ…。」と失望するでしょう。


そしてそれでも本人ではどうしようもないので、悔しいながらもやがてはそれを受け入れ、

自分はそこまでなんだと、本領を発揮できない人生を生きることになります。


でも、そんな人生になってしまった理由が、


少年野球のコーチの罵声です。


ご両親もきっとこの子を強い子にしたいと願いを込めて少年野球に参加させて、サポートしてきたのでしょう。

それがこんなにも脆く崩れてしまうのです。

そう思うと怖いですね。


特に幼い子供はとても些細なことでトラウマ化しやすいものです。

ですので、このブログを読んでくださっている親御さんには、トラウマについてしっかり理解しておいてもらいたいのですね。


・トラウマとは何か? 

というある程度の知識と、

・トラウマを作らないために親が心がけること

・トラウマを残さないための解消法

の3つを学んでいただき、お子さんの未来を守っていただきたいのです。



【トラウマとは何か?】


まずは1つ目。トラウマとは何か?というお話しです。

トラウマとは簡単に言うと、その時に処理できなかったショックや恐怖感が、そのまま体に残っている状態だと思ってください。(専門的にはいろいろ言い方がありますが、ここでは簡略化してお伝えします)

感情というものは身体に発生するエネルギーで、それは本来、感じると解消されていくものです。

悲しみにしろ恐怖にしろ、それを味わって泣いたり怖がったり震えたりすることで感情エネルギーは体から抜けていくのです。


でも、身体がまだ小さい子供は、大きすぎる恐怖を体験すると、

自分には手に負えずに身体をフリーズさせてしまい、感情を感じられないままに残してしまいます。


先の例で言うと、少年野球のコーチの怒鳴り声も、もし高校生だったら自分の身体の神経で十分に受け止め解消することができたでしょう。

でも、身体の小さな小学生の神経には手に負えない怖さだったため、

未解消のままトラウマ化したわけです。


そしてその恐怖が体に残っていると、小さな刺激でその恐怖反応(震え・パニック・発汗など)が発動するようになります。


その結果、以下のような症状が出るリスクが高まります。


・トラウマ体験を境に急に性格が変わったようにネガティブになったり、怖がりになる。

・眠れなくなったり周りの音に敏感になったり、ストレスに弱くなる。

・大人になった後も、試験やプレゼンなどで緊張が強く、頭が真っ白になって実力を発揮できない。

・会社で上司に怒られただけでも大きなダメージを受けて、会社に行けなくなったり、うつになる。

・対人恐怖や不登校、無気力や引きこもりになる。

などなど。

どれも人生に大きく損なうものばかりですね。


お子さんのために習い事をさせて教育を与えることも大切ですが、それと同じ程度、もしくはそれ以上に、こういったトラウマを残さないことを意識していただければと思います。


たくさんの人の人生を見て思いますが、長期的に成功して幸せな人生を生きている人というのは、

その人に能力があるかどうかや、頭が良し悪し以上に、

その能力をどのような状況下でも『安定して発揮することができる情緒』を備えているかどうかにかかっています。


能力よりも、いつでもそれを引き出せる心の安定の方が長期的には力になるのです。


だから、それを経験的に知っている企業は圧迫面接でプレッシャーを与え、その状況下でその人の脳がちゃんと働くかどうかをチェックしているわけですね。

能力があるかだけではなく、過酷な状況下でも能力を『発揮できるか』を見ているわけです。


親である私達も、子供に能力を与えるための教育と同じように、それをいつでも発揮できる安定した情緒を育ててあげることが大事です。

それは、「小さなトラウマも残さない」という努力によって可能です。

そこで次のワードが出てきます。


【子供にトラウマを残さないために心がけること】


では、お子さんにトラウマを残さないために、親である私たちはどのようなことを心がけておくべきでしょうか。

そのためには、まず基本は、


・あまりに怖い体験はさせない


ということですね。

例えば、子供に怒ることも大切ですが、その子がパニックになったり震えだしたりするような怒り方は行き過ぎです。

その子の神経が限界を表しています。

ガツンと雷を落として気合を注入したいときは、子供への怒りや攻撃ではなく、喝!を入れる気持ちで愛情を持ってガツンとやってください。

そうすれば、それはトラウマを残しません。

そして、次の2点です。

これが意外に大事なのですが、


・感情を感じることを禁止しない


・怒るときは追い詰めすぎずに逃げ道を与える


ということです。

大きな事故や暴力によって子供がトラウマになるのは分かりやすいのですが、

実はもっと些細な事で子供はトラウマ化しています。

それは、「恐怖を禁止することによって」なされます。

逆に言うと子供をトラウマ化しようと思うと、次のようにすれば簡単です。


・延々と何時間も叱り続ける(逃げ道を与えない)

・泣いたり怖がったりしたら「泣くな!」と感情を禁止する。


そうすると禁止されて行き場を無くした恐怖や悲しみのエネルギーは身体に蓄積されていきます。


それは何かのタイミングで発動するので、その子の情緒の安定感という、最大のリソースを奪うことになります。


怒るのは良いのですが、逃げ道を与えて、泣いたり怖がったりする時間をじっくりと与えてあげてください。


覚えておいてください。


「泣くな!男だろ!」「ビクビクするな!」「しっかりしろ!」


というようなメッセージは、逆に子供を怖がりの弱い子に育ててしまいます。


どんな状況でも情緒が安定して能力が発揮できる子というのは、

恐怖や悲しみという感情を受け入れることによって、その都度ネガティブエネルギーを放出することができる能力を身に着けているのです。


では、トラウマはどのように解消できるのでしょうか?

それについては次回に深めるとして、今日は一旦これまでの学びを整理しておきましょう。


【今日のまとめ】


・本人も気づかないところでトラウマの影響を受けて人生を壊されてる人が意外に多い。

・人の幸せや成功に影響をおよぼすのは、「能力」よりもそれをどんな状況下でも「発揮できる安定した情緒」である。

・トラウマとは解消できなかった感情の残留エネルギーである。

・トラウマ化しないためは

1)子供に大きすぎる恐怖を与えないこと。

2)恐怖や悲しみなどの感情を感じることを禁止しないこと。

3)叱る時も逃げ道を与えて、決して追い詰め過ぎないこと。

・「泣くな!」「ビクビクするな!」「しっかりしろ!」というメッセージは子供を怖がりに育ててしまう。



以上です。


次回は、トラウマをどのように解消するのか。

我が子が事故や怖い目に会った時にどのように対処すれば良いのか、その方法をお伝えしたいと思います。

ご期待ください。


*******

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小3の娘が、宿題のプリント出してきて「これ教えて」と言う。

磁石をS極とN極の真ん中で割ったらどうなるか?

という問題。

「割ったら、どっちともにS極とN極ができるんやで。」と教えても、

「え? なんで? おかしいやん? N極やとS極に分かれたんやで?」と納得しない。


なんで?と言われてもなぁ。

そう言われると確かに説明できない…。


とりあえず何か良い例えは無いかと苦し紛れに「あんな、世の中にも光と陰があるやろ。光と陰を分けても…。」


「え? なんで? 光と陰は分けたら、光は光やん。陰は影やん?」


「お、おう…。そやな…(ー_ー;)」←父論破される…(笑)


「絶対。おかしいわ。」


「いや。ひな。ひなが住んでるこの地球もな、S極とN極があってな…。」


「うそっ!ひならーって地球にすんでるん!?(゜o゜;」って、

そこ!?


「うん…。地球やで、ひなはどこに住んでると思ってたん?」


「ひな…まちに住んでると思ってた…(゜o゜;」って、

まあ、そうなんだけど…。


何も知らないってかわいいな(笑)


で、結局どう説明したかと言うと、


「それが宇宙のことわりじゃ…。」


って仙人ぽく言って押し切りました(笑)
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みなさん、こんにちは。

今年もよろしくお願いします。

前回の記事でも書きましたが、年末年始は田舎に帰って親戚回りなどしておりました。

するとテーブルの上にこんなものが、



小学生の姪っ子達が『りぼん』や『なかよし』を買っているのだとか。


懐かしいですねー。

って、私は男子なので『少年ジャンプ』でしたが、誰もが通る道なんだなぁと感慨深く思いつつ、

内容をパラパラと見てると、女の子が読む漫画って恋愛物ばかりなんですね。


それを小2の子が読んでるのですから、女の子って早熟ですね。

で、今の女の子の願望って、ちょっと意地悪っぽいイケメンに無理やり迫られて翻弄されたりしながらも、


「でも、もしかして私…あいつのことが好きかも…。なんであんなイヤな奴のことを…。」


とかってなることなんですかね?(笑)


こういう風潮って昔もありましたっけ? 


『壁ドン』に象徴されるようなS的なイケメンと翻弄される女子。

最近特に若い女の子をターゲットにした物語にこの手の関係性が多いですよね。


これは女性が社会的に強くなってきたことの反動だろうか…!?とか、勝手に考察を広げながら興味深く読んでいました。


あ…、


完全に脱線しました…(笑)


今回はそういう話しではなくてですね。

漫画が子供に与える影響についてお伝えしたかったのです。


私は長い間『うつ』を専門にカウンセリングをしてきたのですが、

ある時、うつのクライアントさんにちょっとした共通点があることに気づきました。

全員が…という訳ではないのですが、うつになっているクライアントさんに、子供の頃に漫画を読んだことが無い方が多いのです。


最近ではカウンセリングをしていて、クライアントさんの物事の捉え方のパターンを聞いていると、もしや!?と思い、

「子供の頃、漫画は読んでましたか?」と聞くことがあります。

そうすると「いや。漫画は親から禁止されてて。ほとんど読んでないです…。」と返ってきて、あぁ、やっぱり…となります。


まあ、もちろん漫画を読まないとうつになる訳ではないので、ご心配なさらないでくださいね。


ではなぜ、漫画を読んだことが無い人にうつの傾向があるのか?


1つは、漫画を禁止されているということは、親からの「あれはダメ!こっちにしなさい!」という強制力が強かったということですね。

その親の禁止や「~すべき」が子供の心に内面化されて、いつまでも無意識に縛ることになります。


ですので、どうしてもうつの原因になりやすい「すべき思考」の強い性格になります。

それは当然ですね。


ですが、もう1つ大きな理由があります。

それは、

漫画にはストレスに強い子に育てる力があるということです。


それはなぜかというと、例えばこんなカットです。



「し・に・た・い」とありますね。





ショックを受ける場面でキャラが小さくなって可愛くデフォルメされています。

ちびまる子ちゃんでもよくありましたね。




こういう漫画の感情表現の文法ってあるんですね。

で、そういった漫画的文法に親しんでいると何が起こるかというと、


自分が実際にショックを受けた際に、この漫画のカットのように戯画化されて体験するようになるのです。

そうすると、ショックをシリアスに受け止めすぎずに、コミカルに中和して受け取ることができるわけです。

受けるストレスを半減させることができるのです。


意識では気づきにくいのですが、人間は実際の現実を見て反応しているのではなく、それを元に作った内的イメージに反応しています。


その内的イメージを、ある心理学の世界では『内部表現』と言います。

例えば上司に怒られる場面で本当にシリアスな純文学のような内部表現を作り出す人と、

先の漫画のように小さくシュンとなる自分を描く人では、同じ場面でも神経にかかるストレスの度合いが大きく異なります。


最近では漫画的なリアクションをするテレビドラマ(石原さとみが出てそうな)などもありますが、

ああいった漫画的文法を多感な時期にインプットしておくことは、その子の内部表現をコメディ化しストレス耐性を高めてくれる働きがあります。


世の中には同じ世界を生きていながらにして、それを純文学的なシリアスなものに演出して体験している人と、ユーモアと優しさのある漫画的世界に演出して体験している人がいるのです。


そう言われてみると、なんとなく周りの人を見てもわかりませんか?


この人は漫画的に編集された世界を生きているな…。とか。


この人はシリアスで純文学的な闇がある世界にいるなぁ…とか。


それは実際に生きている現実ではなく、その人の内部表現の演出の違いなのです。


漫画は優しくコミカルでストレスの少ない内部表現を育むための、優れた素材を無意識に刷り込んでくれます。

それはお子さんにとって、生きる力となりますので、

漫画を読むことをあまり禁止しないようにしてくださいね。



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