トルストイの予言/戦争と平和
有名なトルストイの著書『戦争と平和』
の中にこんなことが書かれています。
「不幸は不足から生じるのではなく、
有り余るところから生じる」
核開発でも「核兵器がない(足りない)
から不幸になるのではなく、核兵器が
有り余るから不幸になる・・・」と置き
換えて考えられます。
昨今の経済先進国ではまさにこうした
「有り余ることに始まる不幸」が起きて
いる・・・とも言えます。
欲をかいて「もっと!・・・もっと!・・・
もっと!・・・」と言っているうちに
どんどん飢餓感だけが増していき、
本当はとっくに物質的には満たされ
ているはずなのに満たされていない
と勘違いしておかしなことになって
しまう・・・。
必要以上のお金を求め、生活をする
のに十分なお金/稼ぎがあるにも
かかわらずさらなる収入を求めて
自分の時間を犠牲にして生きる・・・。
将来自由になるために今お金を稼ぐ!
と言いながら、いつしかお金を稼ぐこと
が目的となって手段と目的がごっちゃ
になったことに気づかない・・・。
たくさんの服・カバン・靴・アクセサリー
・・・を買い漁り、結局一度も使うことなく
タンスにしまいっぱなしで、モノだけが
家の中に増えていく・・・。
こうしたことは、価値基準が経済・見栄
というモノサシでしか測られなくなると
起きてくる現象だと思います。
また、自分に中に「足るを知るという
美学」が欠如しているのかもしれま
せん。
足るを知る・・・その美学を忘れ
てはいけないし、身に付けることが
大事な概念だと思います。
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