かつてガリレオは、高いところから重さの
違う物体を落としても地面に落ちるのは
同じだという説を唱えました。
→「重力による物体の落下速度は、
その物体の質量の大きさに依らない」
ところが、当時の学者たちはアリストテレ
スの教義（＝重いものは軽いものより
早く落ちる）に反するといって取り合わ
ず、ガリレオを信じようとしませんでした。
そこでガリレオは彼らの前で実験をして
自分が正しいことを証明しました。
実際にピサの斜塔から大小２つの鉛玉
を同時に落として「両方の玉が同時に
地面に落下した」ことを確認し、
自説の正しさを証明したわけです。
常識で言えば、どんなに反対していた
人もここで認めざるを得ないハズなので
すが、当時の頑固な学者たちはそれでも
ガリレオの説を認めず、時代遅れになっ
たアリストテレスの説にしがみつきました。
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なんとも哀れな話です。
学者であるほど固定概念に囚われる
ことなく変化に応じて柔軟に対処する
姿勢が大事だと思います。
まあ、学者であってもなくても世の中に
はなかなかそうした柔軟性・対応力に
欠けた人が多くいるもの・・・です。
たとえ多くの人が客観的におかしい！
と言っても、自説を曲げようとせず、
それが間違っているとみんなが言って
もすがりつき、自身の変化を拒み続け
る人です。
停滞から抜け出せず、成長・進歩を
拒否して自分の殻に閉じこもるような
タイプの人です。
歳を取ると頑固になると言われます
が、そんな歳の重ね方はしたくない
ものですね。
今日で私は５３歳となりましたが、
頑固者と言われないように気をつけ
たいと思います・・・。
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