東京都庁の縦割り組織の弊害が何かと
話題に上っています。
縦割りであっても横との連携がうまく
取れていれば良いのですが、縦割りに
するとなかなかそれは難しいですね。
ビジネスの世界だけでなくても現代社会
における人間関係のほとんどは、年齢・
性別・立場などの要素によって上下に
区分けされた「縦軸の人間関係」で
成り立っています。
その最たる例が「体育会系」と呼ばれる
関係です。
そこまで強烈でなくても、多くの人は他人
を自分より上か下か?と判別して言葉や
態度を使い分けたりします。
サラリーマンとして会社勤務をしていると、
この呪縛から逃れることはまずもって
できません。
会社では、上司と部下という上下関係が
れっきとして存在しているからです。
こういった「縦軸の人間関係」は依存関
係を誘発し、自由を制限し束縛をもたら
します。
そして、上位者には優越感を与え下位者
には劣等感をもたらす場合があります。
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人によってはこう感じる人もいます。
○○さんがいないと、幸せを感じることが
できない・・・
△△さんがいるせいで、幸せを感じること
ができない・・・
どちらも「他人依存症」の傾向があると
思います。
偏った視点を持たずに、上下の区別を越え
たところで人間関係を構築することも社会
の中では大切なことです。
職位(肩書)・年齢・性別・学歴などの違い
は一切関係なく、互いに一人の人間として
認識して尊重しあうことが大切です。
言わば「タテヨコナナメ縦横無尽の人間
関係」を作ることが大事だと思います。
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