頭で理解できなくても心で理解して先へ進もう!
「理解できないからそれはやりません」
・・・といった発想は、ある意味では正解
なのですがある意味では不正解です。
倫理・道徳・法律的な意味で「理解できな
い=納得できない」ということであれば、
確かにそうしたことを行うのはNGで、
拒むことが正しいです。
サラリーマンが、自分の良心に愧(は)じる
ような非合法なことを上司から命じられた
とすれば、そのときは指示に従う必要は
ないと言えます。
ただし、成果・効果がわからないようなこと
を上司から指示を受けた場合、それを理解
・納得できないからと言って拒むのはうまく
ありません。
上司の視点では有効であることが見えて
いて、部下である自分のレベルではそれが
見えていない、わかっていないだけのこと
かもしれないからです。
自分よりも仕事に秀でいている上司に従っ
て、素直に言われたとおりやってみることが
大切です。
理解できないと先へ進めない/進みたくな
い・・・といったマインドは、義務教育の過程
で自然と植えつけられてしまう弊害の一つ
かもしれません。
サラリーマンの中で、優秀な実力を身につけ
て出世していく人というのは、ほぼ間違いな
く「素直な人」で、何が素直かというと
「上司の指示で頭では理解できないことが
あっても心で理解して先へ進もうとする」
ことができる、ということです。
心で理解するということは「よくわからない
けどこの人(=上司)が言うのなら間違い
ないだろうから、信じてついていこう、やっ
てみよう・・・」と解釈することです。
頭で理解できなくても心で理解する姿勢
は企業に勤める者にとって大事なことで
すし、またリーダーはそう思ってもらえる
ような上司になることが大切ですね。