金(きん)を買うべきか否か?
金(きん)を買う人は、別に本当に金(きん)
が欲しくて買うわけではありません。
よくあるのは「リスクヘッジ/分散投資」
として、あるいは運用先の一つとして他の
資産(現金・株・不動産・債券など)よりも
有利だから・・・ということです。
金(きん)は、財資産でも財負債でもなく
「財宝」です。
参考;過去ブログ(財資産、財負債、財宝)
↓ ↓ ↓ ↓
http://ameblo.jp/superameba/entry-11913686586.html
つまり、保有していても特段お金が入ってくる
(=財資産)わけでもなく、反対にお金が出て
いく(=財負債)わけでもなく、お金面に関して
は何も変化を起こさないシロモノ(=財宝)だ
という意味です。
そんな金(きん)が力を発揮するのは、
相場の値上がりによって売却したときに
得られる「値上がり差益」が生じるときです。
ところが、相場が逆に動いて値下がりして
しまうと反対に「損失」が発生しますから、
要注意です。
いずれにしても「金(きん)」にお金を投じる
のは投資というよりも「投機」です。
また、金価格は基本的にはドル建てです。
つまり、金を保有するということはドル建ての
海外財産を保有することを意味しています。
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「金(きん)」を保有しているだけでは何も税金
はかかりませんが、株や不動産などと同じよ
うに売却したときには税金がかかってきます。
1.保有期間5年以内(短期)の場合
売却益-50万円 に課税されます
2.保有期間5年超(長期)の場合
(売却益―50万) ÷2 に課税されます
つまり、保有期間が5年以内と5年超とで
課税額が2倍違ってくるということです。
まあ、課税されるということ自体が儲かって
いること(売却益が生じていること)の裏返し
なので損はしていないのですが、利回り採算
などで考えるなら、この「5年」という単位に
留意することは大切ですね。
また、来年は消費税が10%に上がる予定
ですから、今の8%との差(=2%)を考慮し
ておくことも大切です。
カンタンに言うと、消費税8%のときに購入し
た価格とまったく同じ価格で消費税10%の
ときに売却したら、2%分はトクをする(儲か
る)ということです (←手数料は計算して
いませんが)。
金投機では、この消費税分がまるまる売り
時に得られる仕組みになっているところが、
何とも面白いところです。
前回、消費税が5%から8%になったときも
この3%分+値上がり益を手にした人は多く
いたと思いますし、その前のとき(消費税3%
→5%)のときもそういうテクニックを駆使した
人はそれなりにいたと思います。
要は、知っているか知らないか?の話です
が、そういう観点で「金(きん)投機」を狙って
いる人は少なからずいる・・・ということです。
私は「金投機」は行なっていませんが、
興味のある人は自己責任の原則のもと、
詳しくお調べになってみるのも良いかも
しれませんね。