スタートで道を逸れるとゴールまで行けないかも?
夫が65歳で定年退職を向かえてから、突如離婚
をする家庭が年々増加してきているそうです。
いろいろな原因はあるのでしょうが、一言でいえ
ば「妻が夫に三下り半を突きつけた」ということ
です。
定年離婚のほとんどは妻のほうからの申し入れ
で、夫からすれば 「寝耳に水」かもしれません。
好きで結ばれたハズの2人なのに、長い年月
は人の心を変えてしまうのかもしれません。
誰かを好きになって一生一緒にいたいと思って
の結婚ではなく、単純に「結婚したいから・・・」
で相手を探すと結婚後にお互いの欠点ばかり
が目について日を追うごとに膨れ上がっていき
ます。
まず「相手への想い」があっての結婚なのか?
それとも、まず「結婚するという形式」ありきの
結婚なのか?・・・は将来への婚姻継続の重要
な分かれ目だと思います。
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企業が人を採用することを、よく結婚を例にして
用いられることがあります。
採用面接はお見合いみたいなもので、お互いに
「この会社で働きたい/この人を採用したい」と
いう相思相愛で採用に至る・・・というものです。
日本の雇用というのは、まず会社の一員となる
人を入社させてからさまざまな部署に配属して
仕事を割り振っていきます。
特に学校卒の新入社員はそうです。
これに対して、欧米などでは最初に仕事があっ
て、それができる人材をそもそも求めて雇用し
ます。
日本でも中途採用ではこうしたケースが多いと
思います。
まず「採用しよう」として集めてから仕事を振る
のか、それとも「仕事があるからそれをできる人
を雇おう」とするのかの違いです。
前者がうまく機能すると残業や休日出勤なども
受け入れられますが、うまくいかないと「ブラック
企業」と言われたりします。
今や時代は後者の流れでしょうね。
特に、転職活動をする人は後者の時代に今
自分が身を任せていると気づくことが大切です。
そうしないと、いつまで経っても再就職をする
ことは難しいかもしれません。
スタートラインで道を見誤ると、どこまで行って
も正しい道を歩むことは難しいと思います。
最初のツケはどこかで巡り巡ってまわってくる
モノなのでしょうね。