できている人と同じことをしてもうまくいかないわけ
世の中には 「種蒔き時期」と「収穫時期」と
いう「概念」があります。
蒔かない種は生えないし、蒔いても生えない
種もあります。
芽が出るまでの時間がたまたま秒単位だっ
たり、時間単位だったり月単位だったり、
年単位だったり・・・するわけです。
たとえば、もやしなら3日単位で芽が出て
収穫できますが、トマトなら3カ月単位です
し、お米なら1年単位で収穫となります。
もっと言うと、桃・栗は3年単位、柿は8年
単位でしょうね。
宝くじでたとえるなら、「宝くじを買う」のが
種蒔きの時期で、「当たったら当選金を
もらう」が「収穫時期」です。
当選金の受け取りには期限がありますの
で、それまでに受け取らないとせっかく当選
しても絵に描いた餅で終わってしまいます。
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蒔いた種もすぐに芽が出るとは限りません。
水をやって肥料をやって・・・という行為と
時間が必要です。
別名「仕込み/準備」です。
種を蒔いても芽が出ず(=当選しない)、
収穫したくてもできないことはありますが、
種蒔きをしない(宝くじを買わない)で収穫
ができることはあり得ません。
これは絶対ルールですね。
仕事でも学習でも部下の成長でも、
また何かを教わったり実行するときなどでは、
決して無意味なことを勉強しているわけでは
なくて、無意味な時期(=収穫時期ではない
とき)に結果を求めているからうまくいかない
のかもしれません。
タイミングがズレているだけで、もう少し
時間が経てば見事に収穫できるかもしれ
ない・・・ということです。
それはある意味では、「育成・熟成」です。
これも絶対ルールです。
仕込みと育成の両方がズレていると、
たとえ表面的には「できている人と同じこと」
をやっていてもうまくいきません。
成功者と表面上は同じに見えても、
その個人差の壁に阻まれて種蒔き時期と
収穫時期がズレているわけです。
種まき→仕込み→育成→収穫の4つの流れ
がしっかり調和していないと、できることもでき
ないでしょうし、うまくいくこともうまくいかなく
なってしまいますね。