自分が幸せかどうかは自分の心が決める
ことです。
「これこれをすれば幸せになる」という類
のものではありません。
たとえば、バスや電車に乗れば停留所や
駅には到着できますが、そこから真の目的
地に到達するには自分の足で歩くことが
必要です。
遊園地でもコンサート会場などでも、
電車やバスが連れて行ってくれるのは
「最寄駅」までです。
つまり、ある条件が整えば幸せになるわけ
ではなく、何かのレールに乗っかりさえすれ
ば後は黙っていても幸せになれるということ
でもなくて、最後は自分自身の行動が伴っ
ていなければいけないということです。
また、面白いことに「他人の幸せを考える」
と人はやる気と持続力にパワーが加わり、
ひいてはそれによって自分も幸せに感じて
いくという不思議な現象が起こります。
自分のために「人が何をしてくれるか」を
求めるのではなくて、人の幸せのために
「自分が何をしてあげられるか」・・・を考え
ると、人生はそこから好転していきます。
よく「情けは人のためならず」と言われます
が、まさにこの言葉通りで「他人に良いこと
を及ぼすことはまわりまわって自分に良い
ことを及ぼすことになる」ものです。
「幸せ行き」のバスを見つけようとするの
ではなくて、「幸せ前」の停留所がある
バスに乗ることを発想すると良いと
思います。
その乗り場はなかなか目に見える場所
にはないかもしれません。
それは「他者へのいたわり」や「他者への
貢献」によって乗り場が見つかるということ
にどこかで気づけると思います。
