「BtoBマッチングサイト」、「ビジネスマッチングサイト」、「ジョブマッチングサイト」、「一括見積依頼サイト」などと言われるサイトがあるのをご存じでしょうか?
何らかの仕事を依頼したい企業と、それを請けて仕事をしたい企業を繋ぐWEBサイトです。いろんな呼び名がありますが、ここでは「BtoBマッチングサイト」と呼ばせて頂きます。
日本で代表的なものには、
楽天ビジネス、ネクスゲート、BizLoopなどがありますが、
自治体や商工会議所などの企業団体、業界団体などが会員向けに行っているものも数多くあります。
印刷やデザイン、引っ越しや資材調達などに多く利用されていますが、もちろん、WEB製作やシステム開発でも利用されています。
当社も、今はBizLoopさんと、東京商工会議所さんの「ビジ伝」というサービスを利用しています。
しかし、実際にここで仕事をお願いしたり、請けたりすることはしていません。
これらのサービスに有料登録すると、企業や商品の情報が載るのですが、このSEO効果が大きいので、当面はそれを目的にしています。
こういったBtoBマッチングサイトは、これまで専ら人脈や紹介に頼っていた業者とのつながりを、大きく広げてグローバルなものにするものです。世界規模での広がりつつあるサイトもあり、今後、ますます注目されてゆくことでしょう。
しかし、残念ながら現状では様々な「穴」があります。
利用する側も、気をつけないとその穴に落ちて、痛い目に遭います。
最近、当社にお問い合わせを頂いたお客様も、こういったBtoBマッチングサイトを利用されていて、よくご存じのようですが、「発注側も受注側も混沌としてレベルが低い」と仰っていました。私もそのように思います。
まず、発注側ですが、多数の業者に見積の依頼ができるのは確かに便利です。だからといって、相場を知るためや、出入りの業者に世間の最安値を提示して値引き交渉したりする目的で利用するのは如何かと思います。こういった、そもそも仕事を依頼する意図がないケースも実際に多いのです。これでは、受注側は見積提出がほとんど徒労に終わってしまい、このサービスを利用する意味が失われてしまいます。
また受注側の問題は、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式で、適当に作成したあまり根拠のない見積書を、手当たり次第に提出する業者が多いこと。これでは見積を依頼している意味がありません。結局、打ち合わせ後に提出された詳細見積では大きく金額が変わってしまっていたりして、これでアイミツになりません。
そして、こういった問題を、ほとんどのBtoBマッチングサイトの運営会社は認識しています。
しかし、企業間の取り引きには一切介在しない方針のため、問題は解決されず、多くのトラブルも生んでいます。
そして、そういった信用の背景がない中では、受注側はディスカウントだけに注力し、発注側もそれだけを目当てにする傾向が強まってしまい、結局、安物市のような場になってしまっているケースも見受けられます。
うちの同業者さんたちも、BtoBマッチングサイトに登録したものの、すぐにやめてしまいます。1年以内に100%やめてしまっています。それらの企業や個人事業主は、きちんと仕事をするところばかりだと私は思っていますが、そういった優良な業者が撤退してしまうのは、非常に残念な話しです。
BtoBマッチングサイトが全てダメだと言うつもりはないのです。上手に利用している企業も多いのですから。
しかし、問題があるのは確か。その問題に触れてしまい、トラブルになってしまっては折角のものも台無しです。
BtoBマッチングサイトにはたくさんの可能性があります。ビジネスを広げる有効なツールであることは間違いありません。だから、運営会社にはぜひ、問題解決を図ってもらいたいと思っています。
やはり、手数料を高くしてでも、人の手を入れたり、事業者の審査をしたりする手立ては必要だと思います。
厳選された優良業者だけを集めたサイトなどもあって良いように思います。
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