接頭語と接尾語を覚えよう - 英単語を楽して増やす方法「第五回」 | Super源さんのダジャレ英語日記

接頭語と接尾語を覚えよう - 英単語を楽して増やす方法「第五回」

今日は、英単語を楽して増やす方法「第五回」として、接頭語と接尾語を覚える方法を書いてみたいと思います。


漢字を覚える際、文字を構成する偏やつくりなどのパーツの意味を知っていると、覚えるのが楽ですね。例えば、「正」という字は、「一(線)」と「止(止まる)」から成り、「止まるべき線に止まる」こと、つまり「正しい」という意を表わします。


実は、英単語にも、漢字の偏やつくりなどに相当するものがあります。それが接頭語と接尾語です。


ここでは、私の独断と偏見で、覚えておくと役に立つと思われる接頭語と接尾語を25個ずつ挙げます。既に覚えた英単語に、以下にあるいわば「帽子」をかぶせたり、「靴」を履かせたりすることで、手持ちの単語数を楽に増やすことができるでしょう。


≪主要な接頭語25個≫


意  味
接 頭 語
単     語     例
反 対 contra-
counter-
anti-
with-
contradict[conrta + dict(speak)] = 反対する
counterct[counter + act(行なう)] = 逆らう
antiwar [anti + war(戦争)] = 戦争反対の
withdraw [with + draw(引く)] = 引き下がる
否 定 un-
non-
dis-
in-, im-
il-
ir-
unhappy [un + happy(幸福な)] = 不幸な
nonsense [non + sense(意味)] = 無意味
dislike [dis + like(好き)] = 嫌い
inhuman [in + human(人間の)] = 非人間的な
illegal [il + legal(合法の)] = 不法の
irregular [ir + regular(規則的な)] = 不規則な
前、前進 pre-
pro-
fore-
precaution [pre(前もって)+ caution(注意)] = 用心
proceed [pro + ceed(go)] = 前進する
foresee [for + see(見る)] = 予知する
後、後退 post-
re-
retro-
postwar [post + war] = 戦後の
refer [re(back) + fer(carry)] = (過去に戻って)参照する
retrospect [retro + spect(see)] = 回顧する
上、超 super-
sur-
ultra-
superman [super + man] = 超人
surface [sur + face] = 表面
ultraviolet [ultra + violet(紫色の)] = 紫外線の
sub-
under-
suc-
subway [sub + way(道)] = 地下道、地下鉄
underground [under + ground] = 地下の
succeed [suc + ceed(go)] = 跡を継ぐ、成功する
他動詞を作るもの be-
en-
im-
becloud [be + cloud(雲)] = 曇らせる
enlarge [en + large] = 拡大する
imperil [im + peril(危険)]= 危険にさらす

≪主要な接尾語25個≫

意  味
接 尾 語
単    語    例
人を作る -er
-ar
-or
-ate
-ist
runner(走者)
liar(嘘つき)
actor(俳優)
candidate(候補者)
optimist(楽天主義者)
名詞を作る -age
-ness
-ship
-ry
-um
-ism
marriage(結婚)
kindness(親切)
friendship(友情)
bravery(勇敢さ)
museum(博物館)
socialism(社会主義)
形容詞を作る -ful
-ous
-ish
-cal
-ish
beautiful(美しい)
tremendous(恐ろしい)
foolish(愚かな)
musical(音楽の、ミュージカル)
childish(子供っぽい)
動詞を作る -ify
-en
-ize, ise
-ish, le
simplify(単純にする)
darken(暗くする)
generalize(一般化する)
abolish(廃止する)
dazzle(目をくらませる)
副詞を作る -ly
-way
-wise
-wards
suddenly(突然)
anyway(とにかく)
otherwise(さもなくば)
upwards(上の方へ)

これらの表の活用法としては、例えば名詞をひとつ覚えたら、接尾語をつけ、その派生語を覚えていくという方法があります。


[例1] : friend(友達) → friendship(友情) → friendly(友好的な)

[例2] : beauty(美人) → beautiful(美しい) → beautifully(美しく、見事に)


が、英単語の語源は、私も以前カジリましたが、本日取り上げたような、よく使われるものを覚えるのは応用もきき非常に便利ですが、あまり使われない多くのものまで覚えるのは記憶の負担となり、例え覚えたとしても、語源の分析をし、その単語の正しい意味をピタリと思い出すのは容易ではありません。

くれぐれも、深入りされないことをおすすめします。