紅花紅子のブログ-sato2
長い意識不明の末亡くなった桑名正博と
スタジオで既に亡くなっていた佐藤博。

私が知る佐藤博とガンちゃんと呼ばれる佐藤博とは別人だったが、
二人とも一時期関西にいたので、
混同している人もおられると思う。
佐藤博のソロデビューアルバムが好きだった。

画像の写真はなかなかの男前だが、
結構癖のある顔をしていたな。
65歳になっていたとは・・・。

先週、ラジオで下田逸郎など桑名正博と縁のある人たちで
桑名がんばれ!と言っていた
ちょうど同じ時間帯に彼は旅立った。
たぶんスタジオに来ていたのだろう。
その番組をたまたま聴いていたのは偶然なのだろうか?

桑名正博本人のライブは観たことがなかったけれど、
なじみがあったのは妹の晴子の方だった。
彼女のファーストアルバムは隠れた名盤だと思う。
『バニシング・ポイント』だったかな。
久しぶりに聴いてみたい。

桑名がアン・ルイスと結婚してから、
彼女の関西の仕事が多くなり、晴子と一緒にラジオ番組を
していたことがあった。

当時の大阪はまだまだ面白くて、
ライブも熱かった。
晴子にはまだまだ歌ってほしいが、
どうなのだろう。

最期は御堂筋を遺影と共にパレードして
花のある桑名らしい葬儀だった。
まるで大阪版ニューオーリンズだった。
お二人とも安らかにお眠りください。

昨晩、CMで中村まりさんの楽曲が
流れていたような気がするが、
気のせいだったのだろうか。

10月8日に大阪で中村マリ&ロンサム・ストリングス
『アンコール・セッション』のライブがあった。
ベースの松永さんの死を越えてのライブだったが、
やはり彼の抜けた穴は大きかったようだ。
何やかんやとダメだしが多かった松永氏がいないのは
なんとも寂しい。

松永氏が過去、レゲエバンドにいた頃に
数回拝見したことがある。
その完成度の高さに驚いたが、
反面、バンドであれほどの緊張感を保てるわけはなく、
じきに解散するだろうとも思ったものだ。
もちろん予感は当たったが・・・。

中村まりさんとロンサム・ストリングスのセッションは心地良く、
彼女も安心して身を任すという感じだったが、
ソロ、あるいは、他の人とのセッションの場合、
自分がリードするほかはなく、しんどさが高まるかもしれない。
これから先、どこに行くのだろう。

ハーフアルバムに記されたメモ書きに
アン・ピープルズのI Can't Stand Rainが入っていたと書かれていたが、
もしロンサムのセッションで取り上げていたなら、
一体どのような感じになっていたのだろう。
聴いてみたいものだ。