映画「婉という女」
を観ました。
この映画は、高知出身の作家大原富枝さんの小説だか、実話に基づくものです。
土佐藩の宰相、野中兼山失脚後の野中一族の悲しい運命を兼山の娘、婉の立場から描いた作品。主演は岩下志麻さん。兄役の緒形拳さんは人格者の希四郎役で素晴らしい。長山藍子さんや北大路欣也さんも出演してます。
野中兼山の偉業は度々このブログで書いてきましたが、土佐藩の財政危機、産業の基礎を作り、超人的な働きをした大政治家でありました。
いろんな角度からの攻撃から野中兼山は失脚する。その数ヶ月後に野中兼山は没してしまう。さらに野中一族は土佐の西の端、宿毛で幽閉され、男系絶える、なんと40年にわたり外に出られない生活を強要される。壮絶な人生である。
しかし、
野中婉は気丈に暮らしながらも悩み、葛藤していく凄まじい幽閉された悲哀の場面の連続である。
私には、土佐藩はなぜ、ここまでしたのか、未だによくわからないのだ。
ここまでする必要がどこにあったか、納得いかない。そんな印象である。
SEE YOU!