よく整体やカイロに行くと
「骨がズレてます」
と言われます。
背骨は前側に大きな椎間板というクッションがあり、後ろに椎間関節という小さな関節があって
この両者によって動きます。
また、椎間板の安定性が椎骨の動きに大きな影響をもたらすため
椎間板が正常に機能していれば骨が勝手にズレるようなことはありません。
しかし、同じ姿勢や反復した動作などによって
一定量の物理的な力が断続的にかかると
椎間板が安定を欠き、周辺の筋の緊張や関節の運動にストレスが生じます。
これにより、正常な可動性を低下させた状態がいわゆる
骨がズレた状態
なのです。
だから、骨が突拍子もなくズレているのではなく
ほんの数mm動きが低下した状態と考えていただければ良いのです。
しかし、この数mmの機能低下はストレス要因さえ除けばじき回復するのですが
長時間経つと自力で回復しなくなります。
次第に癒着がおこり
硬いのが当たり前の状態になります。
このようになると
ハリやコリといった自覚症状も現れ始めます。
酷くなるとこの間にある神経根を圧迫して、様々な障害を引き起こすことにもなります。
このような状態は気が付かないうちにおこります。
定期的に背骨の専門家であるカイロプラクターに診てもらいましょう。