僕は常々力を持ったら人のために使おうと思っています。
立場が上になると自分の実力と関係ない力が付いてきます。
それを自分の「強さ」と勘違いして利用しようとすると必ず問題がおこります。
人間は力に抵抗するようにできているからです。
これは施術するときにもよくあります。
力で揉み解そうとしたりすると、患者様は抵抗し、揉み返しになったり、
自分の指を傷めたりします。
だから、実力と関係のない力は人のために使ってしまって
下手に手元に置かないようにします。
そして、実力で身につけた強さを使って
守ったり
支えたり
教えたり
喜ばしたり
します。
そして力に対して「強さ」で戦います。
力を求める人は力に支配され、力で支配します。
強さを求める人は強さを身につけようとし、強さで惹きつけようとします。
力は外へ出し、強さは内にこめる。
ハートの強さはまさしく心臓
我慢強さは肝臓
安心感なら足元
包容力なら腕と胸
強さの源は技術と心が一体となることです。
小手先の技術では強さは生まれませんし、
心のない技術にも強さは宿りません。
心のこもった技術は強さとなり、そして信念となって
その人の未来を切り拓きます。