小悪魔はなぜモテる?! [DVD]/エマ・ストーン,トーマス・ヘイデン・チャーチ,パトリシア・クラークソン

¥2,980
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何故か男性の評価が高い学園ラブコメディ! そんなに面白い作品を見逃すわけにはいきません。 ちょっぴりネタバレもあるかもです。 2010年アメリカ作品。 日本未公開です。

非モテ系女子オリーヴ(エマ・ストーン)は、敬虔なクリスチャンの学校に通う17歳。 彼女は小さなきっかけから友人に「私はもうエッチ済」とウソをついてしまう。  そのウワサは学校中に知れ渡り、「ビッ〇な小悪魔」としてのレッテルが貼られる。 ある日、心優しいオリーヴは人助けにと、自分のキャラを利用して、ゲイ疑惑でいじめられているブランドンを”偽装エッチ“で助ける。 すると、ブランドンとの真相を知ったモテない男子たちから“エッチ依頼”が相次いで舞い込んでしまい。(amazonより抜粋)

原題は「Easy A」。 「A」の意味は・・・ アメリカ文学の名作『緋文字』でヘスターという女性が牧師と関係を持ち非難され、「Adulteress=姦婦」という意味の「A」の頭文字を服に付けさせられるという罰を受けることからきているそうです。 この映画では冒頭にさらっと、その話をするんですけど、それがモチーフになっているので、見逃さないでくださいね! 久々によくできた学園ラブコメを観た感じです。 ひとつ嘘をつくと、上塗りせざるを得なくなってしまうのの見本みたいなストーリー。 エマ・ストーンが最初は誰の目にも留まらない非モテ系と言う設定は、可愛すぎるからおかしいけど(笑) 悪事千里を走ると言いますが、曖昧な噂ほど大きくなって流れるというようなシーンも面白いです。 アメリカの高校生ってもっとすすんでいるのかと思ってたけど、そうでもないのかな。 ゲイだけど、ゲイ疑惑を払拭したい男友達に協力し、彼と「エッチ済み」と噂が流れるだけで、彼女の学園での注目度が全然変わっちゃうんですから。 自分もビッ〇らしく振舞い、自ら服に「A」の文字を入れ、注目されることを楽しんでいるようも感じました。 人助けのための優しさからというのもあるんでしょうけど、小額でも何らかの報酬をもらっているのはいただけないなぁ。 そんなことをしてると、やはり不都合は生じてくるもので、ビッ〇な自分は偽りだったと告白するのが、この映画そのものといった感じでしょうか。 ネットを使うなど、昔では考えられないですが、ジョン・ヒューズの映画や、他にも映画ネタが結構あるので、そういうところでも楽しめました。 80年代の青春映画が好きだった私世代の人にも受けるんじゃないかな。 私は観てるようで観てないので、「フェリスはある朝突然に」のマシュー・ブロデリックがパレードでダンスしてるシーンしか分からなかったけど(汗) 

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エマ・ストーンは最近出演作も多く注目の若手女優さんですね。 脇を固める俳優さんも、スタンリー・トゥッチとパトリシア・クラークソンはエマの両親役、トーマス・ヘイデン・チャーチとリサ・クドローは先生役、そしてエマの天敵役アマンダ・バインズ(ちょっと太ったかな?)と、日本未公開はもったいキャストです。

追記:『緋文字』は1995年、デミ・ムーア主演の『スカーレット・レター』として映画化されています。 その映画のこともエマ・ストーンが劇中で色々言ってましたよ!