親愛なるきみへ [DVD]/チャニング・テイタム,アマンダ・セイフライド,ヘンリー・トーマス

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またアマンダ・セイフライドの出演作か・・・って言わないでください(笑) この映画本当は劇場で観たかったんです。 原作が「きみに読む物語」のニコラス・スパークスで、ラッセ・ハルストレム監督の作品ということで、楽しみにしてたんです。 だけど、やっぱり期待し過ぎるのはいけませんね。 ちょっぴりネタバレ注意です。 2010年アメリカ作品。

2001年春、米軍の特殊部隊に所属する青年ジョン(チャニング・テイタム)は、休暇で帰郷した際、女子大生のサヴァナ(アマンダ・セイフライド)と出会い恋に落ちる。 しかし、愛を深める間もなく、2週間後ジョンは赴任地へと旅立つことに。 それでも2人は、手紙を交わすことで互いの距離を縮め愛を育んでいく。 しかし、そんな2人の運命を9.11同時多発テロが変えてしまう。 苦悩の末に任務の延長を志願したジョンに対し、孤独に耐えかねたサヴァナの心は揺れていく。(amazonより抜粋)

前半、ジョンとサヴァナが恋に落ち、離れ離れになって、手紙を交し合うところまでは、古典的で私の大好きな恋愛映画でした。 たった2週間過ごしただけだけど、運命の恋だったんでしょうね。 ジョンが約束通り、1年の任期で除隊することができていれば、2人は運命のいたずらに翻弄されることはなかったはず。 頻繁に交わしていた手紙が、ジョンの元に届かなくなっていくところも、昔からよくあるパターンのような気がしました。 でもすんなりこのストーリーが進めば、何の変哲もない映画になっちゃいます。 自閉症の息子を男手ひとつで育てるティム(ヘンリー・トーマス)の存在や、9.11の同時多発テロを絡めて、2人の恋路を邪魔してます。 恋愛がメインかと思いきや、ジョンと父の親子愛も描かれていて、私はそっちの方がウルッときたかも。 エラーコインにまつわる父子の絆がこの映画の鍵を握っている気もしました。 登場人物がみんな優しすぎて、誰かのために何かをしたいという気持ちが大きく、だけど結局誰かを傷つけてしまうという結末に・・・。 ラストシーンは、私的には都合良過ぎるのではと感じずにはいられませんが、ジョンとサヴァナ、お互いを愛している気持ちが変わっていなかった2人だからこそ、その後を応援したい気持ちになりました。 「すぐに会おうね」って台詞がとても印象に残る映画です。  

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チャニング・テイタムの出演作は初めて観たのですが、ちょっと表情が硬かったかな。 アマンダ・セイフライドが表情豊かだから余計にそう感じたのかもしれないけど。 「きみに読む物語」をしのぐには程遠い映画だし、アマンダ出演作は「ジュリエットからの手紙」の方が明るくて好きです。 賛否ある映画みたいだし、私も涙することはなかったけど、なかなか良かったのではないかと思います。