茨城県牛久市で、瞑想の為のヨガ「スンニャターヨガ」を主宰しております、茂木敦子です。
母のピアノ教室に飾ってあったこの写真。
とっても素敵だなと感じて、思わずパシャリ。
ウェストに添えられた手や
やさしい眼差し
指先の角度
身体の細部に至るまで
静かで、緻密に
意識が行き届いているなーと
惚れ惚れ。
そしてわたしは、想いをめぐらせるのです。
この優雅なポーズに至るまでに
どれだけ鍛錬を重ねたのだろう。
「どうしたら、あの美しいポーズへ近づけるか」…
そのことについて
どれだけの歳月、考え抜いたのだろう。
それは途方もない
誰でもできることではない
簡単なことではないことなのだろう。
そんな思いに駆られたのは
先日の奇跡のコースで
講師のコオさんがこう話していたからなんです。
『奇跡のコースを完全に理解したと思えるときはなかなか来ないだろう。
「わかった」と思った途端
人は考えなくなる。』
脳の仕組みというのは不思議なもので
もともと
「わかったつもり」になりやすいんです。
通常、脳は3%しか稼働していません。
過去の経験と照らし合わせて、
目の前の物事を認識しています。
→これが、「わかったつもり」のカラクリ。
全ての物事を、「わかる」まで
とことん考え抜く必要はないでしょう。
しかし、
自分にとって大切なことは
とことん考え抜く価値があるでしょう。
大切なことは、人により様々かと思います。
家族と幸せに暮らすこと
あらゆる意味で豊かになること
一生の仕事をすること
心身ともに美しくあること
…そこに優劣や正誤はありません。
そして
そうするためには
「真空をつくる」ことで可能になります。
つまり、
「とことん考え抜く」ために
「考えない」
一見、矛盾しているのですが
瞑想をしているときって
まさにこんな感覚です。
「考え事の合間に真空ができて、
ほんとうに必要なことを
とことん考え抜くことができる」のですね
それは、
身体に宿る聖霊の働きを
思考によって邪魔することは一切せず
奇跡を永遠に見て、体験することと同じ。
一緒に、瞑想を楽しみましょう