ダンクルオステウス | Sunguts Factory

ダンクルオステウス

このブログを書かなくなってから1年を越えました。
イベントの告知などは、ツイッターに移行したためなんですが、このまま放置もいかんなと思い、なにか書くことないかと考えました。
そうした時、最近ホームページ上で書いてないのが、ソフビの開発史の記事。
「このソフビはこういう思いつきで、こういう風に造型しましたよ」って記事。
ここのところ原型途中写真を撮らずに完成させてしまうことから、この記事も書いてなかったわけですが、そういう説明って必要じゃないかなと思い、それをブログに書いたらいいんじゃないかと。
てことで、開発史記事という形で、このブログを活用していきたいと思います。

再開第一弾は「ダンクルオステウス」。
タテオベスから始まった海洋妖怪シリーズから派生した、古代生物シリーズの第一弾となります。
今年、子供のころ好きだった学研の「大むかしの動物」をヤフオクで購入し、改めてこの挿絵の迫力に感動していました。





なかでもこの海の恐竜たちのイラストは恐ろしくも魅力的で大好きでした。
そんな折、映画「ジュラシックワールド」の予告で、サメをひとのみにするモササウルスの勇姿もあり、タテオベス同様、立ち上がったモササウルスを作るぞ!と決めて、原型製作を始めました。

そして夏。幕張メッセの「メガ恐竜展」にモササウルスめあてに行くのですが、そこでダンクルオステウスの方に目が行くことになります。





帰宅して改めて調べてみると、それが「大むかしの動物」でも気に入っていた、ジニクチスであることを知ります。



昭和時代はジニクチス(ディニクチスとも)という科名で記載されていて、現在はダンクルオステウス(ダンクレオステウスとも)という個名で記載されているようです。
この驚きとともに、モササウルスからダンクルオステウスへ興味が移ったタイミングで上野の国立科学博物館での「生命大躍進展」です。



このダンクルオステウスに興味が行った自分のためにこの展示があるんじゃないか?と勘違いしてしまうほど、ダンクルオステウスの展示が充実していました。

どーん!


どーん!!


どーん!!!


CGによる再現映像も素晴らしく、これはもうモササウルスより先に、立ち上がったダンクルオステウスを作るしかないと心に決めました。
(もちろんモササウルスも来年に作りますよ)
ダンクルオステウスは頭部の化石のみで、胴体部分は魚タイプだったか、鮫タイプっだったか諸説あるようですが(現在は魚タイプが有力らしい)鮫タイプを採用。
そうすることで、タテオベスの下半身パーツが使え、シリーズ感も出せるかと思ったわけです。
そうと決めたら造型開始。





そして、ソフビになったものを塗装したのがこちら。





一期カラーは「大むかしの動物」のイメージから、ブルー系の塗装にしました。
古代生物の色に正解はありませんから、いろんな色のダンクルオステウスを作っていきたいです。
11月21日22日のデザインフェスタにて、初売りします。
続いて、古代生物第二弾も作りましたので、それは次回のエントリーで。

ほな、よろしゅう~