タイランド訪問記2022(10日目〜帰国)
2022年5月5日。タイ滞在最終日です。
一人で10日間ヒマを持て余すことなく、いろいろ行ったなあと思いながらチェックアウトするための準備をしつつ、帰国に必要なアプリの操作をしておきます。
日本に帰国する際に必要なMySOSです。
このアプリで検疫手続き事前登録をしておくことで、入国時の手続きが短縮できるのです。
ファストトラックと呼ばれています。
このアプリで滞在地、健康状態についてなどに関する質問票、誓約書、ワクチン接種証明書、出国前72時間以内のPCR検査結果証明書をアップロードすることで、到着してから書類を書く必要がなくなるのです。
これら全てをアップロードし、審査が通ると画面がこのように緑になります。
手続きをしていないと赤、未登録の項目があると黄色です。
緑まで持っていけたので、チェックアウトしてホテルに荷物を預けて買い物に行きます。
アソーク駅から3年前にはなかった地下鉄に乗ってチャイナタウン方面へ。これまではタクシーで行っていたので便利になったもんです。トークン(コイン)を使って乗車するなど台湾の地下鉄に似てますね。
行き先はサンペーン市場。変な雑貨とかお土産物を買いたくて来ました。
いやあ、広い。お目当てのものを探しながら見て歩くとなかなかに疲れます。
Amazonで買ったサボテン人形が投げ売りされてましたね。ここで買えば安かった。
結局、端から端まで見たもののお目当てのものは見つかりませんでした。
夜開く店もあるし、こういう市場はタイにいくつもあるので、買い物運がなかったということですね。タイのマーケット巡りは奥が深い。
そして最後に、タイで一番好きな場所=メガプラザに到着です。
ここは正規品海賊版問わず玩具やDVD、ゲームソフトを販売してる店がビルまるごとある、日本で言うと中野ブロードウェイみたいなところです。
コロナ禍を経て、閉店してる店も多いかなと思いきや、主要な店はだいたい健在でした。
店を覗くと矢継ぎ早に海賊版DVDを勧めてくるオジサンが健在で、ちょっと嬉しかったです。
建物内にあるアマゾンカフェでスムージーを飲んだりと休憩しつつ、大きめの怪獣ソフビを買い込んでホテルに戻ります。
また地下鉄に乗り、ホテルに戻り、荷物を詰め直し、Grabを呼んで空港に向かいます。
空港到着。やはりLISAはタイ人気No.1ですね。
空港のタイの神様もちゃんとマスクしてます。
フライトまで4時間ぐらいありますが、余裕をもってゆっくり手続きしていきます。
荷物を預けたので空港内のS&Pで最後のスイカシェイクとタイ飯。
料理が出てくのがめちゃくちゃ遅かったですが、時間はまだまだあるのでマイペンライ。
手荷物検査も済ませて空港内へ。この像を見たら「ああ日本に帰るんだなあ」といつも思います。
そして、ここにもナーガ。今回は本当にいろんなナーガを見ましたね。
ここは三つ首のナーガ。五つ首、七つ首といろんなナーガを見ました。これはナーガを作れという啓示ではないかと思い、次にタイに来る時までにナーガのソフビを作るぞと心に決めたのでした。
まだまだ時間があるのでラウンジでくつろぐことに。実はプライオリティパスもコロナ前に作ったものの一度も使っていなかったのでようやく使う時が来ました。
搭乗開始時刻までくつろぎます。
そして搭乗。帰りも前後左右に陽性者が出ると巻き添えをくうので一番後ろの座席にしてます。
離陸!!!さよならタイ!!!
そうこうして成田に到着。
撮影禁止マークが多かったので入国時の手続きについては文章でお伝えしていきます。
空港内に降り立ち矢印通りに廊下を進んでいくと、MySOS画面を提示してくださいという看板が出て来ます。
緑なので、どんどん進みますが、画面が赤や黄色の人は書類を書くために途中で止められます。
さらにテクテク歩いていくと関門があり、こういう紙を渡されます。
正確には数えていませんが、パスポートとこの紙を見せるという関門が6ヶ所ほどあり、空港内をオリエンテーリングかスタンプラリーのようにぐるぐると回っていきます。
そして唾液によるATK検査。聞いてた通り壁にレモンと梅干しの写真が貼ってありました。
外国人に梅干しは効果ないのでは?と思いつつ。
そうして座席番号が貼られ並べられた椅子に座って、自分の検査番号が呼ばれるまで待ちます。
これが長かった。1時間半ぐらいか。
関空では番号がディスプレイに表示されると聞いていたのですが、成田はなぜか番号をマイクで呼ぶスタイル。日本語と英語で数字を言うので二度手間だし、それぞれ一回しか言わないから聞き逃し厳禁だし、時折スピーカーの接触が悪く断線するし、関空スタイルにしてくれよと思いました。
まあ、番号が呼ばれないと陽性ということで別室に連れていかれるわけでですからハラハラです。
一回のコールで20名づつぐらい呼ばれ、いまかいまかと待つわけです。
自分の数字が近づき、呼ばれるか!と思ったら、自分の数字の二つ前でコールが止まった時は「おおい!」とおいでやす小田風にツッコミかけましたよ。
次の回で無事に呼ばれ、関門でこのカードをもらいました。
このあとはコロナ前と同じルートをたどって入国自動化ゲートへ。
荷物を受け取り、無事に帰って来ることが出来ました。ふう。
こうして久しぶりの海外渡航は完了しました。コロナが完全終息してはいない中での渡航に不安がなかったわけではありません。それでも自分なりにしっかり感染対策をすることで行ってみて思ったことは、本当に行って良かったと言うことです。
今回はいろいろ手続きも多かったし、コロナ前ほど気軽には行けないことは間違いないけど、行ったら行ったでやはり海外に行くのは面白い。
今回も行きたい場所には行きましたが、タイで行きたいところはまだまだたくさんあります。
今のところの予定ではタイに行くのはまた来年のゴールデンウィークにはなりますが、そのことを考えると既にワクワクです。それまで元気でいることにします!!!
と言いつつ、帰国してすぐ蕎麦食う日本人。
ほなさいなら
タイランド訪問記2022(9日目)
2022年5月4日。
自宅にいる時のように「スッキリ」を見てから朝ごはんです。
時差が2時間なので「スッキリ」終わりの10時半がタイでの8時半なので朝ごはんにちょうど良い。
日系ホテルの日本食レストランなので甲冑がありました。
焼き鮭と卵焼きと高菜と明太子。和風です。
朝ごはんを食べたら観光地に行く前に明日出国なので使わないであろうバーツを日本円に両替するためエンポリアムへ。
このスーパーリッチという両替所が換金率が良いです。ただ、まだ開店してなかったので少し玩具売り場を見たりして時間をつぶします。
タイ限定のワイしてるドナルド。これも買っておけば良かったと後悔。
無事に両替も完了し、BTSに乗って終着駅ケーハまで行きます。
ケーハ駅から乗合トラック=ソンテウに乗って目的地へ。
ソンテウに乗るのも初めてだし目的地の場所も初めてなのですが、観光地だからみんな降りるだろうとタカをくくって乗り込んでいたら、目的地を過ぎ去ってしまい、慌てて降りて、また反対の道から戻ることに。
ソンテウを使いこなすのはまだまだです。
そうこうしてたどり着いたのがムアンボーラン(エイシェントシティ)です!!!
ここにもナーガ!!!
ムアンボーランとは、約1.2キロ平方メートルの敷地内に120軒以上の建築物が建てられている世界最大級の屋外博物館です。
その建築物は、タイにある寺院や宮殿のレプリカや伝説に出てくる架空の建物などで、日本で言うと東武ワールドスクエアみたいな感じですが、そこまでミニチュアといったスケールではないので、じゅうぶんな迫力を堪能できます。
先ずはチケットセンターでチケットを買います。外国人料金は高いのですが、そこは仕方ありません。オンラインで事前に安く購入する方法もあります。
そして、ここで広大な敷地内を移動するための移動手段も決めます。
乗合のトロリーバスやゴルフカート、電動自転車などありますが、自分は無料の自転車にしました。運動にもなるしね。
補償としてパスポートを預けなくてはなりません。
自分が借りた自転車は普通のママチャリ。よく見ると
京都の自転車でした。違法駐輪で撤去された自転車はタイにまで来てるんですね。
移動手段も手に入れたので、いざ出発!!!
右も左も凄い建物ばかりです。
つくづく晴れたたらもっと美しかったのにと思いますが、晴れてたら暑さで死んでいたでしょう。どっちをとるかは難しいところです。
黄金ナーガ
建築物の中に神様の像があることも
建築物だけでなく、あちらこちらにある立体彫刻も素晴らしいものばかりです。
ただ、そんな風にひとつひとつ見ていては時間も体力も持ちません。
お目当ての場所に向かいます。
見つけました。池の中のお堂を巨大ナマズがぐるり囲っている建築物。
橋を渡って、お堂まで行くことが出来ます。
お堂。炎のように奥にあるのがナマズの背鰭です。右を向くと
大口を開けるナマズの頭部!!!
口の中に入りたい気分ですが、それはダメだと札に書いてあります。
近くで見ても遠くから見ても素晴らしい。ドローンでも飛ばして上空からも見てみたいですが、それはやはりダメなようなのでそういうのは公式写真で補完しましょう。
さて、まだまだ広いので次のお目当てへと移動します。
次はここです。ゴールドとグリーンの配色が美しい「悟りのパビリオン」。
いくつかのお堂が橋でつながれています。渡っていきますと
それぞれのお堂の中に仏像が仏塔が配置されています。
奥に人影が見えるので、ここは観光客が多いなと思っていたら
全て修復中の仏像でした。
展示施設内で修復作業もやっているのがタイの面白いところ。
日本だとお客さんの目につかない場所でやりますよね。
金に塗られ修復を終え乾燥させている仏像。縁側で日向ぼっこしてるようにも見えて微笑ましい。
次に来たかったのがここ。千手観音の周囲に口から水をはくドラゴン!!!
これは池の真ん中にあり近づけないのですが、大きさと水の迫力が素晴らしかったです。
本当にこういうのは写真では伝わらない。実物を見て実感しなければなりません。
その池の横には滝の上に立つ七福神。八人いるから日本の七福神とはちょっと違うのか?
なんだか崖の上に立って名乗りをしているスーパー戦隊みたいでカッコイイです。
さて、見たい展示は見たし、このあとは修復中で閉鎖してる施設もあるというので、サイクリング感覚で自転車に乗りながら見ていくかなと、橋の装飾のナーガを見ながら思っていると
ゴーストミュージアム!!!鬼博物館!!!
こんなのあるなんて知らなかったぞ!!!これをスルーするわけにはいきません!!!
入り口には髑髏衛兵!!!入ります!!!
あーっ!!!地獄!!!見上げると
巨大亡者!!!
ワクワクしながら周囲の展示を見ていきます。
ん?人がパネル?ちょっと簡易版か?
ドクロも綺麗
おお!!!タイで一番有名な妖怪=内臓ぶらさげ女!!!こんなところで見られるとは!!!
滑車がついてるから動くの?動くの?と思って待っていましたが動きませんでした。
この首無し男は右へ左へ動いてるのに。
上に登っていくとセンターの巨大亡者が間近に!!!ライティングが怖いです。
さらに登って屋上につくと極楽がありました。要するに地獄寺のコンセプトをギュッと凝縮したような博物館でしたね。
いやあ、こんな展示があるのを知らなかったので想定外の嬉しさです。
あとはサイクリングしながら建物見物していきます。
流して見るのは持ったない建物もいっぱいあるのですが、体力が追いつかないのと雲行きが怪しく、スコール降られるとかなわんなという思いで出口へと向かいました。
そう言いながら天女たちには足を止める。いかんいかん、雨降る前にホテルに帰ろう。
自転車を返して、パスポートを受け取り、出口に向かいます。
入り口にあったナーガの尻尾を確認し、またソンテウに乗ってケーハ駅に向かいます。
この帰りも駅行きだから、みんな駅で降りるだろうと思っていたら誰も駅で降りず、慌ててブザーを鳴らして降りましたよ。ソンテウ難しい。
ホテルに戻り、汗かいたのでシャワーを浴びて一息ついてから晩ごはんはムーカタ。
これも今回食べに行きたかったのです。MKやコカのタイスキとはまた違った美味さでした。
さて、明日はいよいよ出国です。
タイランド訪問記2022(10日目〜帰国)につづく
タイランド訪問記2022(8日目)
2022年5月3日。
今日は次のホテルに移動します。別のホテル周辺を楽しみたいということと、帰国前PCR検査を受けるので、その病院から近いホテルにしたかったのです。
移動前に朝ごはん。来てみるとビュッフェが復活していました。
3年前より品数は少ないですが、いろいろ食べられるのは嬉しいこと。
アラカルト朝ごはんには無かったガパオやフルーツを盛りました。
想像ですが、これも5月1日からの入国規制緩和があったからじゃないかと。
要するに、自分が来た4月27日〜5月1日まではビュッフェを作るほど宿泊者がいなかったけど、5月1日到着つまり5月2日から朝ごはんを食べる宿泊者が増えたため、ビュッフェ復活となったんじゃないかと思いました。
朝ごはんを食べて、次のホテルに向かい、チェックインしたら直ぐにPCR検査を受けるために病院に向かいました。
病院の入り口前にPCR検査はこちら、みたいな看板が出ていて、病院の中に入らず屋外のロータリー的なところで検体採取。喉奥と鼻奥のダブルで採取されました。
英語でなにやら言われましたが、たぶん結果は24時間後みたいな感じでしたので、そのままさっきチェックインしたホテルに戻ります。
こちらも初日ホテル同様、眺めの良いホテル。お風呂も広く、トイレは別のタイプでした。
まあ、ホテル堪能は夜にするとして、タクシーを手配して今日の観光地に向かいます。
高速に乗って約1時間。いわゆる地獄寺=ワットプートウドムに到着です。
3年前にタイに来たときはワットパイロンウアという地獄寺に行ったので、次に来るときは違う地獄寺を見たいと決めていたのです。早速入って見ましょう。
いきなりバンブルビー!!!
エイリアン!!!プレデター!!!
確認ですが、ここはお寺です。
入っていけば、迫力と極彩色の神様と亡者の像があちこちに展示されています。
この地獄寺も地獄表現がとにかくえげつない
この動物に食われる骸骨の表情は水木しげる大先生のタッチを思い起こさせて良い。
そしてここにもナーガ
このメタリックグリーンのナーガはかなり気に入りました。
この仏塔にはなぜ富士山など日本の風景っぽいものが描かれているのか?なにか関係性があるのかも知れません。タイ語が堪能ならお寺の人に聞いてみたいところ。
地方のさびれた遊園地といった感じですが、これがタイの地獄寺なのです。
こうした像がまだまだたくさんありますが、この地獄寺の白眉はこの怪物の口の中なのです。
恐る恐る入ってみることにします。
なんですか!!!ここは!!!
お寺というよりお化け屋敷!!!お化け屋敷というより秘宝館!!!
思ってたより中は広く、まるでダンジョンのようです。
それにしても各所にあるこのお金を入れるボックスはなに?お賽銭入れ?
意を決してコインを入れてみると。。。