運命の出会い?Uさん(6)~婚活ファイル・その4~ | きららの婚活珍道中!~結婚相談所で夫をゲットした熱き仲人・山本結子のブログ~

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きらら こと 結婚相談所で夫をゲットした熱きアラフォー仲人・きららマリッジ代表・山本結子です。

『絶対結婚する!!』
固い決意で結婚相談所に入会するも、全然うまくいかなくて…。
このブログでは、そんな私の婚活物語を「珍道中」と題してお届けしております♪

「あの、Uさん…!」


私は彼の背中に向かい、勇気を振り絞って声を…






って…、あれ!?

( ̄□ ̄;)



彼は、入口の所で女性に声をかけられて立ち止まった。

背中を向けているので、駆け寄った私には気づかない。


仕方なく、そのまま2メートルほど離れた位置で二人を観察…。話の内容は、よく聞こえない。


すると



「…そんなことないですよー!ドキドキ


キャハハッ!

女性が楽しげな笑い声をあげながら

そっと、彼の左腕に手をそえた。


次の瞬間、彼女と目が合う。





私は軽く彼女に会釈をし、目を伏せると会場を後にした。




バカみたい…私。

誕生日が一緒だっていうだけで舞い上がっちゃってさ



一度会っただけで、しかもたった10分話しただけで運命の彼だって思うなんて、私ってつくづく単純でお調子者…。




自分が情けなくなって、涙が出そうになったので

後ろを振り向かずにどんどん歩いて行った。




すると、エントランスの近くで突然

「…お疲れ様です」


若くてキレイな女性に呼び止められた。20代前半だろうか。


「あ、『S』のパーティに参加してた方ですか?」


私が言うと


「はい!」



彼女は眉をひそめて


「もー!いやになっちゃう。オジサンばっかり!むかっ


声が大きかったので、私は思わず『しーっ』と人差し指を立てた。


「信じられない。パパに頼んで退会させてもらわなきゃ!」


彼女は肩の下で美しくカールした髪を指で弄びながら言った。


確かにオジサンばっかりだったけど、『S』は男性の年齢層高めなので、ある意味仕方がないのに…

(;´Д`)ノ



今日、彼女を可愛いと思い、恋心を感じた男性が何人もいたであろうことを思うと、胸がチクチクと痛むのであった。





彼女と駅まで一緒に歩いて、別れたあと、私は深いため息をついた。




みんな結婚したいと思っている気持ちは一緒なのに、参加した人間が、傷つける側と傷つけられる側に別れてしまうのって、なんだかすごく…


すごく、やるせない。

すごく疲れる。



こんなこと、いつまで続けなきゃいけないのかな…ガーン




そのとき




携帯がブルブルッと震えた。画面を見ると、知らない番号…




「はい…山中です」


「きららさん?僕だよ。Uです!もう電車乗っちゃった?」




受話器から聞こえてきたのは、さっきまで他の女性と話してた、私と同じ誕生日のUさんの声だった。



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読んでくださってありがとうございました。

「婚活珍道中」  続々更新中です♪


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