ワリカンの彼(2) | きららの婚活珍道中!~結婚相談所で夫をゲットした熱き仲人・山本結子のブログ~

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きらら こと 結婚相談所で夫をゲットした熱きアラフォー仲人・きららマリッジ代表・山本結子です。

『絶対結婚する!!』
固い決意で結婚相談所に入会するも、全然うまくいかなくて…。
このブログでは、そんな私の婚活物語を「珍道中」と題してお届けしております♪

彼はスタスタと私の前を歩き、一軒の居酒屋の前にたどり着いた。


「ここでいいですか」


私が返事をする前に店に入っていった。仕方なくついていく。





通された席は個室。もはや帰りたい気持ちMAXの私にとっては迷惑以外の何物でもない。


早めに切り上げて、熱めのお風呂に入ってぐっすり眠ろう…。


頭の中にはそのことしかなかった。






ところが。

料理が運ばれてきてしばらく時間が経ったころ、私は彼に対して別の感想を抱いていた。


あれれ?この人けっこう普通かも?


話の内容もテンポもそんなに悪くない。でも、しょっぱなの出会いがあんな風だったから、まだまだ油断はできない。





彼、ハヤシさんは某百貨店に勤務の30歳。私より3歳年上だ。婦人服のバイヤーをしていると言っていた。


ルックスは、冒頭に書いたとおり、イケメンの部類に入ると言ってよい。顔だけでなくスタイルも良く、服装も嫌みのない感じだ。



性格は、亭主関白な感じ。ちょっと男尊女卑気味というか…。

『男は外で、女は家で』という考え方がチラチラと見え隠れする。


それはそれでかまわない。私は一生働き続けたいと思っているが、バリバリのキャリアウーマンでいたいわけではない。ダンナ様の庇護のもとで自分のできる範囲の仕事をするのが理想だから…。



だけど彼は、かなりプライドが高い感じがする。

プライドが高いのは悪いことじゃない。プライドが高い人って努力をするし、有能な人が多いと思うから。

でも、高すぎるプライドは、ちょっとね。



なんにせよこの人、つかみどころがない。


普通っぽく見えるけど、キレたら怖そう…。


私は漠然とそう思った。

最初の出会いで「変わってる」と思ったことが拭いきれないせいだろうか。






その店に1時間半ほどいて、私は「明日早いので」と言って切り上げることにした。すごく楽しかったわけではないけど、すごくつまらなかったわけでもない。


そして、お会計。



「6350円です」



彼は1万円札をサッと出して支払った。

おごり?そう思ったら、店を出た瞬間



「3000円でいいよ」



3000円?

いや、それはいいんだけど


3000円「で」いいっていう表現、こういう場合に使うのってナシだよね?

( ̄_ ̄ i)



だって、3350円と3000円じゃ、ほぼワリカンじゃん。


『●●円「で」いい』っていう表現は、たとえば合計が6000円のときだったら、男性が5000円くらい払って、女性が1000円くらいのときに使うもんだよね。


しかも、店ではサッと1万円を出して、店員さんにはカッコよく見えるよね。

それをあとで請求するなんて、ズルくないか?




私は腑に落ちないものを感じながら、彼に3000円を手渡した。


ま、いいでしょ。彼も私にピンと来なかったのであろう。





家に帰って、望みどおり熱い風呂につかってしばらくしたころ、彼からメールが届いた。



件名:オツカレサマです!


本文:今日はとても楽しかったですねぇ\(^o^)/またぜひ食事に行きましょう。渋谷に僕のお気に入りの店があるのですが、いかがですかぁ!?





出会ったときの凝視。


亭主関白&プライド高そうな発言。


ワリカン。



そしてこの、やけにテンション高いメール……。





なんだか、全てがチグハグな印象。一言で言うと「変な人」だ。



それならやめておけばいいのに、私は、彼ともう一度会うことにした。



もしかしたら「怖いもの見たさ」だったのかも知れない。


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読んでくださってありがとうございました。

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