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  「猫に鰹節」 はNG!?
  獣医が教える、犬猫に与えては
  いけない “人間の食べ物” 20



 ウレぴあ総研  2014.12.2 15:00


飼い犬、飼い猫が欲しそうにしているとついつい自分のご飯をあげていませんか? 人の食べているものの中には、実は動物にあげると毒になるものがいっぱい!
犬、猫に与えてはいけない 『人間の食べ物20』 を獣医師が解説します。





ペットを飼っているみなさん、かわいいからといって、ついつい、人間の食事やお菓子を与えたりしていませんか?
飼い主さんが普段食べているものの中には、ペットたちにとってはとても危険な食べ物がたくさんあります。これを知っておかないと、知らずにあげて大変なことにもなりかねません。
中毒や呼吸困難、最悪の場合は死に至るケースもあるため、これらの食品をしっかりと頭に入れておきましょう。

こんなにある!
   犬や猫にあげてはいけない食品とその理由!

【ネギ類】
犬に与えてはならないものとして、昔からネギ類は有名な食品の一つです。アリルプロピルジスルファイドという成分が赤血球を壊すので、貧血が起きます。



しかし、このネギ類、ネギと名前のつく青ネギ類とタマネギだけがだめというわけではないのです。たとえばハンバーグ。ハンバーグのなかから玉ねぎを除いてあげれば大丈夫、というわけにはなりません。
タマネギに含まれているアリルプロピルジスルファイドは加熱によっても壊れず、焼いた後にはこの成分がハンバーグ全体にしみわたるために、与えるとタマネギ中毒が起きる場合があります。
また、ネギ類の中には、ラッキョウ、ニンニク、ニラ、エシャロットも含まれますので、餃子やラッキョウの漬物などにも注意が必要です。


【カカオ類】
チョコレート、 ココアなどカカオ類はテオブロミンを含むため、大脳興奮作用や呼吸興奮作用があり、中枢神経を刺激する毒素となります。ミルクチョコレートよりもビターチョコの方がカカオ含有量は高いため、症状は出やすくなります。
約4.5kgの小型犬の場合では、ビターの板チョコ1枚分で致死量になる可能性があるので注意が必要です。


【レーズン、ブドウ】
重い症状の出る犬もいれば、全く平気な犬もいたりするので、因果関係ははっきりわかっていませんが、大量に摂取した場合には腎不全ときに死亡するケースも報告されています。
ブドウは体重1kg当たり32gで発症するとされていますので注意が必要です。


【キシリトール入りのガム】
最近のガムに使われる甘味料にキシリトールがありますが、犬に対してインスリンを多量に分泌することがわかっており、中毒量を摂取すると30分以内に血糖値が低下し、嘔吐、歩行困難、内出血、肝不全を発症することがあります。
約9kgの犬の場合、2、3枚のキシリトールガムで致命傷となりえるという報告もあります。


【スルメ】
スルメは胃で水分を含み膨張するために、腸を通過する事が出来ず、また食道に詰まって吐く事も出来ずという、危険な状態になります。下痢などの消化器症状が現れます。


【硬い骨】
鶏、鯛の骨など 鶏の骨は鋭くとがった形状に割れるため、喉や消化器官を傷つける恐れがあります。鯛の骨も大変堅いため、鶏の骨と同様に危険です。


【生の卵白】
卵白に含まれる成分がビオチン(ビタミンB群の一種) を分解するために、多量に食べるとビタミンB1(チアミン) 欠乏症を発症する恐れがあります。加熱すれば問題ありません。


【貝・甲殻類、淡水魚】
アサリ、ハマグリ、シジミ、エビなどの貝類、甲殻類や、コイ、マス、ニシンなどの淡水魚は、酵素チアミナーゼ (アノイリナーゼ) がビタミンB1を分解するため、 多量に食べるとビタミンB1(チアミン) 欠乏症を発症する恐れがあります。
加熱すると酵素は破壊されて安全になります。




【青身の魚】
サバ、アジ、イワシなどの青魚は、ビタミンEが不足しているときに過食すると、青身魚の不飽和脂肪酸により、体内の脂肪が酸化して  「黄色脂肪症(イエローファット)」 になります。皮膚の下にしこりができ、ときに痛みを伴う事もあり、さわると嫌がるようになります。
時々与える程度では発症はありません。毎日与えるようなことをせず、バランスよく与えましょう。


【レバー】
過食すると、 ビタミンA過剰症になるおそれがあります。


【ピーナッツ】
油分が多く、また塩分が多く付着している場合もあります。マグネシウムを多く含むため、結石の原因にもなります。


【ほうれん草】
シュウ酸が結石(シュウ酸カルシウム) の原因になります。茹でることでシュウ酸を減らす事ができます。




【煮干し、海苔、ミネラルウォーター】
マグネシウムを多く含むため、食べ続けると結石になりやすくなる可能性があります。


ネコに鰹節はNGだった?
   ネコにあげてはいけない食品

犬と猫では共通している食品が多いですが、特に猫に関してNGな食品というのがあります。ネコといえばコレ!と昔から思われていた食品が、実はネコにとってはよくなかったというのは驚きでしょう。このように、


【藻を食べる貝類】
2~5月の春先に収穫された繁殖期のアワビ、トリガイ、サザエ、トコブシなどの藻を食べる貝類の内臓には、光感作物質のプロフェオホルバイドなどの成分が蓄積するため、これらを与えることで腫れや痒みを伴う光線過敏症が生じてしまいます。
毛の薄い耳で起きやすく、激しく引っ掻くことで耳の皮膚組織が壊死してただれたような症状を示します。


【豚肉(生)】
生の豚肉にはトキソプラズマと呼ばれる寄生虫が潜んでいる可能性があります。犬猫から人間まで感染する危険は同じですが、猫のみ体内でトキソプラズマが完全に成長するために、感染源となって人に病気を移してしまいます。
猫以外の動物では病原性が強いために、注意が必要です。




【鰹節】
猫には鰹節、といいますが、実際にはマグネシウムを多く含むため、食べ続けると結石になりやすくなる可能性があります。


【ドッグフード】
猫が食べ続けた場合、タウリンが少ないのでタウリン不足症になります。






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