White Catのブログ

日常生活からグルメ、科学、自然、経済、政治、子供・孫の将来に関わる、この星のことまで広く取り混ぜて、時には専門的な、時には不正を行う企業・官僚・政治への怒り、時にエールを送り、時には遊び心満載のクダケタ内容で送らせて戴きたいと思います。


神というモノが存在したならば時として、さまざまな試練を人々へ与える事がある。
There is sometimes giving people various trials if the thing of god existed.

しかし、努力・創意・工夫・経験・知恵で乗り越えられない試練は与えない。
However, there is not giving the trial not got over by the effort, originality, the device, the experience, and wisdom.

決して諦めない(諦めなかった)心
Mind never given up

創造力とチャレンジング(挑戦する)精神
Creative mind and Challenging Spirit

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  『巨象東芝』 このまま、崩壊へと
      突き進むことになってしまうのか!?


 東芝社員19万人、さようなら…
実はさらに1兆円の「隠れ損失」が!


  銀行団に見捨てられて、 ジ・エンド、、、


  現代ビジネス  2/22(水) 8:01配信


東芝
写真:現代ビジネス


 昨年末に発覚した巨額損失で追い詰められた東芝。 経営陣が資金繰りに奔走する様子が日々報じられている。 だが、パンドラの箱はまだ開いたばかり。 これから待ち受ける現実は、あまりに厳しい――。


どんなに巨大企業であろうと、経営陣が判断を間違えてしまうとその企業の存続も脅かすような事にもなる。 企業買収を行うまえにあらゆる手段を使い、十分な情報収集することを怠ってしまうと、今回の様な事態を招いてしまうことがある。 買収される側の企業は情報を隠す!
 
それによって少しでも高く売ろうと策略をめぐらすという事を踏まえておかないと、買収後にどの様な爆弾が姿を現すか。 SHARPが台湾の鴻海と買収劇を繰り広げたように、SHARPが正直に情報を提供するというのは極稀なケースである。 何よりも重要なのは情報である。(にゃー)  


東芝株を売り払え
 原発事業を手がける米国のグループ会社・米ウェスチングハウス社 (WH) をめぐって、最大7000億円にものぼる巨額損失の計上を迫られている東芝が、いよいよ追い詰められている。

 これまで東芝の資金繰りを支えてきた銀行団が、「最悪の事態」 に備えて、水面下で準備を始めていたのだ。

 「東芝の主力行のひとつであるみずほ銀行が、融資先への判断基準となる債務者区分において、東芝を 『正常先』 から 『要注意先』 に降格させたとの情報が駆け巡っています」

 こう語るのは、大手外資系証券のアナリストだ。


東芝
〔PHOTO〕gettyimages

 「要注意先というのは、融資を回収できないリスクがあるため、文字通り 『注意を要す』 べき取引先とみなしたということ。 言い換えれば、みずほは東芝への融資が回収できなくなる 『最悪の事態』 を警戒し始めたことを意味している。 この情報が駆け巡るや、マーケットは騒然として、株式市場では一時、『東芝売り』 が殺到しました。

 みずほ側は東芝を要注意先としたことで貸し倒れ引当金を積む必要も出てくるので、いよいよ東芝融資に絡んだ損失も現実化しかねない。 当然、みずほと歩調を合わせて、他行が同様の動きに出る可能性もあり、東芝に融資する銀行団の間では緊張が高まっている」

 表向きは 「協力」 姿勢を打ち出しているみずほが 「撤退の準備」 を進めているのだとすれば、その衝撃は計り知れない。

 追い打ちをかけるように、東芝に1000億円以上の巨額融資をしている三菱UFJグループでも、「東芝切り」 とも見られかねない動きが出始めている。

 「グループの一角を占めるモルガン・スタンレーMUFG証券が、この年末年始にかけて東芝株の空売りを仕掛けていたことが判明しました。 それも、東芝の巨額損失リスクが急浮上してきた直後から、空売りを仕掛けていたのです。

 それだけではなく、今度は同グループの三菱UFJ信託銀行が、一昨年に発覚した粉飾決算をめぐり、『東芝の株価下落で投資家から預かった資産が大幅に目減りした』 と、3月にも東芝に対して十億円規模の損害賠償請求を起こすと言い出した。

 すでに東芝が瀕死状態であることは重々承知のうえで、回収できるものはなるべく早く回収しておきたい……そんなホンネが聞こえてくるようです」
  (前出・アナリスト)

 東芝の主力行は三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友信託銀行の3行だが、他にも前出の三菱UFJをはじめ生保、地銀まで含めると取引金融機関数は約80にも及ぶ。

 当然、それら全社の足並みが揃うわけもなく、「すでに各社の方針の違いは出てきている」 と取引行の幹部は明かす。


 「というのも、東芝への融資が 『無傷』 で済むわけがないと考えているからです。 そうなると問題は、『誰がどこまで傷を負うのか』。 もちろん、最悪の事態になった場合、一番傷を負うのはメインバンクというのが業界の常識ですが、経営盤石ではない地銀の中には、わずかの損失リスクでも負いたくないところがある。

 しかし、そうして金融機関の足並みが揃わず、支援スキームが決まらない状態が長引くほど、東芝の経営がより悪化していくという悪循環にもなりかねない。 今、そのジレンマに金融機関の幹部たちは頭を抱えている」


 銀行団は当面、2月14日に東芝が発表する原子力事業の損失額や今後の再発防止策を確認したうえで、3月以降に 「本当に東芝を助けるべきか」 を決定することになる。
本誌は、メインバンクの 「本心」 を聞くべく、みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長を自宅前で直撃した。

 「我々のスタンスはもう決まっています。 東芝は日本にとって大切な会社。 メインバンクのひとつとして東芝を支えていく。 これに尽きます。 これは (同じくメインバンクの) 三井住友銀行さんもまったく同じです」

 東芝支援に向けて銀行団が一枚岩であることをアピールする佐藤社長。 だが、果たしていつまでその覚悟を持続できるだろうか――。


次の「爆弾」もアメリカ
 実は東芝をめぐっては、原発事業以外にも、新たな巨額損失を生みかねない 「大型爆弾」 が存在している。

 それは、東芝が米国で手掛ける液化天然ガス (LNG) 事業。 これが最大で、「1兆円」 という途方もない額の損失リスクを抱える火種となっているのである。

 いったいどういうことなのか。


東芝
Photo by GettyImages

 東芝が米テキサス州にあるLNG事業会社と、’19年以降20年間にわたって毎年220万tのLNGを調達するという契約を締結したのは、’13年のことだった。

 「日本の電機メーカーがLNGを取り扱うのは異例のこと。 220万tという取引量の大きさもあって、当時から業界内では話題になっていました。

 東芝経営陣は、『LNGの供給と発電効率の良い新たな火力発電設備の建設をセットで受注すれば、大きな利益を上げられる』 と契約のメリットを説明していたが、『そんな量を引き受けて、捌くことができるのか』 と疑問視する声は会社の内部でも少なくなかった」
  (東芝関係者)

 そして 「不安」 は、見事に的中。 契約締結後に石油価格の下落が続いたのにともない、米国産シェールガスの価格は一気に割高になってしまった。

 「’13年当時、電力不足に対応するため東京電力などが新しい火力発電所の建設計画を進めており、そうしたところが発電の燃料としてLNGを引き取ってくれるはずだと楽観視していた。

 しかし、フタを開けてみれば販売交渉は難航。 東芝は慌てて国外での引き取り手を探したが、アメリカやオーストラリアで増産が続くLNGは世界中で供給過剰の状態で、買い手はなかなか見つからない。

 いまも状況は好転しておらず、最近では、東京電力ホールディングスと中部電の合弁会社で火力発電向けの燃料調達などを手がける 『JERA』 に泣きつき、販売支援の契約を取りつけたばかり」
  (前出・東芝関係者)

 要するに、完全に見通しを誤ったのだ。


「上場廃止」へまっしぐら
 実は、東芝はこのLNG事業のリスクについて決算資料にひっそりと記載しており、そこには 〈天然ガスを当社都合により一切引き取れなかった場合〉、20年間の 〈想定最大損失額〉 は 〈9713億円〉 ――つまり、将来的に約1兆円の巨額損失リスクがあると東芝自体が認めているのである。

 原子力関連の7000億円に、LNGの1兆円。 それらがともに弾ければ、「巨象」 の東芝であっても足元から崩れ落ちてしまうことは誰にでも容易に想像がつく。


東芝
〔PHOTO〕gettyimages

 むろん、そうした危機的状態にあることは東芝自身が一番よく分かっていること。 東芝経営陣はいま、何が何でも資金繰りを回していくための対策に血道を上げているが、実はその 「財務対策」 をめぐっても、東芝の前途にはさらなる難題が立ちふさがる。

 「まず、東芝は粉飾決算事件の責任を問われ、東京証券取引所から 『特設注意市場銘柄』 に指定されているので、市場から広く資金を調達することができません。 さらに、この3月からは 『監理銘柄』、つまり 『いつ上場廃止になってもおかしくありません』 と投資家に注意を喚起するためのポストに入れられることが決まっている。

 今後、東芝が提出する報告書を東証が審査するのですが、ここで 『東芝は変わっていない』 と判定されれば、上場廃止が正式に決まる。 そうなれば、株式市場からの資金調達ができなくなる」
  (東芝の内情に詳しい経済ジャーナリストの磯山友幸氏)

 東芝にとって絶対に避けたいシナリオだが、「上場廃止」 に追い込まれる可能性は日に日に高まっている。

 「市場関係者の間でも少し前までは 『さすがに東芝は上場廃止にできない』 という声が強かったのですが、いまや 『待ったなし』 という見方が大勢になってきています。

 仮に上場廃止を逃れられたとしても、まったく安泰ではない。なぜならWHの問題は、一回減損すればそれで終わりというわけではなく、原発が完成するまで建設コストが膨らみ続け、減損リスクが続く 『アリ地獄』 のようなもの。

 いくら資金を捻出しても、再び減損となれば一気にそのカネも吹き飛んでしまう、最悪の状況です」
  (前出・アナリスト)

 刻一刻と瀬戸際に追い詰められている東芝にとって、当面の資金繰りを回すためにできるのは、事業や保有資産の 「切り売り」 くらいしかない。 実際、いま東芝は虎の子の事業である半導体メモリ事業部門の 「分社化」 を進めている。

 「スマートフォンの記憶媒体などに使用され需要が急伸し、高い競争力を持っている 『稼ぎ頭』 を本体から切り離して新規上場させ、外部からの資本を募ることで資金の獲得を目指すという目論見です。

 ただ、東芝は半導体メモリ事業部門を完全に手放すつもりはなく、新会社に対する外部資本の受け入れは最大でも20%程度までに抑える方針。 これでは、購入先が思うように会社をコントロールできずメリットが少ないため、あまり高い値段はつかない」
  (全国紙経済部記者)


もう売れるものがない
 しかも、’15年の粉飾発覚以降、東芝はこれまでに医療・家電などの主力事業や閉鎖する工場の土地などの資産を切り売りしていて、その売却資産の総額はすでに1兆円にのぼる。

 今回ついに半導体メモリ事業まで手放すことになれば、東芝にはもう、「売り物」 がほとんど残されていない状態になってしまう。

 「残りの上場子会社は、売上を東芝グループ内部に依存しているところが多く、切り売りしても買い手にとっての旨味はあまりない。 ましてや、東芝エレベータなどの非上場子会社になると、売却できたところでたかが知れている。

 それとは別に、東芝が保有する鉄道やテレビ局をはじめとした上場企業の株式をすべて売却したとしても、500億円にも満たない。 これでは、『焼け石に水』 です」
  (前出・東芝関係者)

 損失のあまりの大きさゆえに、持てるすべてを差し出したとしても自助努力での再建は不可能。

 もはや、東芝には銀行に泣きつき、金融支援などの救済措置を求める他に手はない。
だが頼みの綱の銀行団も、沈みゆく巨艦から逃げ出す兆しを見せ始めているのは、冒頭説明したとおり。

 銀行団からすれば、みずから 「手を引く」 ことが東芝崩壊のトリガーとなれば、グループ全体で19万人にもなる社員とその家族を路頭に迷わせ、日本経済に大ダメージを与えた 「戦犯」 として批判されかねない。

 さりとて、どんなに資金的な余力のある銀行でも、一企業に注入できる資金には限りがあり、どこかで 「見切り」 をつけなければ、今度は自分たちの経営が危うくなる。

 「工期が大幅に遅れている中国での原子力発電所建設工事の収益性の悪化や、’11年に買収したスイスの電力計メーカーの業績の不透明さなど、東芝にはまだまだ多くの損失リスクが待ち受けていて、いつ、どこから次の火が噴いてもおかしくない状態。

 深入りすれば致命的なダメージになる。 銀行が決断するなら早いほうがいい」
  (前出・取引行幹部)

 日本を代表する巨大電機メーカーが 「消滅」 する日が、刻一刻と近づいている。


 「週刊現代」2017年2月25日号より

   週刊現代



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  最終更新:2/22(水) 8:01


   現代ビジネス












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 企業の4割超が
 「正社員不足」過去10年間で最多



  ITmedia ビジネスオンライン  2/21(火) 17:13配信


企業の4割超が「正社員不足」 過去10年間で最多
従業員が不足している企業の割合(帝国データバンクのプレスリリースより)


 帝国データバンクが2月21日発表した企業の人手不足に関する調査結果によると、「正社員が不足している」 と答えた企業は43.9%に上った。 前回調査(2016年7月) から6.0ポイント増え、過去10年間で最も高かった。

【従業員が不足している上位10業種(帝国データバンクのプレスリリースより)】

 正社員が不足しているという企業を業種別にみると、「放送」 が最も多く、73.3%。 「情報サービス」(65.6%)、「メンテナンス・警備・検査」(62.9%)、「人材派遣・紹介」(60.8%)、「建設」(60.1%)も多かった。

 また、正社員不足の企業が最も多い業種と最も少ない業種の割合の差は、前回調査から14.2ポイント減の46.0ポイントへと縮小しており、より人手不足が拡大している様子がうかがえる。

 企業からは 「工事案件が数多くあり、人手が足りずに受注しかねる状態」(経営コンサルタント)、「人手不足で仕事を取りに行けない。 機動力のある大きい企業が有利」(建設)――など、正社員不足が受注に悪影響を及ぼしているという声が上がっている。

 非正社員についても、29.5%の企業が 「不足している」 と回答。 業種別では、「飲食店」(80.5%) が最多で、次いで 「娯楽サービス」(64.8%)、「飲食料品小売」(59.4%)、「繊維・繊維製品・服飾品小売」(55.6%)、「医薬品・日用雑貨品小売」(55.6%) などが多かった。

 上位10業種中8業種を小売・個人向けサービスが占めており、個人消費関連で従業員不足の傾向が強いことが分かった。

 調査は1月18~31日にインターネット上で実施し、1万195社が回答した。




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  最終更新:2/21(火) 18:03


   ITmedia ビジネスオンライン















正社員不足

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 ジブリと宮崎駿の呪い “リストラ”
  された後継者たちの「その後」



  BuzzFeed Japan  2/24(金) 12:13配信



ジブリと宮崎駿の呪い “リストラ”された後継者たちの「その後」 左:鈴木敏夫プロデューサー 右:宮崎駿監督 / 引退会見の場にて


スタジオジブリと言えば、高畑勲、宮崎駿の両監督。 そして鈴木敏夫プロデューサーの3人が核だ。 『風の谷のナウシカ』、『魔女の宅急便』、『かぐや姫の物語』 
など数々の名作映画を生み出してきたが、2014年その制作部門を閉じた。 後継者たちはスタジオを去り、どうなったのか――。

【『メアリと魔女の花』予告動画も解禁】

 【BuzzFeed Japan / 嘉島唯】

「ジブリの……呪いのようなものがあるんですよね。 うん、呪い……」

天井を見上げて話すのは、スタジオジブリで 『かぐや姫の物語』、 『思い出のマーニー』 のプロデューサーを務めた西村義明さんだ。 現在は、スタジオポノックを立ち上げ、米林監督の長編アニメ―ション映画 『メアリと魔女の花』 を制作している。

米林さんと西村さんは 「ジブリの巨匠たちの魂を受け継ぐ」 と言われることもある。 そんな彼らは、スタジオジブリの制作部門解散によって退社していた。


ジブリと宮崎駿の呪い “リストラ”された後継者たちの「その後」 左:米林宏昌監督 右:西村義明プロデューサー /「思い出のマーニー」はアカデミー賞にノミネートされた。


「リストラクチャリング……
   僕らはリストラされたので」

2014年、米林宏昌監督と西村プロデューサーのタッグで作られた 『思い出のマーニー』 のプロモーションで全国を回り、東京に戻るとジブリのスタジオはがらんどうだった。

「数か月前まで、凄まじい勢いで一緒に制作に向かい合っていた仲間が誰もいない。 前々から制作部門を閉じるとは聞かされていたのですが……愛している存在が留守にしている間にふわっと消えてしまった。 その現実を見ると、虚無感というか……終わっちゃうんだぁって……そういうことしか覚えていないです」

一緒に全国を回った米林監督と 「やっぱり、みんなはもういないんだなぁ」 と、空っぽになったスタジオを去った。

後日、書類にサインをしたときに、改めて自分の立場を実感した。 もうここから去らなければならない。 しかし、そのときある思いが湧いてきた。

これでいいんだろうか? このまま潰えていいんだろうか?

「スタジオジブリの作品が大好きでここに入って、高畑監督、宮崎監督と映画を作ってきた。 ここには9割の苦しさと1割の喜びがありました。 最高のクリエイターが集って 『一本の映画で世界を変えられる』 と信じて邁進してきた。 でも、みんなバラバラに散ってしまう」

そしてこう続けた。 「ジブリにとってクリエイターは宝だった」。



ジブリと宮崎駿の呪い “リストラ”された後継者たちの「その後」 米林監督。スタジオポノックにて。


宮崎監督の力を持つ稀有な存在
プロデューサー1人で映画を作ることはできない。 優れた作品には 「監督・プロデューサー・企画の強固なトライアングルが必要不可欠」 だからだ。 1つも欠けてはいけない。 ジブリでもこのトライアングルが揃わず、頓挫した企画はあった。

西村さんと志を共にしたのは、「宮崎駿が持っていたアニメーションのダイナミズムを一子相伝で受け継いでいる稀有な存在」 である米林さんだった。

「宮崎監督の後期作品で、僕が魅了されたシーンの数々はマロさん (米林監督) が作っています」

『崖の上のポニョ』 の中のポニョがバーッと出てくるシーン。 『風立ちぬ』 で菜穂子と二郎が出会うシーン。 電車の中で風が吹いて帽子が飛んで、ナイスキャッチ……そんな躍動感のある画を作るのがアニメーターであり監督の米林宏昌だった。

「高畑監督、宮崎監督はすごくいいコンテを作ったとしても、それを描けるアニメーターがいないと、絵コンテからそのシーンを外してしまうこともあるんです。 映画は映像ですから。 マロさんは宮崎監督にとって、思い描いたシーンを作ってくれる存在だったと思います」

それだけではない。 『思い出のマーニー』 では、繊細な心情の変化を描き、世界から絶賛された。 主人公のセリフも極力排除された静かな世界で、キャラクターに息吹を与えたのは背景描写だった。

「『マーニー』 では宮崎監督の作品で開花させたダイナミックな表現を封印したんです。 なぜなら、この映画は背景描写で心情の変化を表すポエティックで静的なものだから。 世界のアニメーション界を見渡しても、こんなことができる人はなかなかいません。 静と動。 この2つが組み合わさったとき、米林作品がどう進化するのかを見てみたいと思ったんです」

こうして、西村さんと米林さんは 「スタジオポノック」 を立ち上げた。 ポノックとは、クロアチア語で午前0時という意味を持つ。



ジブリと宮崎駿の呪い “リストラ”された後継者たちの「その後」 西村プロデューサー。


スタジオジブリの冠を受け継がない理由
ジブリでは、映画を作ることは当たり前だった。 しかし、無名のスタジオとなると話は違う。 実際、宮崎吾朗さんからは 「ジブリの冠なしに資金を集めるのも、スタッフを集めるのも、ヒットさせるのも至難だぞ」 と言われた。

「ジブリは高畑監督と宮崎監督の映画を作るためのスタジオでした。 その人たちが作らないと言ったら続けることはできない。 僕自身、ジブリというブランドには興味はありません。 ブランドではなく、そこに集う人とできる作品が大事なので。 ただ、今まで築き上げてきた映画作りの志が消えてしまう……一本の映画で世界を変えうると信じる作り手たちの映画が作られなくなるのは嫌でした」



ジブリと宮崎駿の呪い “リストラ”された後継者たちの「その後」 左:高畑勲監督 右:西村義明プロデューサー / 2人が作った「かぐや姫の物語」はアカデミー賞にノミネートされている。


高畑勲、宮崎駿。2人は…
1月末、スタジオポノックには宮崎駿さんの姿があった。 制作現場の窮状が耳に入ったらしく、檄をとばしにきたのだ。 現場に足を運ぶのは初めてだった。

「安心した。 ココ(ポノック) が元気なかったら、アニメーションは終わりだもんな」 と口にしながら、現場の一人ひとりに声をかけていった。 西村さんはその背中に言葉を投げた。

「宮崎さん、5カットくらい描いてくれないですかね」

宮崎さんは無言で去っていったが、翌日にA4で2ページに及ぶ米林監督宛の手紙が届く。 「僕が描いてしまうと、この作品を傷つけることになる。 それはやってはならない」 というコメントの後に、宮崎さん流の作品を完成させるメソッドと激励の言葉が直筆で綴られていた。

宮崎駿という人は、自分以外の監督にポジティブな発言をほとんどしないそうだ。
「マロさんへの愛って格別なんだって思いましたね。 素直なことは言わない人なので、本当に驚いたんです。 『こんなくだらない映画を作りやがって!』 って言ってる方が宮崎監督っぽいですから」

このような態度をとったのは、宮崎さんだけではない。 「『かぐや姫』 のときはだいぶいためつけられた(笑)」 という高畑さんも同じだ。

「高畑監督はファンタジー嫌いなのに 『ほうほうほう…それで?』 とニヤニヤしながら 『メアリ』 の話を聞いてきたんです。 『スタジオポノックは今後、長編アニメーション映画のひとつの牙城になるかもしれませんね』 と言っていただいて」

後日、特報映像を見た際、高畑さんはこう言ったそうだ。

「宮さんのアニメーションが継承されていくんだなって強く感じました」

西村さんは、2人の反応を見て実感したという。 「師弟という関係ではなく、巣立った人間として自分の足で立たなければいけない……怖いですけどね」 と笑ってみせた。



ジブリと宮崎駿の呪い “リストラ”された後継者たちの「その後」 7月8日公開予定の「メアリと魔女の花」


メンバーも技術も思考もほぼ同じ、
  スタジオジブリとポノック。 違いは…

バラバラになったクリエイターたちに頭を下げ、再集結したスタジオポノック。 規模や資金は小さくなったが、「ジブリで描いてきた世界を作れる」 と確信しているそうだ。 では、ポノックとジブリの違いは何なのだろうか?

「僕たちは、『今、作るべき作品を作る』 だけなんです。 例えば、高畑、宮崎両監督の晩年の作品テーマは 『生と死』。 今の僕たちが同じテーマを描けと言われても、いいものは作れません。 自分たち自身がまだこの世の別れについて答を出せていないからです。 逆に、80年近く生きてきた今の彼らに 『ラピュタやトトロのような作品を作って欲しい』 っていうのは、違うと思います」

一方、スタジオポノックが 「今、描けるもの」 をこう語る。

「マロさんには9歳の、僕には10歳と4歳の子どもがいます。 身近に子どもがいる僕たちだからこそできる作品があるって気がつきまして。 そして、2017年という時事性。 僕らが生きてきたのは、人が住めなくなった土地を残し、美しい海を埋め立てる時代です。 こんなものを次の世代にたくさん残してしまう。 だったらせめて、もっと大事なものを子どもには贈りたい」

そこで生まれたのが 『メアリと魔女の花』 だった。

タイトルを見て 『魔女の宅急便』 を思い浮かべる人は少なくないだろう。

「宮崎監督のナウシカ、ラピュタやトトロは興行的に赤字だった。 それを救ったのが 『魔女の宅急便』 の成功だったんです。 一方、米林監督作品はアリエッティとマーニーを作って次で3本目。 ジブリの冠なしに映画を作る勝負作となるだろうと。 だったら、僕らも魔女で勝負をしたい……ゲン担ぎですね」



ジブリと宮崎駿の呪い “リストラ”された後継者たちの「その後」 主人公のメアリはどんな冒険を繰り広げるのか。


ジブリという魔法を失って
原作の児童文学を見つけたとき、西村さんの頭の中ですべてがつながった。 「主人公のメアリを巡る話は、米林宏昌自身の物語である」 と。 作中でこんなセリフがあるそうだ。

「この扉を開けるのに魔法なんか使っちゃいけない。 どんなに時間がかかっても、自分の力でいつもどおりに開けなきゃ」

魔法はいつか消えてしまう。 自分に特別な力を与えてくれた魔法を使わないときにこそ、見えてくる景色があり、到達できる場所がある。 この言葉にはそんな可能性が込められている。

スタジオジブリという魔法を失った後継者たち――ポノック自身を映し出しているようだ。 西村さんは続ける。

「今、僕たちが信じて頼ってきたものが、ことごとく潰れはじめた時代です。 魔法のように大きな力で発展してきたけれども、通用しなくなってきた。 魔法を失ったときに人間の中に残るものは何なのか? 今しかできない。 だから 『メアリ』 を作ることにしたんです」

最後に、「ジブリのときと今、どちらが楽しいですか?」 と聞くと、「100%今です」 と即答した。

スタジオジブリの作品は、宮崎さんの承認なしには企画は成立しなかった。 『火垂るの墓』、『かぐや姫の物語』 と 『思い出のマーニー』 以外の作品には、すべて宮崎駿のクレジットがある。

「『メアリ』 はジブリでは作れなかった作品だと思います。 宮崎監督に 『魔女はもうやってるだろ』 と却下されてるか、潰されているか、どちらかじゃないですかね」

絶対的な存在がいないスタジオポノックで、西村さんは 「仲間と企画について相談できる」 楽しさを知ったという。

「かつてはどうしても 『ジブリの映画』 を作っているという気持ちが強かったんです。 今はみんなが 『米林監督の映画』 を作ろうと素直に仲間が同じ方向を見れる。 『ジブリ』 というあまりに大きな概念は、恩恵をもたらしましたけど、呪縛でもありました。 プレッシャーもあるし、高畑監督と宮崎監督の存在が偉大すぎた。 力を持てるけど、生命力を奪われていく…… そんな感じです」

「人のエネルギーを自分のエネルギーに変える天才」。 長らくスタジオジブリの作品プロデューサーを務めた鈴木敏夫さんは宮崎さんを、こう評していた。

「今はただ純粋に映画を作る。 ジブリとかポノックとか冠のようなものは、どうでもいいですね」

インタビューの前、2017年の1月初旬にスタジオポノックに訪れた際は、西村さんがジブリについて語る時、ピリッとした表情が多かった。 偉大な存在に対して愛憎いりまじった感情があるように見えたのだ。 西村さんは 「実感はない」 と言っていたが、この1ヶ月の間に呪いに対する想いに変化があったのかもしれない。

「環境や予算が違っても、ぼくらが作る以上はジブリ水準のクオリティと結果を求められる。 恩恵もあるけど、ジブリの……呪いのようなものがあるんですよね。 うん、呪い……」

「でも最近、できあがってきた映像を見て涙が出たんですよ。 感動するシーンでもないのに。 マロさんがすごく頑張っているなって。 今、できあがりつつある作品を見て、自信を持ちました。 “ジブリ” を越えていかなきゃって」




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  最終更新:2/24(金) 19:32


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