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第37回 必要ではないプライド! 文:高橋聰典

婚活賢者が語る 婚活時代を生きるあなたを優しくナビゲート 「婚活」してますか?


  「婚活」に
  必要ではないプライド!



「相手ができないことを自分がやれて、自分がやれないことを相手がやれる」がベスト

【プライドの種類】
女性にも男性にもプライドがあります。しかし一口にプライドといっても、プライドには実は2種類あり、大切なプライドもあれば、不必要なプライドもあります。
その不必要なプライドが、あなたの婚活を邪魔しています。それをひも解くには「プライド」という言葉を二つの日本語に言い換えると分かりやすくなります。

(1)プライド=信念・価値観
これは、持っておいて良いもの!自分が生きていくうえでの大切な思いとか、自分軸と呼ばれるものです。これがないと、人に合わせるだけの調子のよい人間と思われたり、優柔不断だと思われたり、自分の意思がない人間と思われてしまいます。

(2)プライド=意固地・頑固・強がり
こちらが不必要なプライド!こちらのプライドを持っていると、婚活には逆効果!
意固地になったり頑固になったり……。特に強がることは、結局のところ自分を偽り、ウソをつくことにもつながりかねません。それは後々相手を失望させることにもなってしまいます。
さらに後々ならまだしも、アプローチの時点でこのプライドを持っていると、初めから相手は無意識レベルで、あなたに好印象を抱いてくれないでしょう。つまり「なんとなく嫌な感じ」を抱かれてしまいます。



【人はなぜ(2)のプライドを
           持ってしまうのでしょう?】
その理由はズバリ弱点です!
誰でも完璧ではありません。
しかし人は自分が完璧ではないことを、他人に知られたくないので、自身の弱点を隠そうとします。特に婚活などで異性に対しては、その傾向が強く表れることでしょう。
誰でも初めは、相手に気に入られたいと思うので、弱点や短所といったものは隠そうとします。その道具として、プライドを隠れみのとして使用してしまうのです。



【しかし、プライドは隠れみのにはならない!?】
ところが弱点を隠せていると思っているのは自分だけで、実はその隠れみのとしてのプライドは、相手に不快なものとして無意識のうちに伝わってしまい、悪印象にしかなりません。
男性であれば、自己顕示欲や「上から目線」を女性に感じさせてしまいます。
女性であれば、神経質に感じさせたり、見下されているように感じさせてしまいます。
もう一度いいますが、相手に「なんとなく嫌な感じ」を抱かせてしまうのです。



【恥をかき倒せ】
私は婚活パーティーやセミナーの場で、いつもこう言います。「恥をかき倒したもの勝ちです!」と……。
実は隠している弱点を、弱点と思っているのは自分だけで、多くの方は、その弱点が相手との交際にプラスに働く面もあることに気づいていません。
強がったり、取り繕ったりしていることは、相手に威圧感や不信感を抱かせます。それは安心感や信頼感とは真逆のものですよね!
女性に「わたし〇〇にはまったく無知で……」なんて照れられたら、男性はキュンときてしまいますし、男性に「僕は〇〇が苦手で……」なんて言われたら、女性は私で力になれるかもしれない! なんて思うのではないでしょうか?



【不完全なことは良いことだ!】
人は完璧な相手を、実は求めていません。
アドラーという心理学者は、人が幸せである条件として次の3つを挙げています。
(1)自己肯定(自分が好きである)
(2)信頼感(人や自分を信頼できる)
(3)貢献感(自分は誰かの役に立っていると感じられる)。
3つめに注目してください。
人は自分が誰の役にも立てていないと感じると不幸を感じてしまいます。つまり、恋人や夫婦という関係は、「相手ができないことを自分がやれて、自分がやれないことを相手がやれる」そんな関係が築ければベストなのではないでしょうか?

それではまた次回!



今回のプチアドバイス!

完璧であることは求められていない。弱点を隠そうとする不必要なプライドは捨てて、恥をかき倒せ!



高橋聰典
著者プロフィール
高橋聰典(たかはし そうすけ)
株式会社マインドサポート。心理カウンセラー、メンタルコーチ。
企業に対し人材育成・教育研修を行う。恋愛に関しての執筆も。心の根底から変革を促し、愛される人間を育成することに定評あり。
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