こんにちはにゃーです

もう少しすると雨梅雨の季節となり
一ヶ月半もすれば
ヒマワリひまわり と 晴れ太陽がギラギラ輝く
波夏が来るぞ~~べーっだ!

夏とはマッタク関係ありませんが、
日本人と日本人ビジネスマンに不足していると
思えるモノがあるので書きます。





日の丸 ニッポン人は

ビジネスにしろ

外国での生活にしろ

どうして、世界で受け入れられ難いことが
度々あるのは何故なのでしょう



そして、




日々の生活の中でも…







これは以前、
  私が日経関連紙に紹介されていました

【「ご破算」思考法のススメ】と題した
〔日本IBM取締役専務執行役員:内永ゆか子 様〕

の記事を拝見し、実に的を得た話の内容でしたので

何時の日か


皆さんにも紹介したいと思っておりました。

そこで

今回はついに書くことにします。
(一部にゃーの意見や考えも含ませてありますので原文のままではありません)
尚、原文の著作問題等で削除を必要とする場合は、関係者様各位から
ご連絡を戴ければ、この記事は削除の対応をいたします。




それでは始めますパー

  【「ご破算」思考法のススメ】

〔日本人は何故、世界で受け入れられ難いのか〕

古くは種子島に火縄式鉄砲が伝来した頃から…

最近では1945年8月日本が連合軍に

無条件降伏したことにより第二次世界大戦が

終結し数年後、朝鮮半島にて朝鮮戦争が勃発。

この朝鮮戦争特需を足掛かりとして

日本経済回復の兆しが見え始め、

世界大戦終結約10年を過ぎた

昭和30年代、日本経済の回復が顕著に現れ始めた。
  (
映画:「オールウェーズ 3丁目の夕日」の時代)

その頃から日本列島改造論から始まった

所得倍増計画と高度経済成長へ向け、

日本経済は猛牛の如く突き進み始めていました。

この頃、

日本は世界から今の中国と同様に外国製品を

徹底的に分析・研究するなかで、

外国製品の模造品ともいわれる

製品を大量に作ってきました。

そのような日本を海外では、こう云われていました。





  モノマネ日本





その様な歴史から日本人は、改善・改良は

得意だが、新しい概念を独自に生み出すのは

不得意であると度々云われます。


具体的な課題を与えられれば見事に達成・解決

する
ことが出来るのに独創的で斬新なアイデアや

発想が
意外と出てこない(出てき難い)。



それは何故なのだろう!?

何がそうさせるのだろうか!?



物事の本質を根っ子までトコトン

考えようとしない


考えさせようとしない(社会の体質)

からではないか、
と私は以前から思っていました。


仕事の仕方一つをとっても、

今、目の前にある良し悪しに関わらず物事をまず

肯定してしまう傾向が頻繁に見受けられます。

たとえば、

世の中そういうもんだ!
それがルールなんだ!』 
人生なんてこんなもんさ!
今が楽しければイイじゃん!
みんながやっているのだから
俺(私)一人くらいは大丈夫だろう
みんなと同じようにやっておけば
文句言われず済むからイイだろう
と受け入れてしまう。

何故、そうなのか!
どうして?
 そうでなければ成らないのか!
どうして?
   これは認められないのだろう
なぜ、これをやってはダメなの?
みんなはこの様に言っているけど
私は、みんなとは違う考えである
何故、どうして、Whyとは考えない



何故・疑問?

という考える段階を飛び越えて何事も、

まず受け入れて 『そうなんだ~』 としまったうえで

思考のロジック(論理・道筋)の展開を始めるから

改善・改良はできても根本から物事を見直すこと

出来ない。

これは日常の生活でも言えることで、


たとえば友人や人伝えに聞いたことを
疑問も持たずに

【そうなんだ~】としてしまう…


たとえば、政治家が消費税の税金利率を
5%~15%への大幅増税を行うと表明し

としても

【仕方ないね、俺(私)一人では如何する事も出来ないものな~、俺一人が選挙に行ったからって何か変えられるとは思えないからな~】


この様なことは日本のモノカルチャーの弊害

では
ないかと思われる。

外国人ビジネスマンとの対話・交渉が苦手な

原因も
ここにあるのではないか。



私(にゃー)にも経験があることで、
以前、派遣で外資系企業に勤めていたとき、
日常の仕事・会議などの中でも多々、
意見を求めら
れることがあります。
その様な時、日本の企業ではその会議の時間
を黙り込んで、その場が
通りすぎるのを待つ
などのことが多いのではないでしょうか

この様になる原因には、社員・経営者双方に
問題がある事が多い。
その原因としては、『事なかれ主義、他人事、面倒である、どうせ意見を言っても聞いてはくれない、下手に意見を言ったら睨まれてしまう、…など』いくつも挙がりそうなので止めておきます。

この様なことは能力の無い経営者が営む企業
に多く
見受けられ、社員からの意見や今、挙が
いる
問題を聞こうとせず、権力を振り翳す
ことしか出来
ないバカタレ経営者の企業に多く
見れます。

有能な経営者として有名な
【本田総一郎氏、松下幸之助氏、…】などは
自由に
議論を交わさせて、その中から重要な
モノをピック
アップし経営へ役立てることを
行っていました。

そして、世襲制をも封印する政策をしていました。

外資系企業に限ったことではありませんが、
この様な場合、黙り込んでしまい自分の考えや
意見を
述べることが出来ない人材は仕事・会社
の事を、
何も考えていない…などと、
判断されることがあります。
その様な社員は能力を疑問視され、会議が
開かれ
ても、不必要な存在として呼ばれなく
なる様な事が
あります。





当たり前』 を認識し合う

アメリカの様な多民族で構成されている社会で

人種や宗教、教育水準が多様で、物事に

対する
考え方も様々です。

例として、
ある一つのグループで会議を開こうとすると、
グループの中の何名にかは、何がナンだか
サッパリ解らない。

しかし、
残りの何名かは、40%位の理解が進んでいる。

更に、何名かはグループの中心的存在であり
90%以上理解している、この様なことは多々ある。


だから、アメリカなどで会議をする時は

『今日の会議の目的はこれで、前提はこれ、
前回の会議に挙がった問題点はこれである』 と
いった具合に確認事項を挙げて説明し、
コンセンサス(合意)を採りながら議論を進めます。

このとき、まるで『当たり前』の質問をする人が

出て
きます。

その様なとき、誰も笑ったりしないで質問に対し

説明をします。

これは、人によって『当たり前』が違うから、

認識を
確かめ合いつつ議論を積み重ねるから

なのです。


実はそうした議論の中に、これまで常識だと

思っていたことの間違えに気付き、

根本から考え直
そうという展開に繋がるモノ

なる。



これが日本ならどうだろう。

そもそも質問や意見する人さえいないだろう。

そんな事をしたら、
おまえ!何でこんな事を知らないの?
知っていて当たり前だろ!

などと、何を云われるか分からない、

という考えが…




日本のように皆が同じ水準程度の教育を受け、

同じ様な新聞を読み、
同じ『当たり前』を共有し

ている

モノカルチャーでは、
どうして?】という疑問を

発し難い土壌がある。


会議も形式的に進み、暗黙の了解のうちに進む。


かく言う私は、男性社会というモノカルチャーか

外れているうえ、根っからの物理屋で原因を

徹底的に究明しよとする癖があるため

『どうしての内永さん』 と言われるほど

よく質問をする。


質問攻めに遭う方はたまらないだろうが、

この思考回路
が外国人と話す時役立っている。


外国人と議論する時は、自分の立場、

話し合いの前提、
問題点、進むべき方向性、

そう考える理由、リスクを
キチッと説明する

必要がある。


ところが日本にはそうした習慣が無いから

IBMの中でも時折、

日本人は何を考えているのか分からない


と外国人社員の間で言われる事がある。

分からないけど、やっている事は凄いらしい。

それ故
ミラクル・ジャパン、不思議の国ニッポン!

というわけだ。





理解されない曖昧な経験知


言葉の問題も1つにはあるだろうが、

英語が出来るのに
日本人社員と外国人社員の

議論が咬み合わない人が
いる。

これは明らかに思考過程、ロジック(論理・道筋)

の問題
だろう。

冒頭の 「まず受け入れてしまう」姿勢や

暗黙の了解」、昔からこうやって来たから」 と

いった曖昧な経験知は、
外国人には理解され

難い。


日本人からすれば

どうして分かってくれないのか

なるのだろう、しかし、外国人にとっては

ロジックが
明確でないから「はぐらかされている

と感じたりする。


どちらが良い・悪いという話ではない。

西と東では
ロジックが違うということなのだ。

大事なのは、問題の根本原因を明確にし、

客観的・分析的に考えること。

そうした思考法を身に付ければ外国人との

コラボレーション(共同作業)はずっと上手くいく。

そのうえ、イノベーティブ(革新的)な発想が

生まれる
可能性も高まる。

一石二鳥ではないか。


日本の算盤(そろばん)用語に

ご破算で願いましては…」 という言い回しが

ある。


その「ご破算」が大事だと私は思う

既成概念や習慣を一旦、頭の中から取り払って

ゼロから
考える

それに日本人が元来得意な【改善】が加われば、

日本は世界をリードできる存在となれる可能性

がある。


本当の意味でのミラクル・ジャパン

誕生だ!







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