病気を体験した子ども達が、弱さを強さに変えていく姿を描いたドキュメンタリー映画「風のかたち」上映会のお知らせです。

今回の主催は、『SWITCH』の企画・編集・監督を担当されたサンマーク出版の鈴木七沖さんを中心に結成された企画運営ユニット七つ風となっていて、司会は鈴木さんが担当されます。

鈴木七沖さんは、私がとても尊敬している方のお一人で、とても素晴らしい編集さんです。鈴木さんはご自身のお仕事のことを「志事」と表現されています。(鈴木さんの担当本については最後にご紹介させていただきました)

その鈴木さんが応援されているのが「風のかたち」というドキュメンタリー映画です。

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【内容】

小児科医・細谷亮太医師と小児がんの子どもたちの生き方を10年にも及ぶ時間をかけて撮りつづけたドキュメンタリー映画「風のかたち」。

編集期間にも3年をかけて紡ぎだされた作品からは、命の尊さだけでなく、「生きる力」の源泉にふれるようなエネルギーが溢れています。

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【youtubeの予告編】
http://youtu.be/J50ssAUgJQw

[日時]
2012年3月3日(土)(開場)13時半(開演)14時(終演予定)16時半

[場所]
東京ウィメンズプラザホール ※地図はこちらをご覧ください
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html

[構成]
■「風のかたち」上映(105分)
■伊勢真一監督トークライブ(MC:鈴木七沖)

[参加費]
1500円(収益はすべて細谷医師たちの活動に寄付いたします)

[申し込み方法]
以下のメールアドレスでお申し込み後(メール内には、住所・氏名・連絡先・チケット枚数を明記)、下記の口座まで枚数×1500円をお振り込みください。振り込みの控えがチケットとなります。当日、忘れずにお持ちください。

■メールアドレス)nanatsukaze7@gmail.com

■振り込み口座番号)みずほ銀行 高田馬場支店 普通 2797484  ナナツカゼ

[主催] 七つ風(ななつかぜ) ※編集者・鈴木七沖さんを中心に結成された企画運営ユニット。

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私は、子どもの頃にケガの治療で何度も、何度も入院していたので「子どもの病気」を、同じ目線で見てきました。

そこで感じたことは、病気にかかって、それを受け入れた子ども達は、とても精神性が高く、我慢強く、優しい。

身体の痛みだけでなく、心の痛みでも、押しつぶされれそうなはずなのに、周りに心配をかけまいと必死です。

命と真正面から向き合っているから、生きることに対しても真剣です。映画の中で、

「命を救ってもらったお返しのつもりで私は、困ってる人や弱い人を助ける仕事をしたい・・・」
と夢を語っていた少女は看護師になり、

「子どもが欲しい・・・」と切実に吐露していた骨髄移植体験者が無事、母親になります。

自分の命の使い方を真剣に考え、病気という目に見えない恐怖と闘うこと。それでも、希望を忘れないこと。それが、どんなに大変なことで、でも、どんなに大切なことかを、この映画は教えてくれます。

「風のかたち」の監督をされた、伊勢真一さんがこんなことを書かれていました。

小児がん患者や体験者を、悲劇の主人公ではなく、「再生」のシンボルとして描いたこの物語は、ただ難病を扱ったドキュメンタリーという枠にとどまらず、命の尊さ、生きる意味を問いかけ、心が病んだ時代としばしば言われる私達の社会に、希望をメッセージするに違いありません。

「再生」というのは、まさに今の時代のキーワードでもあると思います。

「自分が死んだ時のこと」を真剣に考え、そこから新たに生まれ変わり「再生」する。これは、まさし<「遺伝子の『SWITCH』を入れる」ことにも繋がると思います。

人は、共感・共鳴する生き物です。そして魂が震えることでもまた、遺伝子のスイッチは入る  

「風のかたち」を見て遺伝子のスイッチが入った鈴木さんが行動を起こしたように、このお知らせを読んで何かを感じられたら、ぜひ上映会に足を運んでいただければ幸いです。

長くなりますが、最後に昨日、鈴木七沖さんがFBで書かれたお話を転載させていただきます。

(映画の内容も、もちろん大切だと思うのですが、主催の方がどんな方で、どんな想いで今回の上映会を行われるかを知っていただき、その気持ちに触れていただければと思います)

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鈴木七沖さんFBより

【人生の終わりに何を後悔するのか?】

今日は、5つの打ち合わせを進める合間に立ち寄ったカフェにて、持参していた「マミー」(MacBook Pro)を駆使しながら、ある記事を追ってみた。読まれた方も多いと思うが、「pouch」という情報サイトに載せられた《ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5》。

これは、オーストラリアに住むBronnie Wareさんが書いた1冊の本の要点をまとめたもの。

注目度の表れを見てみると、twitterでは5794。ここfacebookでは9860(ともに国内)。

ちなみに、情報の出所である英国の「The Guardian」サイト版を見てみると、なんとfacebookで40000という数字をたたき出していた(おそらく米国との合計かと思われるが…)。

どこの国でも人間である以上、関心事は共通なのかもしれない。いや、人間の喜怒哀楽の原因がほぼ万国共通であることから、「生と死」のテーマもおそらく大差はないだろう。

ちなみに……日本での紹介は「ナースが聞いた~」となっているが、調べたところ、発言元のBronnieさんの本業は「ライター&シンガーソングライター」。

たぶん、何かの理由から、一時期、終末医療の現場に関わっていたのだろう。

まだ読まれていない方のために、後悔のトップ5を挙げてみる。(以下「pouch」から転載)

1. 「自分自身に忠実に生きれば良かった」

「他人に望まれるように」ではなく、「自分らしく生きれば良かった」という後悔。Ware さんによると、これがもっとも多いそうです。

人生の終わりに、達成できなかった夢がたくさんあったことに患者たちは気づくのだそう。ああしておけばよかった、という気持ちを抱えたまま世を去らなければならないことに、人は強く無念を感じるようです。 

2. 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」

男性の多くがこの後悔をするとのこと。仕事に時間を費やしすぎず、もっと家族と一緒に過ごせば良かった、と感じるのだそうです。

3. 「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」

世間でうまくやっていくために感情を殺していた結果、可もなく不可もない存在で終わってしまった、という無念が最後に訪れるようです。 

4. 「友人関係を続けていれば良かった」

人生最後の数週間に、人は友人の本当のありがたさに気がつくのだそうです。そして、連絡が途絶えてしまったかつての友達に想いを馳せるのだとか。もっと友達との関係を大切にしておくべきだった、という後悔を覚えるようです。
 
5. 「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」

「幸福は自分で選ぶもの」だと気づいていない人がとても多い、と Ware さんは指摘します。旧習やパターンに絡めとられた人生を「快適」と思ってしまったこと。変化を無意識に恐れ「選択」を避けていた人生に気づき、悔いを抱えたまま世を去っていく人が多いようです。

私がいちばん興味深かったのは、どの項目もけっして特別なものではなく、私たちの日常の中でごくあたり前に起きてる、ややもすれば些細なことだと片付けられたり、見過ごされてしまいがちなことばかりだという点である。

「死ぬ間際に語られるのが、これか?」一瞬、そう感じたのは私だけではないだろう。そう、この記事を読むかぎり「そんなことならば、今から大切にできるぞ。いや、大切にしていこう」と思わずにはおれないものばかり。そこが、世界中の人間がこの記事に注目したポイントなのだと思う。

もし、物事の進化の原理原則が、哲学者ヘーゲルが弁証法で説いた「らせん状の進化」とするならば、表面上、いくら世の中がハイテク技術などで便利・快適になったとしても、人間の根本的な欲求はぐるぐると回りながらも、太古の時代から同じ「場所」を行ったり来たりしているはず。

現代の私たちがぐるぐる~の、どの位置にいるかを知る術はないが、「The Guardian」紙が取り上げたこの記事が世界中で注目されたことから察するに、「これからの時代に大切したい人としての心(精神論)」においては、ごくあたり前のことが復活してくるのでは……と推測してもし過ぎではないだろう。

あたり前のこと……この《トップ5》をもう一度見てみることにする。

1. 「自分自身に忠実に生きれば良かった」
2. 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」
3. 「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」
4. 「友人関係を続けていれば良かった」
5. 「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」

さて、あなたには何が見えてくるだろうか? 

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鈴木さんのYouTube画像はこちらです。

鈴木さんの担当本の一部です。

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