安川電機<6506.T>は20日引け後、10年3月期の連結決算と11年3月期の連結業績見通しを発表した。メカトロ製品の大手で、発表によれば、11年3月期の連結業績は、1ドル=平均90円、1ユーロ=平均120円を前提に、売上高が前期比20.2%増の2700億円、営業損益は80億円の黒字(前期は69億7700万円の赤字)、経常損益は80億円の黒字(同60億4900万円の赤字)、最終損益40億円の黒字(同56億9900万円の赤字)と増収、大幅黒字転換となる見通しだ。
 前期後半から、主力のモーションコントロール部門を中心に受注が復調してきており、この流れをさらに拡大すべく、中国ほか、アジア、新興国での拡販をさらに加速させる計画だ。また、コストダウンも引き続き継続する。
 配当は、前期は業績悪化から1株につき年3円(うち中間配1.5円)と、その前の期比では10円の減配の方針だが、今期は年4円(うち中間配当2円)と小幅増配の意向にあり、業績が上ブレる展開となれば、さらに増配幅が拡大する可能性もある


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