大幅に反発。一時は前日比32円(4.3%)高い784円まで上げた。9日以来3週間ぶりに年初来高値を更新した。30日付の日本経済新聞朝刊が「薄型テレビの販売回復を受けて、日本や韓国、台湾のパネル大手やガラスなど素材メーカーが一斉にフル稼働に入る」と報じたことが手掛かり。旭硝子は「液晶用ガラスの既存設備は4~6月からほぼフル稼働になった」と伝えており、同事業の収益回復への期待感が高まった。「液晶用ガラス工場の稼働率は80%台後半に」と伝わった日電硝(5214)は一時32円(3.0%)高の1083円と、前日に付けた年初来高値(1085円)にあと2円まで迫る場面があった。
 もっとも、買い一巡後はやや上値が重くなっている。UBS証券の村松高明アナリストは「主にクリスマス商戦に向けた生産増加を背景に液晶パネル用ガラスが好調に推移していることは株価に織り込み済み」と指摘。今後は「景気の持続的な回復で消費低迷に歯止めがかかり、在庫が積み上がらないかどうかが焦点になる」とみていた。〔NQN〕
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