終値31円高の1万1792円
 週明け28日の東京株式市場で、日経平均株価は3日続伸。終値は前週末比31円20銭(0.27%)高の1万1792円30銭だった。後場は目新しい材料に乏しい上に、日本時間今晩の米株式相場を見極めたいとのムードが強まり動意薄だった。3月期末を控え、国内機関投資家の動きは鈍く、海外市場の休場(25日欧米、28日欧主要市場)で海外機関投資家の動きも限られた。東証株価指数(TOPIX)は小幅続伸。
 3月期決算企業の配当・分割権利落ち日にあたり、朝方は権利落ち銘柄の下落で安くなった。ただ、その後は相場の先高期待や出遅れ感により株価指数先物が上昇、現物株には裁定取引に関連したバスケット買いが入り、アドテストの上げ幅が200円を超えたほか、京セラ、イトヨーカなど日経平均採用の値がさ株の一角が軒並み上昇した。東証一部の売買代金は概算で9339億円で、全日取引としては昨年12月28日以来の低水準。売買高は11億6154万株。値上がり銘柄数は549、値下がり銘柄数が978、変わらずが89銘柄だった。〔NQN〕 (15:25)