ブログ記事にお立寄り頂き有難うございます。

皆様に少しでもお役に立てればとの思いより

考え方に関する記事をUPしており続けています。

今回は柴犬(シバ)と甲斐犬(カイ)そして

年配であるアイヌ犬(アイヌ)の会話です。

シバ

『カイさ、五日市剛さんを知っている?』

カイ

『知らないよ』

シバ

『五日市剛さんのエッセー集を読み感心した』

カイ

『何に感心した?』

シバ

『次の様に書いてあったんだ“「失う」のではなく

「手放す」。若さも 健康も 愚かさも 愛おしいも

何もかも・・・・・”と』

カイ

『分からないな~』

シバ

『「若さを手放す」ことは「老いること」ではないと

紹介していた』

カイ

『それは矛盾していないか?

若さを手放すことは、早く老人になれとい言って

いる様にしか思えない』

シバ

『でも、「若さに執着しない」と紹介して

いるんだ』

カイ

『シバ、意味不明に感心したのか』と

あきれる様に話したのでした。

シバ

『「若さに執着しない」とそれなりに理解

したけど、具体的にどの様な状態か

説明できない』と弱弱しい声で話した。

カイ

『「若さに執着しない」とは何を意味する

のかな~』と考えだした。

そこへ、年配のアイヌさんが通りかかった。

カイ

アイヌさんを見て“アイヌさんに聞けば分かるかも

と考え”

『アイヌさん、聞きたいことがあるので少し時間を

頂けませんか?』と尋ねた。

アイヌ

『少しなら大丈夫』と返事をくれたのです。

カイ

隣にいるシバを見ながら

『シバがね、“「失う」のではなく「手放す」。

若さも 健康も 愚かさも 愛おしいも

何もかも・・・・・” と言うのですよ。

「若さを手放す」とは「若さに執着しない」ことだ

と言うのですが分かりますか?』と聞いた。

アイヌ

『誰かの名言?』

カイ

『シバ、誰だけ?』

シバ

『五日市剛さんのエッセー集に紹介されて

いる言葉です』と答えた。

アイヌ

真剣な顔で考え出したのです。

アイヌは常々「若くないな~」と感じる

日々を過ごしおり“若い時の様に記憶力や

運動能力があれば”と思っていることが

頭の中を巡った。

そして、次の様に答えたのです。

『五日市さんとは違うかもしれないが

俺は次の様に考えるよ。

この年になると「若い時の様に記憶力や

運動能力が欲しい」と思う。

でも、現実は両方とも落ちているのが事実で

変えようもない。

そんな時は「年を取ったな~」と思い一抹の

寂しさを感じる。

「若さを失う」と考えてしまうと

前向きに物事を考えられなくなってしまう。

だから「失うより手放すと考えた方が

前向きになれる」と考えたのではないか?

』と話してくれた。

(続く)

ブログ記事に対する思い

『素直な感謝はシンジアイアイから』

先ずは自分を知ることから始めます。