「ロシア原潜のミサイル発射実験失敗がUFOに『しか見えない』映像」
本来はこのように書きたいくらい美しくて不思議な映像です。
UFOと言っても、宇宙人とは限らず未確認な飛行物体ですね。
２００９年１２月９日未明、ノルウェーの夜空に渦巻状の光や黒い輪のような現象が発生しました。映像や写真が多く撮影されていたことから、様々な憶測が語られていました。
「宇宙人が…」とか「UFOが…」みたいな話です。
１０日にロシア国防省より、「白海（White Sea）でドミトリー・ドンスコイ（Dmitry Donskoi）級原子力戦略型潜水艦から多弾頭の大陸間弾道ミサイル（ICBM）「ブラバ（Bulava）」の発射実験を行ったが、第3段階で問題が発生し、打ち上げに失敗した(AFPより)」と発表されたようです。
■Norway swirl in the sky! UFO?
※動画右下の■を押すと拡大映像になります
music: In and Out of Love / Armin van Buuren ft Sharon den Adel
青白い光は、ＵＦＯではなくミサイル発射の第３段階目に故障が発生し、クルクル回転しながら暴発していたということのようです。言われてみれば、そうも見えますね。原因がはっきりしない段階で騒ぐのもどうかなと思い見ていたのですが、やはりそういう結果になりますか。
先日、「The 4th Kind」という映画 を観たもので、「宇宙人だったら面白いのに」とか一人で思ってたのですけどね。原因は分からなかった、とかのほうが面白いですよね？ドキドキしてちょっと怖いじゃないですか。
いや、原因が分かったほうが怖いかもしれませんよ、これ。
ロシアが大陸間弾道ミサイルの実験をやっていたということが怖いわけです。こっそり核兵器を搭載できるミサイルの実験をやっていたこと自体が不気味です。
しかし、なんだかこのミサイルがポンコツなどという話があるようです。
「白海はノルウェー北極圏付近に位置し、ロシア海軍潜水艦によるミサイルの発射実験場所となっている。ロシアの通信社インタファクス（Interfax）によると、ブラバの発射実験は今回が12回目で、7回が失敗に終わった。ロシアでは老朽化した兵器の改良が急がれており、ブラバはその中核と位置づけられているが、開発途中で発生する問題に悩まされている。（AFPより)」
■Russian RSM-56 3M30 Bulava-30 SLBM ground tests, first surfaced and submereged launches (2005)
ロシアが開発途中の、SLBM（Submarine Launched Ballistic Missile）「潜水艦発射弾道ミサイル」の実験が、うまくいっていないということのようです。上の映像が２００５年の発射の様子ですから、時間の経過と共に不要な兵器となっているのかもしれませんね。老朽化した兵器を改良して、実戦に使えるようにすることが目的です。
先日、ロシアの兵器庫に火災が続発という報道を書きました。
http://ameblo.jp/sukinakoto/entry-10388017054.html
こうして報道を追っていると、ロシアの老朽化する設備や兵器の保管方法や使い道に、色々と問題が出てきているようにも思えます。実は今回の件、UFO事件とは異なるロシアの問題が、浮き彫りになった出来事だったわけです。
さて、ミサイル発射実験失敗が嘘であり、政府の陰謀でエイリアンを隠しているという話に、持って行きたいわけですが、どうすればいいだろう…。宇宙人にはぜひいて欲しいので、誰かみんなの前に連れてきて下さい。
お願いします
