「鈴木先生、有難いお話ですが今は黙っていた方がいいと国対からの、上からの指示なのです。それに従うしかないんです」
「ムネオ日記」 の中に昨日亡くなれた松岡大臣の言葉が書かれています。
鈴木宗男さんが「ここは国民に土下座し、説明責任が果たされていませんでしたと率直に謝った方がいい」と話したことに対しての返答だったとのことです。
「国対」とは国家対策委員会の略で、国の政治を動かしてる組織です。
法令で指定された組織ではありませんが、現在の日本ではこの「国対」が政治の動きを決めていると言って良いでしょう。
現在の自民党国会対策委員長は二階俊博さんです。
人を自殺にまで追い込む指示とは、どのような指示なのでしょう。
松岡大臣はどれほどの暗い道に足を踏み入れていたのでしょうか?
「緑資源機構」の談合関連では東京地検により6名の逮捕者を出したことは、報道されご存知だと思います。
昨日安倍首相は、「緑資源機構」と松岡大臣の関係は無かったと発言しました。
その関係の無い松岡大臣の同級生でもあり、90年に公職選挙法違反で摘発された秘書とも言われる程近い人物は、5月18日に首吊り自殺をしています。
そして今日、東京地検にマークされていた「緑資源機構」の関係者が自殺しました。
29日午前5時15分ごろ、横浜市青葉区青葉台の7階建てマンション「ドルフ青葉台」1号棟と2号棟の間の駐車場に、男性が倒れて死亡しているとマンション住民から119番通報があった。
消防から連絡を受けた神奈川県警青葉署で調べたところ、亡くなっていたのは、同マンション5階に住む山崎進一さん(76)と判明、全身を強打して即死だった。山崎さんはパジャマ姿で死亡しており、山崎さんが住む2号棟の6階外階段に靴がそろえてあった。同署は自殺とみて調べている。
山崎さんは、緑資源機構の前身「森林開発公団」で生え抜き職員初の理事となり、退職後、林道関係の土木、測量業者などでつくる任意団体「特定森林地域協議会」の副会長も務めた。緑資源機構の官製談合事件に絡み、26日には自宅が東京地検特捜部の捜索を受けていた。(読売新聞2007.05.29)
「緑資源機構」は、どれ程の闇を作り出したのか。
死ぬことにより守られるのは、「何」なのか?
情報を背負い込み自ら自殺をする人は、自分の為よりも他の人の為を考え死んで行く方が多いと思います。
殺されたなら話は変わってきますが、自殺が事実であるなら、その先にある人物や団体を守るため自らを犠牲にしたと私には思えます。
松岡大臣は暗い道に足を踏み入れていたのかもしれませんが、自らの自殺で終止符を打とうとしたのなら、「ナントカ還元水」で私たちが大臣に持っていた印象とは異なる方だったのかもしれません。
関係ないとされる1つの出来事の中、数名が自殺しています。
私たちの社会などを考えても、ここまで1つの人物と関係する事柄の中で自殺が続くことは珍しいのではないでしょうか?
自殺、政府、選挙、この後自民党はどのような道を進むのでしょうか。
国対、いや実際には安倍首相などからの圧力だったのかもしれませんが、松岡大臣は言わなければいけない言葉を言わないまま、亡くなりました。
ムネオ日記の言葉が事実であるなら、国民への謝罪の言葉さえ松岡大臣は話すことが出来なかったのかもしれません。
「ナントカ還元水」での自殺などは考えられませんから、言えない何かは別にあったのでしょう。
「緑資源機構」が関係ないのなら、他にまだ私たちの知らない何かがあるのかもしれません。
自殺をしたのなら、松岡大臣が守ろうとした「何か」があるはずなのです。
誰かがその「何か」を見つけてくれる日は来るのでしょうか?
※追記:
ムネオ日記の内容にある国対からの話は無かったと自民党の中川秀直幹事長が話をしたようです。
「ムネオ日記の言葉が事実であるなら、国民への謝罪の言葉さえ松岡大臣は話すことが出来なかったのかもしれません。」
このように私は書いていますが、完全に否定されたということです。
ムネオ日記の言葉の真偽は重要になってくるのですが、本人が無くなった現在、「証言テープ」でも出てこないことには真実は闇の中ということです。
何か証拠が出てくるなら、大きく動く可能性はありますがね。
政治家の方は、話す際に全てICレコーダーに録音する癖を付けるべきです。
言った言わないの議論を続けるより、答は明白に出ますからね。実はありますか?
↓色々な考えがあるようです