八尾市闇金3人心中 懲役4年の実刑 | RE:SUKI

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考えましょう

今年3月に報道された、「ヤミ金融による取立て」により大阪八尾市の3名が自殺に追いまれた事件の、顧客審査をしていた男に判決が言い渡された。罰金100万円、懲役4年。


3名をも自殺に追い込んだのに、4年で世間に出れるのですね。

皆様は、どのように感じましたか?


事件は2003年にさかのぼります。4月の上旬に、妻(当時69歳)が1万5千円をある業者に借りた。この女性は、足が悪く仕事をあまりできなかった夫(当時61歳)のかわりにパートなどで働いていました。


どうしても生活費が足りなくなり、借りたようです。当初は「2000円ほどの利子で借りれる」、との話だったという。しかし、実際には激しい取立てなどにより、すぐに10万円を越える利子を支払うことになります。


この家族は八尾署に、相談をしたようだが解決には至りませんでした。警察の担当者が、やみ金業者に電話したのだが、相手は嘘をついたのです。


「すでに完済されていますよ。」

警察のできることは、ここまでだったようです。


毎日、嫌がらせは続きました。ドアを大きな音で叩き、大声で怒鳴り散らす。保証人でも無い近所の住人へ、保障人なので金を返せと電話がかけられる。


このようなことの繰り返しであったと言う。一緒に自殺をしていたこの女性の兄(当時81歳)のところにも、同じように電話などでの脅しがあったようだ。


警察に相談をしてから3ヵ月後、妻、夫、妻の兄の3人は自殺をした。2003年6月14日、大阪府八尾市のJR大和路線踏踏み切りの付近に入り、線路上で電車に轢かれました。3人ともに即死でした。


前日の13日の午後、同じ棟の友人に借りていたお金を返しにきたそうです。「変な電話がかかってきているのではないか?」、と心配してくれていたそうです。管理人のポストには「管理人さん、お世話になりました」と書いた便箋とともに2万2千円が置いてあった。


自殺をしようとしている前日にである。まじめな家族であることが、この辺りの話からも伝わってきませんか?


最初に借りた1万5千円は、最初の43日間で法定利息(年29.20%)の約270倍の13万5千円を払わせたようです。その後も少し貸し付け、さらに利息を要求していました。本来、1000円にも満たないはずの利息を強引に増やされていたのです。


最終的に15万3千円を振り込まされていました。4月から6月でのこの追い込みは、尋常なものではありません。


亀井浩次をTOPに6名以上の複数の人間が関与していたこの事件。起訴されているのは6名の中で、和佐野寛被告が初めての判決だった。犯行に加わったもの全てに厳しい罪を与えて欲しいものです。


和佐野寛被告は直接取り立てには関与していなかったとのことだが、そういう人間ほど上のほうで適当にのさばっている事実を、忘れてはいけないでしょう。内容を考えると、現場で追い込みをかけている人間と、ほぼ同等の罪であると私は思います。


消費者金融とやみ金の問題を一緒に語るのは、おかしいかもしれませんが、グレーゾーンだなんだ言っている間に、このような悩みで追いこまれている方がいることを忘れないでください。


(グレーゾーン)

http://ameblo.jp/sukinakoto/entry-10016966056.html


大阪府八尾市で夫婦ら3人がヤミ金融の取り立てを苦に心中した事件で、恐喝と出資法違反の罪に問われたヤミ金グループの(32)に大阪地裁は19日、「取り立ての厳しさは被害者が自殺するほどのもので、犯行は極めて悪質だ」として懲役4年、罰金100万円(求刑懲役6年、罰金100万円)の判決を言い渡した。

 グループ内で和佐野被告は顧客審査を担当。取り立てには直接関与していなかったが、宮崎英一裁判長は共謀関係が成立すると認定し「昼夜問わず近所の住民にも電話するなど、第三者も巻き込んで被害者に圧力をかけて精神的に追い込むなど、冷酷かつ執拗だ」と指摘した。

 判決によると、和佐野被告はグループ責任者の川畑将容疑者=指名手配=らと共謀。2003年5-6月、後に心中した清掃員の妻=当時(69)=を電話で脅迫、計15万3000円を入金させるなどした。(西日本新聞)


↓某サラ金との会話ねこへび


闇金もサラ金もやってることは同じようなものです