プラーナヤーマとは日本語では呼吸法、調気法あるいは調息法と置き換える事ができます。
プラーナヤーマについては以前からブログでご紹介したいトピックでありましたが、
今日たまたまこどもが息という漢字を漢字テストの為に勉強していた時に
文字を見てはっとし、是非ブログに書いてみようと思った次第です。
息(いき)は自分の自に心と書きますね。
まさしく”息”すなわち呼吸とは自分自身の心を映し出す
鏡なのです。漢字って本当にうまくできていますね。
気持ちが高ぶっていたり、緊張状態のときには、無意識のうちに呼吸は浅く、早く、
反対に気持ちがゆったりしているときは、ゆっくりそして深く呼吸しているのです。
そして、集中している時は息を一時的に止めているかもしれません。
上記の時は自分で呼吸をそのようにコントロールしている訳ではありません。
自律神経の働き、交感神経が優位になっている緊張状態の時は浅く、早く
そして副交感神経が優位になっている時、例えば睡眠時や休息時は
ゆっくりそして深く呼吸ができているのです。
私は整体の施術も行いますが、施術される方の呼吸を観察し
呼吸に合わせて体に触れたりします。
やはり極度の痛みのある方は体が緊張していますので
呼吸が非常に浅くなっているのがわかります。
ヨーガでは心と体を一つと考えています。そしてこの心と体を繋いでいる唯一の物が
呼吸と言えるでしょう。
そして、プラーナヤーマとは呼吸をコントロールしていくエクササイズであり、
呼吸をコントロールする事により、心も自然に落ち着き、心を制御できるようになるのです。
呼吸と心、そして体が相互に関係しているためにそのような結果になると言えるでしょう。
ヨーガと聞くとアーサナ(体操、体位法)とイメージされる方が多いと思いますが
このプラーナヤーマもアーサナと同様ヨーガにおいては非常に大事な
柱なのです。