せんをつむいでいく | 世の中にケンカキック スポーツにSTF

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為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり

多少見づらかったりするかもしれませんが
upしてくれている方に感謝しつつ…

発端はこの最後のシーン



試合自体も白熱!
お互いがこだわってこだわって…
この第4回G1は馳のマイクも印象深いシーンですが今回のテーマではないので…

後に蝶野自身が語っていますが、ヒール転向を会社へ打診していたが
G1が終わるまで待ってくれ、と言われていた、とのこと。

その鬱憤が現れた最後のリング上での行動だったようにも見受けられますね。
この後1シリーズ全休することになり…



まだ「ですます調」の言葉ながらこの後の変貌をより予感させる内容。
G1中にリーグ戦で引き分けた橋本とパワーのIWGP戦が決定し
最終戦のIWGPチャンピオンvsG1チャンピオンの試合が流れる可能性が出てしまい
それに対する不満が爆発した内容へ。
座り方・話す内容・トークショーそのものを含む全方位への不満の爆発。
幼虫がさなぎになり殻に亀裂が入ったような状態から…



馳の流血度合は事故ではないか、と思いますが…
おびただしい出血の量に加え、
躊躇なくその傷口を掻き毟りナックルを入れていく。
この試合なくしてこの後の蝶野の立ち位置は無かった。
辻の「真っ黒くろすけだ~!」も秀逸ながら
実況が聞こえていない会場の熱気もすごい。
この試合が馳の地元、石川県であるところもあるだろうが
様々なシュチュエーションが全て蝶野に味方しているかのようなグッドタイミング。



問題の橋本-パワーのIWGP戦。
放送が無かったが、両者の前哨戦に蝶野が乱入→
ゴングでパワーの肩を破壊する、という暴挙。
これによって100%の状態で戦えなかったパワーは粘るも陥落。
最後の橋本のマイクへと繋がっていく。



そして最終戦。

この一連の流れを蝶野1人が作り上げていっているところに凄さがある。
文字通り一匹狼。
彼がタッグパートナーを得るのは
翌年のドームにおける天山凱旋以降まで待たなければならない。

この後SGタッグの決勝戦でのマシン放置から
平田との抗争を経て、本格的に本隊との軍団抗争へと発展するわけだが
軸の中心にいる男が蝶野1人。

対立軸の有無でこれだけリング上の動きが違ってくる。
これこそプロレス!
もちろん試合内容ありきの話だけど…

魅力の出し方は色んな方向である。
これだって平成のプロレスなんだ!!

あんまり言いたくないけど…
一寸先はハプニング。

人気取りだけに走らない
こんな対抗軸が出てきてほしい、と切に願う今日この頃です。

皆イイコじゃないからこその非日常だ!!