「LIVEは生物(ナマモノ)」
この言葉はアーティストのみならず、一観客の立場にある者も感じているだろう。
日常からは隔離された、かりそめの非日常空間の中で誰もが酔いしれ、「生」を実感できる場所。
そんな場所こそ、真の「LIVE」だ。
そして、人間は「一瞬のかりそめ」をパッケージングし、半永久的に残す手段をは編み出した。
2次元の世界でも、吉川は「LIVE」にこだわる。
美しい姿ばかりではない。
コケたり、スカしたり、汗まみれで顔がぐしゃぐしゃになったり。
無様な姿も含めて「LIVE」という吉川の世界観は、LIVE VIDEOを通じても十分に感じられる。
どっぷりと吉川ワールドにハマってしまった方々だけでなく、いや、吉川ワールド初心者の方々にこそ、LIVE VIDEOを薦めたい。
なぜならLIVE VIDEOは、吉川晃司が発する「歌」と「ダンス」と「生き様」を、映像・音声・視覚・聴覚で味わえるメディアだからだ。
20世紀初頭の1919年、リチョット・カニュードは映画を「第七芸術」と名づけた。映像と音声が交わった新たな芸術は、人類に新たな感動と進化をもたらした。
21世紀。我々は新たな芸術、「第八芸術」を獲得した。
『吉川晃司』×『映像』×『音声』=『第八芸術』