LADYBABY 「Pinky!Pinky!」発売記念イベント@ららぽーと豊洲 | もうね。なにがなんやら

LADYBABY 「Pinky!Pinky!」発売記念イベント@ららぽーと豊洲

今回は、9/29に行われたThe Idol Formerly Known As LADYBABY 3rdシングル「Pinky!Pinky!」発売記念ミニライブ&特典会のレポートを書いていきたいと思います。




○The Idol Formerly Known As LADYBABY
記事のタイトルでは文字数制限によって、LADYBABYと書いたんですが、グループの正式名はThe Idol Formerly Known As LADYBABYなんだそうです。前身となるLADYBABYより、メンバーの一人、レディビアードの脱退を経て、2016年に現名称に変更されました。レディビアードと名前は女の子っぽいですが、その実ガチムチなおじさんであって、脱退前はテレビなどで見かけることがちょいちょいありました。インパクトのあるビジュアルなので、ご記憶の方も多いと思います。そんなこともありで現メンバーはミスiD2015グランプリの金子理江ちゃんと同じくミスiD2015の黒宮れいちゃんの二人。グループのキャッチコピーは「世界のルールを破壊する、日本の最強・最果て新感覚アイドル」ということで、明確にアイドルであることをうたっています。ここはキーポイントだと思います。


 

○イベントスタート

今回のイベントはららぽーと豊洲で行われました。時間は19時から。平日ですが金曜日の夜っていうのが良いですね。天気も良く、涼しくて絶好のイベント日和だったと思います。特に優先観覧エリアなどは設けられず、お客さんはおおよそ前方に集中していました。100人ちょっとといったところでしょうかね。ミニライブスタートに先立ち、リハーサルが行われました。リハーサルは「Me! Me! Me!」を1コーラスのみでした。ほとんど時間をおかず、予定の時間どおりにミニライブはスタートします。先にセットリストを書いてしまいます。

 

The Idol Formerly Known As LADYBABY
3rd  Single『Pinky!Pinky!』発売記念ミニライブ&特典会
@ ららぽーと豊洲
セットリスト

 

リハーサル.Me! Me! Me!
01.Pinky! Pinky!
MC
02.Me! Me! Me!
MC
03.Generation Hard Knocks

2曲目は撮影可となっており、上の写真もその際に撮影させていただきました。トータルで3曲とミニライブとしても少ない曲数でした。かといって、MCが長々と時間を取られたわけではなく、全体としてはかなり短いイベントでした。イベント終了後は特典会が行われました。

○感想

先に言いますと、面白くなかったので淡々といきます。とっても良かった部分。アイドルとしてはとても肉感的で、1曲目の「Pinky! Pinky!」でその肉々したお尻をフリフリするダンスは見ごたえがありました。全体としては20秒くらいでしょうかね。とっても良かったです。それ以外は驚きというか、なんと言うか。まあまず驚いたのが、リハーサルでした。リハーサルは1コーラスだけだったのですが、終わりの方で声は聞こえているものの、メンバーの二人は完全にマイクを外している、そんな状態が見受けられました。はっきり言えば、口パクかCDか何かの音源をかなり強く被せているのかどちらかですね。まあ口パク・被せ自体はあまり珍しいことではないですが、ここまで隠そうとせずマイクを離しちゃうのは初めて見ました。これは実はリハーサルだけではなく、ミニライブ本番でも同様でした。3曲目の「Generation Hard Knocks」だけ多少歌っているかなという感じ。口パク、それ自体は私そんなに気にしません。しかし、このグループのコンセプトって何でしたっけ、ってことは気になります。「世界のルールを破壊する」でしたよね。口パク・被せというのは、こうあるべきだという理想像なんでしょう。しかし残念ながらこの二人にはそれが出来ないから、口パク・被せに頼っちゃう。ルールを破壊するというなら、この既成概念をまずぶち壊して欲しいですよね。私は私、私こそが「美」であって、世間が違うというなら、それは世間が間違っている、それくらい言って欲しいものです。いや、「世界のルールを破壊する」と大見得を切っていないにしても、アイドルだったらこれくらいの自意識でちょうど良いと思いますよ。良いじゃないですか、声が出なくとも。私は二人の生の叫びを聞きたかったですよ。3曲目の「Generation Hard Knocks」なんて、歌詞に繰り返し「生きたい」なんて、切実な言葉が出てくるんですが、よそ行きの綺麗な格好をして、お上品に語りかけられても全くぴんと来ません。まあそもそも世間一般の美意識になびいちゃう自分と同じ一般人レベルのアイドルなんて興味はわかないですよ。いっそのこと歌わないってのも、有りなんじゃないですか。まあそれにしても、なあ坊豆腐@那奈さんがずいぶん前にやってましたけどね。

 

○想定の範囲内

それ以外の部分についても、まああんまり興味がわかないですね。音楽のジャンルとしてはJ-POP×デスボイスのカワイイデスというのを志向されているそうですが、アイドル界隈ではよく聞くタイプのもので、そんなに珍しくない、というよりも、まだやるんですか、といった感じ。で、衣装にしてもそんな恰好ですし、3曲目の「Generation Hard Knocks」では片方のメンバーが後ろを向きっぱなしで、まあそんな突っ張った感じで売るなら、まあそんなものだわいな、と想定の範囲を超えることがありません。世界のルールの破壊者を気取りつつ、その実、破壊者として引かれたイメージのレールから一切外れることはありません。びっくりするほどの優等生。なんと言いますかね、進学校のワルみたいな。で、学年主任の先生に言わせれば、ああいるんだよね、毎年一人~二人くらい、なレベル。まあそのはねっかえりっぷりが学年主任からすると可愛いと思えるんですかね。そういう狙いだったら、これはちょっと新しいアイドルかもしれませんね。そんなところですかね。以上です。