昨日、苫小牧市政に提言する市民の会の方々との懇談会があり、私も参加してきました。
私以外にも市議会議員の方が2名ほど出席されておりましたが、市内某ホテルの一室で昼食をとりながら、市政に関する様々な議論をさせて頂きました。
主なテーマとしては、市営バスの移譲問題や振興公社の問題、それから市職員の方々の処遇や組合の活動にといったものでした。
各テーマについて、「”市民目線”で考えた場合にはこうあるべきだ」という正論をみなさん話されておりました。
特に繰り返し出ていたのが「様々な行革についてなぜ組合交渉ありきなのか?」ということでした。
もっと突っ込んで、「市民によって選ばれた議員によって構成されている議会よりも組合のほうが行政に対して力を持っているのか?」とまでおっしゃられる方もいらっしゃいました。
確かに、現在は行革の項目で職員の処遇にかかわることは組合交渉を経なければならないことになっていますから、市民の皆さんがそのように考えてしまうのは無理もないでしょう。
とはいえ、議会で可決したあとに組合交渉をするとなると組合から文句が出るのかもしれません。
つまるところ、これまでの交渉の歴史がある中で、市民のみなさんが望んでいるようなスピーディーな改革は現在の組合相手ではなかなかできないのが現状です。
しかしながら、多くの市民は行革を望んでおり、その行革を進めようとしている市長を応援するはずです。
また、市職員のみなさんも市民のために働くことを仕事としているのですから、「市民はどんな市役所を求めているのか」ということをしっかりと理解し市長の改革のサポートをするべきだと私は思います。
今回の懇談会を通じて、今行革が求められていることを私は改めて痛感しました。
市営バス民間移譲の問題など課題が山積しておりますが、これからも”市民の目線”でしっかりと着実に進めていきたいと考えています。