新メニュー+αは必須?速報★2011米国ファーストフードチェーンブランド売り上げランキング | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

■今号のスゴいPR事例■


さて、今号はアメリカ国民の胃袋を支えている(その一端を担っている)と
言っても過言ではない、ファーストフードチェーンのブランドランキングを
紹介したい。


先ごろ、JOURNALISTIC INC社の「QSR Magazine」という、ファーストフード
チェーン・レストラン関連のマガジンで、アメリカのファーストフード
チェーントップ50のランキングが発表された。


そこで、日本にもお馴染みまたは、意外にまだ馴染みのない上位にランク
された各社が、昨今どのような取り組みを行い、顧客の確保、売り上げUP、
店舗展開、ブランド力向上に努めてきたのか、その一端をお伝えしたい。


第一位:MCDONALD'S/マクドナルド


この一位は、「やはり、そうか!」と納得される皆さんが多いと思う。

日本でも、マクドナルドは日本各地あらゆる場所で見かけ、また日常的に
利用している人も多いが、本拠地アメリカでは、やはり、「マクドナルド」
と言えば、ファーストフードの代名詞かつ、代表的な存在だ。


今回は、そのファーストフード業界の巨人の、たゆまぬメニュー改善など
の努力が評価されている。


その中でも、「Real Fruit Smoothies」が高評価されている。

多分に昨今の消費者のヘルシー志向に反映された、フルーツや野菜を
メニューにより多く求めるようになってきている時勢に的確に反応
した結果だと、同社のトップシェフである、 Dan Coudreaut氏は
述べている。


また、さらに近頃同社が力を入れているのが、「Happy Meal」という、
Toy(おもちゃ)付きのセットメニューだ。同商品は、現在マクドナルド
の全売り上げの10%を占めており、同社としても、


「sit-and-stay-awhile=座ってしばらくとどまる」


ことを、顧客に提供できる同商品とそのスタンスを重視したいとしている。


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確かに、このハッピーミールを購入し、子供に与えることで、親たちは
しばらくのんびりと食事や会話を楽しめるというのであれば、そんな
嬉しい付随効果はないかもしれない。



第二位:SUBWAY/サブウェイ


日本でも、徐々に店舗展開を増やし始めた感のある、フレッシュサンド
チェーンのサブウェイ。日本ではまだまだその影は薄いが、こちらアメリカ
では、本当に「よく見かける」。


ロードサイドのいたるところにサブウェイがあり、特に、インターステイト
ハイウェイ(フリーウェイ)の休憩エリアなどには、西海岸から東海岸に
いたるまで、あらゆるポイントで、このサブウェイもしくは、マクドナルド
が店舗展開されていた。


それもそのはず、実は店舗の数の上では、アメリカNo1はこのサブウェイ。

ちなみに、2010年の新店舗は816店舗で、これはサブウェイに続いて
新店舗展開を加速化している5社を合わせた数に匹敵する。


※以下5社
Dunkin' Donut 206/Five Guys 195/Jimmy Johns 162/Little Ceasers 159/
Chipotle 129 合計844店舗


そんな同社だが、フレッシュサンドへのこだわりから、メニューバリエーション
は比較的少なく、また競合他社に比べると、「価格が高い」イメージが先行
していた。


昨今の経済低迷の中で、消費者の財布のひもはきつくなる一方で、売り上げ
鈍化は同社にとっても課題だった。


そんな中で放たれたのが、「$5 Footlongs」と呼ばれる、成人男性の靴の
サイズほどもあろうかというかなり大きなサイズのサンドが、5ドルという
商品戦略だ。これは、価格重視志向の消費者の関心を惹き、同社の売り上げ
向上に貢献したとして評価されている。


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一時は、期間限定とされていた同商品も、7種類はそのまま定番メニューとして
5ドルで販売が継続されている。


第3位:BURGER KING/バーガーキング


日本では、進出→撤退→再進出を果たした同社。アメリカでは、第一位の
マクドナルドと知名度、人気を二分するのが同社だ。


同社は昨年、朝食メニューへの積極展開で業界をリードしたことが評価
されている。


昨年、およそ11の朝食メニューを新投入。さらに、シアトルズベストコーヒー
と提携し、プレミアムコーヒーが、バーガーキングでも飲めるようになった。


さらに、新たな店舗コンセプトとして、「Whooper Bar」を展開。

こちらは、よりモダンで、「Playful」であることを、店舗のコンセプトと
しており、オープンキッチンが特徴。メニューは限定されているが、同社の
おひざ元であるフロリダの店舗では、ビールも販売されるなど、ファースト
フードチェーンとしては画期的な取り組みで注目を集めている。


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※Whooper Bar
http://www.bk.com/en/us/campaigns/whopper-bar.html



第4位:WENDY'S/ウェンディズ


創業以来、ハンバーガーとチリにフライドポテトを看板に経営を徹底してきた
同社だったが、昨年、「Garden Sensation Salad」を導入。

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35種類もあるサラダメニューから選んでセットにできるという、5ドルの
バリューメニューも展開。


また、同社のキャラクターでもある、赤毛の女の子ウェンディ自体にフォーカス
したマーケティングキャンペーンも開始するなど、これまでと一線を画した
取り組みが評価されている。



第5位:STARBUCKS/スターバックス


ロゴの刷新(多くの反感を買った)や店舗の淘汰など、どちらかというと
ネガティブなニュースが聞こえた感のある同社だが、その一方で新たな
取り組みも行い、そこが評価されている。


まずは、新店舗展開よりも既存店の価値向上、顧客満足向上を目指し、店舗
内wifi化を実施。さらに、一部店舗では、インテリアや雰囲気をより「モダン」
に作り替えたり、また、バースペースを設けたりという試みも実施。ちなみに
このバースペースでは実際にビールやワインを提供したそうだ。


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さらに、販売するインスタントコーヒーのラインナップに「アイス」を加える
など、より多様な消費者のニーズに対応すべくマイナーチェンジを行った
ことがポイントを上げている。



第6位:Taco Bell/タコベル


アメリカでは、「メキシコ料理」をよく食べる。特に、中南部はその影響も
大きいであろうが、街中のレストランを見ても、ファーストフードチェーン
以外で多いのは、このメキシコ料理か、グリル/BBQ料理ではないかと思われる。


さて、そんなメキシコ料理の代表格、タコスを看板商品にしたタコベルは、
その低価格戦略でも知られている。

1個89セント~99セントのブリトーがその代表だ。


昨年同社では、競合他社が相次いで、5ドルミールパックを販売開始した
ことに追随し、「$5 Buck Box」なる商品もラインナップに緊急追加した。


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とは言え、「安さ」では抜きんでた感のある同社だが、現在は、より
「健康的」で「お客様の満足」を高めるための施策に取り組んでいると
発表。例えば、2011年は全メニューでの塩分使用量を33%落とす
ことを目標として掲げている。また、店舗への新しい家具類の搬入、
店舗内wifi化の実施を約束している。



第7位:Dunkin' Donut/ダンキンドーナツ


日本では、ドーナツと言えば、ミスタードーナツが浮かぶが、アメリカで
ドーナツチェーンと言えば、このダンキンドーナツだ。


ロードサイド型店舗では、ドライブスルーも設けられ、まさにファースト
フード店舗。そんな同社は、「ドーナツ&コーヒー」を核に店舗展開を
行ってきたが、そのポリシーは変えないまでも、昨年は、新たに朝食
メニューへの参入、バリエーション拡充で話題となった。


Egg White Wraps、 Pancake Bites、 Bagel Twists、Waffle Sandwiches、
これらの商品はいずれも昨年投入された朝食用メニューだ。


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実際に、同店舗を何度か利用したが、朝から夕方にかけての利用者が
圧倒的に多く、夜は閑散としている。

また、アメリカでは、スターバックスよりもダンキンドーナツのコーヒー
のほうが美味しいという支持者も多く、コーヒーだけのためにダンキン
ドーナツへという利用者も存在する。



以下、第8位がピザハット、第9位がKFC(ケンタッキーフライドチキン)、
そして第10位がSONIC(ソニック)と続く。


ちなみに、この第10位のソニックは、日本で知る人は数少ないファースト
フードチェーンかと思うが、ユニークなドリンクメニューを展開している。

これは、利用者が、いくつかのコンビネーションから選んで自分のカスタマイズ
ドリンクを作れるというもので、レモネード、ライムエードなどをベースに、
オレンジやストロベリー、バナナなどを組み合わせるものだ。


さて、今回の評価を見ると、各社とも新商品・新メニューの開発・販売を
絶えず続けていることが明らかである。また、消費者の「価格重視」や
「健康重視」といった志向、トレンドに敏感に反応することで、顧客から
のブランド評価を高めている。


ちなみに、全ランキングは以下で公開されているので、ご興味のある方は
ぜひご一覧頂きたい。

http://www.qsrmagazine.com/reports/top-50-sorted-rank



■今号のPRの切り口■


1)
新メニュー、新商品は話題作りに欠かせない。世の中のトレンドや消費者
意識を反映した商品戦略が功を奏す。


2)
商品そのものや価格設定のみならず、店舗、従業員など、消費者がブランド
を判断する要素は多種多様。



■今号の目ウロコ度■


 3ウロコ
  
  「Good wine needs no bush.」


  =良い酒に看板不要


■More News and Trends/Editor's Eye■


・外国語(英語以外)でオーダーしたら無料で食事がもらえる!
ロゼッタストーンに対抗したい学習教材カンパニーのプロモーション
http://www.adrants.com/2011/08/know-a-foreign-language-living-language.php


・Wendy'sが新型店舗をテストラン。ファーストフードチェーンは、店舗内
改装がラッシュ!
http://www.qsrmagazine.com/news/wendy-s-tests-four-new-stores


・速報。「Back to school shopping」戦線はウォルマートが制す?
http://www.digitaljournal.com/pr/389395



■編集後記■

 
 メルマガ読者の皆様、こんにちは。編集担当の秦泉寺です。

 

今回は、アメリカでこれ無しでは生きられない!(笑)人も多いであろう、
 ファーストフードチェーンについてのトピックスをご紹介しました。

 

私も、日本では利用したことのなかった、ソニックや、Bojangles、
 Chick-fil-Aなどを、利用してみましたが、それぞれに特徴があり、
 なかなかユニークです。

 

ソニックは、本文中でも紹介したとおり、「アレンジメニュー」が多彩。
 Bojanglesは、KFCのようなチキン中心のお店ですが、ここの「ビスケット」
 は絶品でしたし、同社もそれを売りにしているようです。
 
 またランキングでは11位のChick-fil-Aは、ファーストフードチェーン
 らしからぬ、「日曜定休」のお店です。が、「Eat More Chicken」と牛の
 イラストとともに発信されるメッセージはなかなかインパクトがあります。

 

近々、Arby'sにトライしてみたいと思っていますが、もともとファースト
 フード嫌いな私には、アメリカファーストフード探訪はなかなかハードル
 が高そうです。  


※マーケティングPR ~PR/広報のお役立ちコンテンツ~
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