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November 17, 2009

原材料の生産者とその製造過程にスポット!果汁飲料をリブランディング

テーマ:スゴイ★PR バックナンバー

【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】



「Welch's(ウェルチ)」



【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例


といえば、フルーツジュースの老舗ブランドだ。

1869年に、ニュージャージー州のVinelandで Thomas Bramwell Welch氏に
よって設立された同社は、現在、マサチューセッツ州Concoldに本社を置く。


※Welch's Website
http://www.welchs.com/



ちなみに日本では、カルピスがそのブランドを取り扱っており、小売店など
で目にすることも多い。


※Welch's Website(Japanese)
http://www.calpis.co.jp/welch/




さて、このウェルチの代表的な商品が、「グレープジュース」。


同社で商品製造に利用するグレープを栽培する農家は、アメリカのミシガン
州、ニューヨーク州、オハイオ州、ペンシルバニア州、ワシントン州、そして
カナダのオンタリオに約1300存在する。



このウェルチのグレープジュース、これまでのブランドに対する消費者の
認識は、


「子供のための、美味しい果汁飲料」


だった。


しかし、昨年から同社では消費者の商品や同社に対する要望を反映し、


「お母さんのための、健康的な選択肢=ウェルチ」


へと、リブランディングを図っている。




その第一弾の施策が、昨年11月にスタートした一連の広告キャンペーン
だった。その中で同社は、まず原材料である「Concord Grape」を
「Superfruit」としてアピールしはじめた。


ちなみに、「Superfruit」とは、ざくろやノニ、マンゴスチン、そして
アサイーなどを含み、いわゆる「抗酸化作用」の高いフルーツとして、
昨年来よりアメリカで人気になっているカテゴリーだ。


同社でもその流れに乗り、アメリカで人気のTV番組「Food Network」の
パーソナリティである、Alton Crawford Walter Brown氏をスポークス
マンとして起用し、商品の持つ効能にフォーカスした広告の展開を
スタートさせた。


そこでは、「Concord Grape(コンコードグレープ)」に含まれる
ポリフェノールが、いかに消費者の健康維持に効果的であるかという点を、
より科学的な裏づけとともにメッセージとして発信した。


消費者の信頼度の高いスポークスマンであるブラウン氏の口から、
下記のようなコメントを打ち出し、消費者に訴えたのだ。


「コンコードグレープは、とても美味しく、そしてあなたの健康維持に
大変効果的なフルーツです。」


「コンコードグレープは、あなたの体の健康な細胞が、遊離基と呼ばれる
不安定な分子の有害な影響から保護するために役立つ、ポリフェノールと
言われる栄養分を多分に含んでいる、スーパーフルーツなのです。」



【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例


これらの結果、昨年までの4年間の売り上げダウンから、一転して4%の売り
上げアップという効果を得た。




このキャンペーンの成功を受けて、さらに同社では今年11月から追加の
広告展開をスタートさせた。その名は「Real.Grape.Goodness(本物。
ぶどう。長所)」だ。



【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例


昨年の原材料の持つ成分・効能にフォーカスした内容から、今年はぶどう
自体を栽培する農家に焦点を当て、同社がどのように商品を製造している
のか、その背景にあるストーリーを消費者に伝え、理解してもらおうと
いう内容に変化している。


先週の水曜日から、同メッセージを含んだTVCMの放映がまずはスタート
した。さらに来月からは、各種メディアでの印刷物広告、オンライン
広告も段階的にスタートさせる予定だ。


とりわけ、ソーシャルメディアを通した情報発信、オンラインコンテンツ
に注力すると同社では発表しており、既に同商品のウェブサイトでは、
ブラウン氏が、ぶどう栽培農家にその仕事内容やぶどうそのものについて、
より深く掘り下げたインタビューを行った内容が公開されている。



この背景には、消費者からの「なぜ、商品の背景にあるきちんとした
ストーリーを私達に伝えないのか?それは、私達に信頼をもたらす
ものであるのに。」という声があった。


今回の同社の新しい広告キャンペーンについて、マーケティング部長の
Chris Heye氏は下記のようなコメントを発表している。


「今回のキャンペーンで、我々のブドウは特別なものになります。また、
X世代の若い母親達は、健康管理に対しての率先的に取り組んでいます。
そんな彼女達に、家族の健康に配慮した、美味しくて、機能的で、
信頼に値する飲料として、私達の商品を伝えていきたいのです。」



数年がかりで行っている、Welch'sのリブランディング、昨年に引き続き
その効果が得られるか否か、今後の結果が楽しみだ。




【今週の目ウロコ度】



 4ウロコ
  
  「The strength of the chain is in the weakest link.」科目

  =くさりの丈夫さは一番弱い輪で決まる(部分が全体を支えている)

  

【編集後記】



皆さん、こんにちは。メルマガ担当の秦泉寺 明佳です。

今回の取り組みを知るまで、私自身ウェルチに対するイメージは、「甘い
飲みやすいフルーツジュース」というもので、そこに「健康」という
キーワードは結びついていませんでした。大量生産された、清涼飲料水
というイメージと大差無いといっても過言ではありません。


それが、こういった取り組みやその新しい広告キャンペーンを目にした
ことで、漠然とながらも「安心できる飲み物」というアイディアを
持つようになりました。


とはいえ、自分の出身地の名産、「ポンジュース」への忠誠心はなかなか
覆るものではないのですが(笑)。

皆さん、これまでのイメージは、どのように変わりましたか?


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November 10, 2009

長引く景気低迷に伴い、消費者の嗜好が変化!「エコ」製品の苦悩。

テーマ:スゴイ★PR バックナンバー

【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】



最近のアメリカでは、長引く景気後退とそれに伴う消費者のお財布事情の
悪化が、様々な嗜好の変化をもたらしている。

企業は、それらの変化を察知し、また危機感を感じながら様々なトライアル
を行っているが、「グリーン(エコ)」を売り文句とした商品は、それを
取り巻く状況は厳しいことが、ある商品の売り上げ報告から判明した。




1913年、アメリカサンフランシスコに会社設立の起源を持つ、「The
Clorox Company」は、家庭用液体洗剤「Clorox」でよく知られている。



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今年7月に、同ブランドは新たに、「Clorox Green Works」という、
エコを前面に押し出したプレミアム洗剤の販売をスタートさせた。
しかし、その販売状況は、決して期待していたほど良いものでは
ないという結果が報告されたのだ。



【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例


先日、同社は2010年度第一四半期の業績発表を行ったが、それによると、
前年の同期と比較し、23%UPの1億5700万ドルに達したということだ。

しかし、その内訳を見ると、同社の他ブランドである、パーソナルケア商品
「Burt's Bees」及び調理用ドレッシング「Hidden Valley salad dressings」
が、それぞれ4%の伸びを示したのに対し、「Clorox Green Works」は1%と、
期待の新商品にも関わらず、その伸びは少なかった。


同社も、この状況に対し、下記のようなコメントを発表している。



「消費者の「グリーン」に対する嗜好は、景気後退に伴い弱くなっている
ことを認めざるを得ない。その結果、同商品の販売は、私達が予測して
いたものよりも、スローなスタートとなった。」




アメリカの消費者は、高級路線のエコ洗剤に、もはや追加のお金を
払おうとはしないというのが、市場の見方となってきている。


ちなみに同社では、今回「Clorox」ブランドの宣伝広告費として、2008年度の
2億6800万ドルに対し、今年8月までになんと3億7700万ドル(除:オンライン
出稿費用)を費やす努力をしてきた。


結果としては、そういった努力にも関わらず、販売は伸びなかったと
いうことだ。


今回の新商品、早い段階から、ユーザーの支持やリピーターユーザーとなる
可能性を秘めた、前向きな意見も見受けられ、商品自体のポテンシャルは
高いと同社では判断していた。しかし、結果として、多数の消費者は
実際の消費行動においては、「なんとなく格好良いから」「エコに貢献
している私たちは素敵」という一時期の選択基準ではなく、より「実」を
重視したのである。




また、今回のCloroxの販売が伸び悩んだ理由の要因として、小売の雄である、
ウォルマートが同商品の導入を拒否したこともあげられる。ウォルマートで
は、現在の消費環境においては、例えCloroxが良い商品であったとしても、
消費者に受け入れられる可能性は少ないと判断したのだ。



ちなみに、家庭用洗剤「Tide」シリーズで知られるプロクター&ギャンブル
社(P&G社)では、こうした消費者の動きを察知し、より高価なブランド
ラインから、「Value Oriented」つまりは、よりその「価格的メリット」
が高いブランドラインへの注力に転換してきている。


同社では、より高機能な洗剤を開発することにより、高価格帯での販売
を行い、市場シェア、売り上げを増大させることを方針としていた。
しかし、結果として今回のClorox同様に、P&G社の家庭用洗剤における
市場シェアは低下してしまったのだ。


そのため、去る8月から、同社の最重要ブランドである「Tide」の
低価格版(また低性能でもある)「Tide Basic」のテスト販売を
スタートしたのだ。



【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例



さて、このClorox社。エコラインの新商品での目論見は残念ながら失敗に
終わったが、無論、ただ何もせず手をこまねていているだけではない。


不況下だからといって、現状にとどまっているだけでは、成長できない
というのが同社の持論。既に、新たな商品開発・販売を、今回の業績
報告に合わせて発表した。


それは、同社の中でも比較的消費者の支持が引き続き強いブランドである、
「Burt's Bees」から、「Natural Toothpaste(自然成分の歯磨き粉)を
2010年1月に販売開始するというものだ。


同商品の売り文句は、「臨床的に証明された、口(歯)の健康を増進
する商品!」だそうだ。


低価格路線への変更ではなく、あえて機能面での差別化を図りながら、
顧客獲得、販路拡大をしようとしている同社。


Cloroxでの失敗を教訓としながら、具体的にどのようなブランド戦略、
プロモーション展開を図ってくるのか、またその結果がどう出てくる
のか、楽しみだ。





【今週の目ウロコ度】



 3ウロコ
  
  「Failure is a stepping stone to success.」科目

  =失敗は成功のもと

  

【編集後記】



皆さん、こんにちは。メルマガ担当の秦泉寺 明佳です。


エコ商品に関しての、消費者の嗜好変化については、以前このメルマガでも
紹介したことがあります。依然として、エコやオーガニックに対しての
消費者の意識は高く、また購入意欲もあるという調査結果が報告はされて
いるものの、やはりより現実的な場面では、お財布とにらめっこをして、
リーズナブルな商品を選択する。そんな消費者心理が表れた、今回の
Cloroxの新商品販売結果だったと思います。


とは言え、競合と同じように低価格戦略に打って出たとしても、同じ消費者
のパイを取り合うだけだという考え方があるのも事実。企業側の体力勝負
ともいえますが、あくまでも「機能性」「高品質」で勝負に挑むCloroxの
今後の動向に注目です♪



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November 03, 2009

著名人をパートナーに、チョコレートで消費者とコミュニケーション!

テーマ:スゴイ★PR バックナンバー

【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】



Martha Stewart(マーサ・スチュワート)、アメリカ人ならほとんど誰もが
知っているこの女性。日本でも、数年前にあまり嬉しくないニュースで
取り上げられたことは、記憶に新しい。


彼女は、アメリカニュージャージー州出身の実業家で、「カリスマ主婦」と
して、一躍有名になった。料理、園芸、手芸、インテリアなど生活・家事
全般(ライフスタイル)を提案するライフコーディネーターで、関連する
書籍なども多く出版している。


また、彼女が経営する会社は、生活提案型のレギュラーTV番組
『マーサ・スチュアート・リビング』を放映し、さらに同名の雑誌を
出版、オリジナル・ブランドの商品の販売も行っている。


2002年にインサイダー取引疑惑で捜査を受け、翌年起訴、2004年には有罪
判決を受け、服役するに至ったが、その後仕事を再開し、再び「カリスマ
主婦」&実業家として名をはせている。


※Martha Stewart Website
http://www.marthastewart.com/



そんな、知名度抜群で、そしてライフコーディネーターとしての手腕には
定評のある彼女とパートナーシップを組み、ホリデーシーズンに合わせた
商品開発を行った企業がある。


Mars Snackfood社のチョコレートブランド「Dove Chocolate」は、ホリデー
シーズンに合わせて、「Dove Promises」の限定版チョコレートの販売を
開始した。


※Mars Snackfood Website
http://www.mars.com/



ちなみに、Doveチョコレートは、日本ではほとんど知名度がないかも
しれないが、同社は他に、チョコレートのm&mや、チョコレートバー
SNICKERS、またペットフードのPedigreeなども所有している、多国籍
企業だ。


では、具体的にどんな「限定版」チョコレートなのか?


Peppermint Bark味とALmond & Caramel味の2種類の今回のチョコレート
Box。それぞれ個包装されたチョコレートの包み紙に、200種類の
ユニークなマーサ・スチュワートからのホリデーシーズンメッセージの
チップが封入されているというのだ。



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例えば、


「ホットココアには、カットしたマシュマロを加えましょう!」


といった具合の、ホリデーシーズンのライフスタイルをより楽しく、
華やかに彩るための、アイディアが盛り込まれているのだ。



ちなみに、今回メッセージとして使用される200のアイディアや
コンセプトは、過去17年間の「マーサ・スチュワート・リビングマガジン」
(雑誌)の12月号の記事で紹介された「マーサ・オリジナル」な
アイディアたちなのだそうだ。



今回の限定版チョコレートBox、販売価格は$4.49で、これから年内いっぱい、
そしてバレンタインデーシーズンの期間中に販売されることが決定している。


そして、先に紹介したマーサ・スチュワート氏のTV番組や雑誌などで紹介・
プロモーションされることになっているが、その番組内での取り上げ方
も、熟慮されており、面白い。


来る12月9日に放映予定のマーサ・スチュワートショーでは、単に今回の
氏とコラボレーションしたチョコレートの紹介ではなく、Dove Chocolate
が、継続的にこれまで行ってきているブラジルや工場のあるエリザベス
タウンでの慈善活動にフォーカスした番組を放映するというのだ。


これは、同社が行っている、カカオ栽培農家が、より生産的そして持続
可能型の農業活動を行うための、教育・育成プログラム、ワークショップ
といった活動を追ったものだ。


同社のブランドサイトにも、「Cocoa Sustainability」として、ブランドの
方針が示されている。


http://www.dovechocolate.com/sustainability.html




さて、今回のパートナーシップについて、Mars Snackfood社の代表は
下記のようなコメントを残している。



「私たちは常に、どのように機会を拡大することができるのかと尋ね、
考えています。マーサ・スチュワート氏のような人物のメッセージを
利用することのように良い方法が、他にありますか?」



「今回の取り組みは、私たちのブランド認知を上げ、またどのように
Dove Chocolateが作られてきたのか、それを消費者に伝えるための
良いきっかけとなります。」



「マーサ・スチュワート氏は、私たちがブランドのストーリーを
伝えることを助ける、絶大なパートナーなのです。」




料理や、アイディアフルなプレゼント、季節感豊かでセンスの良い
室内デコレーションや、パーティーシーンでのおもてなし・・・
こういった主婦や女性の手腕が問われるホリデーシーズンだから
こそ、いつにも増して注目度とカリスマ性が高まる、マーサ・
スチュワート氏とのコラボレーション。


著名人との共同開発商品は、多くが行う手法ではあるが、誰と、
なぜ、いつタッグを組むのか、その見極めも重要だ。




【今週の目ウロコ度】

 


3ウロコ
  
  「The pen is mightier than the sword.」科目

  =ペンは剣よりも強し

  

 
【編集後記】


皆さん、こんにちは。メルマガ担当の秦泉寺 明佳です。


マーサ・スチュワート氏、日本でいうなら誰なのでしょう?栗原はるみ
さんといったところでしょうか?う~ん。そういえば、氏の名前を冠した
スイーツが、コンビニエンスストアで販売されていた記憶があります。


今回の取り組み、ただ単に商品を共同開発したというよりも、少し
深みがあるように感じるのは、そこにマーサのメッセージを盛り込ん
だ仕掛けや、Mars社の社会貢献活動にフォーカスした特別番組を
同ブランドの背景にあるものとして紹介する試みがあるからなので
しょうか?



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October 27, 2009

クリスマス商戦の販促はいつ始めるべき??年々早まる企業の仕掛け!

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【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】



今週末は、ハロウィン。先週のメルマガでもちょうどそれに合わせた企業の
ユニークな商品開発&販促の仕掛けをご紹介したばかりだ。


しかし、日本でもそうだが、アメリカでも早速次ぎの一大商戦である、
クリスマスに向けた企業や店舗の動きが活発になっている。



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さて、そんな年々早まる傾向にある、企業のクリスマス商戦の仕掛けに
大して、アメリカの消費者はどのように感じているのだろうか?

そんな世論を調査するユニークな試みが行われているので紹介したい。



調査は、LinkedInという、ビジネスパーソンのソーシャルネットワーク
サイトを中心に展開されている。


Linkedinは2003年にカリフォルニアのPalo Alto市で生まれた、履歴書公開を
肝としたビジネス特化型SNSで、シリコンバレーを中心にその利用が広まった
SNSだ。


※LinkedIn Website
http://www.linkedin.com/




今回の調査を展開した、AdweekMediaは、調査の前提として消費者の間で、
早期化するクリスマス商戦に対し不満が広まってきているのではないか
という疑問を持っていた。現時点での調査結果は、下記の通りだ。



Q:企業や店舗のクリスマス商戦に向けた広告展開・販促のスタートは
  いつが適切か?


A:労働の日の後 8%
(9月の第一日曜日・米の祝日)

 

ハロウィンの後 42%
  (10月31日以降)


  サンクスギビングデーの後 35%
(11月の第四木曜日)


  クリスマス商戦の広告展開は必要ない 12%




ちなみに、この調査結果には男女で顕著な差異が報告されている。

ハロウィンの後が適切だと回答した男性は41%に対し、女性は49%。また、
そういった広告は必要ないと回答したのは、男性が14%なのに対し、女性
ではたった5%だった。


また、年齢層別に見ると、55歳以上の回答者の多く(47%)が、サンクス
ギビングデーを開始時期として最も適切だと回答。その一方、18~24歳
及び25~34歳の回答者群(どちらも44%)では、ハロウィン後が許容できる
開始時期であると回答している。




さらに、回答者の職種別に掘り下げた結果は下記の通りだ。



Q:クリスマス商戦の広告展開は「決して」必要ない


A:YES


  エンジニア層 28%

  マーケティング層 6%

  セールス層 7%

クリエイティブ層 15%




今回の調査報告に対し、回答者は様々なコメントを合わせて投稿している。
そのいくつかを紹介したい。



「クリスマス商戦のマーケティングがあまりにも早く開始すると、それは
全てのクリスマスまでの休日を破壊してしまいます。私達にとって、
あまりにも早い広告展開は、見るのを耐えるべき何かになってしまいおます。」



「広告出発は、消費者としての私に、早い段階から逆の影響を及ぼします。
私は、何ヶ月も広告の上にさらされた商品を決して購入しません。」



「クリスマス関連広告の攻撃を受けることなく、静かにそれまでの各休日
(労働者の日、ハロウィン、感謝祭など)を楽しみましょう。」




このように、消費者側ではどちらかというとネガティブな意見を持つ
回答者のコメントが目立っていた。


一方で、マーケッター側は下記のような見解を示している。



「厳しい経済環境下においては、より早い段階での種植えが、必須だと
思います。」



「感謝祭の後では遅すぎる。ハロウィン以後が適切だ。」



とりわけ、最悪ともいわれた昨年のホリデーシーズンの商戦期を経て、
市場関係者側では、早ければ早いほど良いという考えが広まっている
ことは否めないようだ。ある関係者は、


「12月26日から、来年の商戦がスタートすると捉え、「来年のために
早く準備しよう!」と宣伝してはどうか?」


と提案している。




今回の調査結果では、消費者側の意識とマーケッター側の思惑に、
多少の差異が見受けられた。季節商戦に合わせたマーケティングは、
非常に重要で効果的だが、そのタイミングと質が問われている。



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最後に、私自身が共感した回答者のコメントを紹介したい。



「クリスマス広告の開始時期は、私にとって本当に重要ではありません。
私はクリスマスイブの日に、ものすごい勢いで何かを常に買っています。
広告が私の慌しい決定に影響を及ぼすことはありません。」




皆さんはどう感じますか?




【今週の目ウロコ度】

 4ウロコ
  
  「There is no rose without a thorn.」科目

  =バラにはトゲがある(物事には二面性がある)

  

【編集後記】

皆さん、こんにちは。メルマガ担当の秦泉寺 明佳です。

先週末、近くのショッピングモールに出かけたら、ハロウィン関連のグッズ
やグリーティングカードなどが店舗先で大きく展開される傍ら、すでに
クリスマス関連のアイテムの展示も始まっていて、「ああ、もうそんな時期
なのか」とある意味驚かされました。

そういえば、コンビニエンスストアでクリスマス商品の予約申し込みパンフ
レットを見かけ始めたのは、それよりさらに前(10月の頭かもしくは9月?)
だったことも合わせて思い出しました。

確かに、消費者の関心を呼び起こす上で、早めの広告展開・露出は有効
なのかもしれません。ただ、私個人では、やはりそれに対して何らかの
消費活動を開始するのは、早くても12月半ば、ほとんどはクリスマスの
2、3日前からのような気がします。

そういった消費者が少なくは無いと考えるならば、段階を追った広告展開や、
消費者の意識をより汲み取ったアプローチが必要なのかもしれません。


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October 20, 2009

Trick or Treat!ハロウィンに合わせた商品開発で話題の米定番菓子

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「Trick or Treat」


「お菓子をくれないと、悪戯するぞ!」という意味合いで、とりわけ
ハロウィンの折に用いられるフレーズだ。この言葉を地で行くある
ユニークな商品が販売され、アメリカで注目を集めている。



日本でも、近年10月31日のハロウィンの時期には、オレンジ色のかぼちゃを
モチーフにした様々な商品や、関連イベントなどが大分盛んになってきた。


そもそもハロウィンとは、古いケルト人(ドルイド教)のお祭りが起源で、
秋の収穫を祝い、悪い自然霊や魔女などを追い出す祭りだ。ケルト人の暦
では10月31日は1年最後の大晦日(おおみそか)であり、翌11月1日は新年
となっている。ケルト人にとってこのハロウィンの夜だけは、地上の様々な
悪霊をすべて動物に移しかえて追い出すことができる夜として、人々に
信じられていた諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)である
ことから、Halloweenと呼ばれるようになったものだ。


現在では、おもに子供のお祭りとしてにぎやかに騒ぎ、仮装をしたり、
御馳走を食べたりする収穫の祝いの行事となっている節がある。



さて、このハロウィン、クリスマスや感謝祭などと並び、欧米(主に
キリスト教文化圏)では、一大イベントであり、企業にとっては一大
商戦期でもある。


そこで、この機会に合わせてユニークな商品を世に出して話題になっている
のが、「Jelly Belly Candy Company」だ。


※Jelly Belly Candy Website
http://www.jellybelly.com/



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今回のスペシャル企画では、特設サイトでオリジナルキャンディーを
オーダーし、それを友人や家族にハロウィンギフトとしてプレゼント
できる仕組みになっている。


商品の名前は、「BEAN BOOZLED」。


※My Bean Boozled Website
http://www.mybeanboozled.com



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カスタマーは、このウェブサイトでまずは商品のパッケージをカスタマイズ
することができる。オリジナルの写真を用い、またメッセージをレイアウト
できる仕組みになっているのだ。ただ、これだけではあまり面白いとは
言えない。


さらにユニークなのは、提供される10色のジェリービーンズにそれぞれ
2種類の味が用意されている点だ。たとえば、通常赤い色のジェリービーンズ
なら、イチゴ味だろうと思って、消費者は商品を口にする。しかし、今回の
スペシャル企画では、同じ赤い色のジェリービーンズが、なんと「ムカデ」味
だったりするというのである。


要は、ここが「Trick or Treat」なのだ。見かけと期待通りの美味しい
ジェリービーンズ=Treatに当たることもあれば、驚愕の味=Trickに
当たることもある。


ハロウィンギフトの送り主・受け取り手の両者にサプライズを提供する
組み合わせは下記の通りだ。



■Jelly Belly BeanBoozled flavor


Canned Dog Food - Chocolate Pudding
(ドッグフード-チョコレートプリン)


Skunk Spray - Licorice
(スカンクスプレー - リコリス(スペインカンゾウ))


Rotten Egg - Buttered Popcorn
(腐った卵-バターポップコーン)


Centipede - Strawberry Jam
(ムカデ-イチゴジャム)

Booger - Juicy Pear
(おばけ - ジューシーな西洋ナシ)


Baby Wipes - Coconut
(赤ちゃん用ワイパー-ココナッツ)


Barf - Peach
(嘔吐物-桃)


Moldy Cheese - Caramel Corn
(かびの生えたチーズ-キャラメルコーン)


Tooth paste - Belly Blue
(歯磨き粉 - ブルーベリー)


Pencil Shavings - Top Banana
(鉛筆削り - バナナ)



見ての通りTrickの味には、なんとも強烈なラインナップが揃っている。
実際の味がどうであるのかはわからないが、ここまで思い切った
仕掛けを行った同社の独創性には頭が下がる。


ちなみに、特設ウェブサイトには注意書きとして、


「Contains Weired and Wild Flavors」
(変でワイルドな味を含みます)


と、わかりやすく表示されているのも一興だ。



季節やイベントに合わせた、商品開発やプロモーションは様々な企業が
行う定番であるが、それだけによりユニークでオリジナルな仕掛けが
必要とされている。企業がどこまで「チャレンジ」できるのか、その
動向ウォッチも楽しみだ。



【今週の目ウロコ度】

 

4ウロコ
  
  「There's many a good tune played on an old fiddle.」科目

  =古いバイオリンでもよい曲が多く弾ける(弘法筆を選ばず)

  

【編集後記】


皆さん、こんにちは。メルマガ担当の秦泉寺 明佳です。


ハロウィン、皆さん何かイベントの予定はありますか?私自身は、室内に
ちょっとした飾り付けをしている程度ですが、仮装パーティーやパレード
などのイベントも各地で開催されるようですね。


今回のハロウィン限定のジェリービーンズ。なかなかユニークな試みだと
思いませんか?ここまで強烈なラインナップを世に出せたこと自体が、
それだけで驚きでもありますが(笑)。


同様の商品として、昔修学旅行のお土産にもらった、鹿のフンチョコレート
を思い出してしまいました。皆さん、こういったユニークな商品情報を
お持ちでしたら、是非お知らせくださいませ。


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