『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』著者・吉田拳の原稿執筆下書き帳

『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』著者・吉田拳の原稿執筆下書き帳

Excelの関数や機能をマスターするだけでは意味がない!じゃああとは何が必要なのか…22万部のベストセラーであり日本で一番売れているExcelの本、『たった一日で即戦力になるExcelの教科書』の著者、吉田拳の執筆原稿の下書き帳です。

★MOS試験に合格してもそれだけでは仕事の役には立ちません!!


もっというと…


Excelの機能や関数をマスターしただけでは何の役にも立ちません!


20万部のベストセラー『たった1日で即戦力になるExcelの教科書 』(技術評論社)


5万部を突破したVBAの本『たった1秒で仕事が片づくExcel自動化の教科書 :』(技術評論社)


この2冊の著者、吉田拳がExcelを仕事で使いこなすとはどういうことか、Excelの機能や関数をマスターするだけではダメだと言うならあとは何を勉強すればいいのか。


この問題を余すところなく解き明かしていきます。


【コロナ不況対策】

 

▼経済産業省 中小企業庁
・ミラサポPlus 中小企業向け補助金・支援サイト
https://seido-navi.mirasapo-plus.go.jp/
・支援策パンフレット
https://www.meti.go.jp/covid-19/index.html…

▼日本政策金融公庫
https://www.jfc.go.jp/
※公庫の申請は自分でやるより税理士さんか専門家に相談したほうが通過しやすいって渋谷のマクドで隣に座ってた女子高生が言ってました。

▼厚生労働省 雇用調整助成金
https://www.mhlw.go.jp/…/koyou_…/koyou/kyufukin/pageL07.html

▼首相官邸/お役立ち情報をわかりやすく見つけられるページ
https://www.kantei.go.jp/jp/pages/coronavirus_index.html

▼飲食店の売上確保対策
・先払い食事券販売
https://ticketime.jp/
https://peraichi.com/landing_pages/view/sakimeshi

・コワーキングスペースとしての空席活用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000055584.html

こんにちは。
すごい改善の吉田です。
 
今回は執筆中の原稿の一部をご紹介しています。
 
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では、どのようなExcel作業が必要か、または不必要だと言えるのでしょうか。

 

それにはまず、会社の中ではどのような仕事があるのか、その全体像を把握することから始めてみるのが有効です。

 

まず、会社組織内の各部署をその「機能」という切り口で次の4つに分解して考えます。この4つの機能分解は『稲森和夫の実践アメーバ経営 全社員が自ら採算を作る』(稲森和夫著/日本経済出版社)から引用しています。

 

1.   営業…「売上最大」を目指して受注・納品・代金回収までの一連の活動をおこない、製造部門に生産案件をもたらし、事業を拡大する

2.   製造…顧客が要求する品質と納期で製品やサービスを提供し、付加価値の最大化を目指す

3.   研究開発…社会のニーズに合った新製品や新技術を開発し、新しい製品・サービス価値を製造部門に提供する。また、新しい価値を創出して新市場をつくり出す

4.   管理…経営理念や会社方針の浸透を管理ルールの設定・運用を通じて採算部門をサポートし、健全な企業経営を実現する

 

なお、これら4つの機能はいずれも製造業の場合の表現である。サービス業であれば「製造」を「サービス」に、「研究開発」を「企画」に置き換えることができる。

 

このそれぞれの機能の中で、Excelで何をすべきかをまず見極めて厳選する作業をせずに思いつくまま「なんとなく必要」と思われたExcel作業をやめるにやめられず、そのまま追われてしまう状態が私の言う「惰性Excel地獄」です。「必要」と判断する基準があまりにもあいまいなのです。それこそ「仕事ごっこ」になってしまっていると言えます。

 

営業の立場としては売上を上げるのが至上命題になり、マーケティングとしては売れる商品を考えることが使命となります。また経理としては費用の支出が適正なものかをチェックすることが使命となります。

 

ここで、よくある対立関係が生まれます。

一つが、「営業」VS「マーケティング」です。両社とも、売上を作るという共通の使命を持つセクション同士にも関わらず、です。

 

もう一つが、「営業」VS「経理(ときに内部統制・内部監査を含む)」です。

 

営業としては売上を作るにはある程度の経費は必要だという正義があります。一方で経理や内部統制部門としては、適正な税務申告という正義のもとに経費の用途を厳しくチェックするという使命があります。しかし営業としては経費を厳しくチェックされると「俺ら売上を作るために頑張ってるのにあいつら何にも分かってねえな」となるわけです。

 

要は、各セクションごとに部分的な視点でしか物事を見れないくなっており、全体的な視点をなくしてしまうからこうした対立が起きるわけです。一方、みんなが全体最適の視点を持てたらどうでしょうか。相手の立場と役割を理解することで、こうした対立がなくなり一丸となって経営に寄与することが可能になります。

 

では、このような「全体視点」を全員が持つには、どこに着目すればよいのでしょうか。

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この話の結論としては、「営業利益こそが全社員が共通して目指す唯一の目標である」ということになります。

 

では「営業利益」とは?一般的には「本業のもうけ」という説明をよく見ますがよくわかりません。

 

小学生でもわかるようにこのあたりを解説する挑戦にただいま挑んでおります。

 

また、執筆中原稿の一部抜粋をお届けしてみたいと思います。