【読書日記】成功する方法は、実にシンプルなもの。-「トップ1%のサッカー選手に学ぶ成功哲学」 | ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~

【読書日記】成功する方法は、実にシンプルなもの。-「トップ1%のサッカー選手に学ぶ成功哲学」

おはようございます。
本日の1冊はコチラ↓


「トップ1%のサッカー選手に学ぶ成功哲学」 水野俊哉 すばる舎


一流のスポーツ選手が放つ言葉。
それに影響を受けたという人は、
少なくないと思います。

名言、格言のような言葉は、
一般的にビジネスの分野において
よく言われることです。

ただ、ビジネスパーソンたちも、
スポーツ選手の名言に学んでいる
ということも多いですよね。

本書は、その中でもサッカーに注目し、
選手たちの言動を「成功本」に代入して
分析している面白い1冊です。

サッカーに造詣が深い方以外でも、
自己啓発書に興味がない方でも、
楽しんで読めると思います。

本書を読んでいると、
一流の選手ほど努力し、よく考え、
自分を貫いていることがわかります。

才能があるかどうか?
というのは大きな問題ではなく、
単純に続けられるかどうかの問題
であることに気づかされます。

つまり才能があってもなくても、
練習しなければ成功できないし、
練習すればある程度のレベルまで
必ず到達できるということです。

『エリクソンは、"生まれつきの天才"を見つけることができなかった。他の生徒の何分の一かの時間で、トップグループ入りする生徒もいなかったし、その反対に、誰よりも練習しているのに、トップグループ入りしていない生徒というのもいなかった。最高の生徒とそうでない生徒を分かつ要因は、才能の有無ではなく目的性のある練習だけなのだった。「世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも、1万時間の練習が必要」であり、「生まれつきの才能」というものはあっても、「生まれつきの天才はいない」というのがグラッドウェルの結論である。』(P63)

これは、単純に時間をかけていれば
いいという問題ではありません。
目的性のある練習でなければ、
成果に結びつかないのです。

1万時間に達するためには、
1日10時間毎日やったとしても、
3年程度かかることになります。
1日平均3時間かけられるとして、
10年の時間を要する計算です。

そう考えたとき、私は人生において、
10万時間を費やした分野がないので、
何にも特化できていないのは当然だと
納得がいくわけです。

これは悲観するものではなく、
むしろその逆と言えるものです。
目的を持つこと、時間をかけること、
この2つが成功の要因だとしたら、
誰でもチャンスがあります。

あと1つ加えるとしたら、
メンタルの部分になります。

今や日本で知らない人はいない、
ガンバ大阪の遠藤保仁選手です。
彼は2006年のドイツW杯において、
GK以外で唯一試合に出ていない選手
という苦難を味わいました。

『そんな状況の中で大会期間中、ずっと控え選手、控え組として過ごさなければならない心境とはいかほどのことだろう。しかし、落選劇の裏側にサプライズ選出で輝いたプレーヤーもいる。また悔しさをばねにしながらも腐らず努力し、海外移籍などを掴みとった選手もいる。耐え難きを忍び難きを忍んで戦後復興し、世界一流の経済大国に発展した日本のように、チャンスを与えられない状況でもぐっと我慢する忍耐力が、遠藤を代表の中心選手に導いたのだろう。順風満帆に見えるトップ選手にも大きな逆境は何度となく訪れる。恵まれたサッカーセンスより、むしろ逆境に耐えうる心を持っていたからこそ大成したのは間違いない。』(P111)

これは当然、本人の問題もあれば、
試合の流れなど状況の問題もあり、
監督が采配をしている以上は、
どうしようもありません。

逆境に巡り合ったとき、
そこで折れてしまう人もいれば、
パワーに変えられる人もいます。

誰でも、順境の場面ばかりの人生で
あるはずがありません。
むしろ、そうでない時期のほうが多く、
だからこそ、良い時間を過ごせたとき
の喜びを感じられるのだと思います。

逆境の場面になると、
何もかもがいやになったり、
何も信じられなくなったりする
こともありますよね、

そんなとき、自分を信じられれば、
乗り越えることができます。
なので、日頃から自分のことを、
しっかり把握しておくことが、
何よりも重要になります。

これこそ、最も重要なことではないか?
と本書を読んでいて思うほどです。

『サッカーも攻撃力10、守備力4の選手ばかりではチームは戦えない。守備力10で攻撃力1とか、あるいは攻撃力、守備力ともに5だけど走力が10あるとか、それぞれの強みを生かすからこそ、組織が活性化するのである。会社においても同じことがいえる。あなたの部署に超優秀なA君と、ダメなB君がいたとしよう。超優秀なA君は営業成績も事務処理能力も高く、B君はそのいずれも苦手である。このようなケースでもA君とB君の労働生産性を比較して、A君が営業をやりB君が事務処理をする組み合わせのほうが、A君1人で営業も事務作業もするよりも、労働生産性が高まるようであれば、B君の存在価値は十分にある。』(P150)

自分の強み、弱みを知ること。
自分が輝ける場所を選ぶこと。
案外、知らない人が多いのでは
ないでしょうか。

サッカーでもビジネスでも、
これに長けた人でなければ、
成果を残し評価されることは、
なかなかありません。

自分を知ること。
夢や目標を持つこと。
行動を起こすこと。

言われてみれば当たり前で、
いろんな本に書かれていることです。
しかし、それをいかに実行して、
継続できるかに差が出ます。

人生における目標でも、
目先の小さな目標でも、
必ず言えることです。

普段あまり自己啓発本を読まないと
いう人でも楽しく読めます。
ぜひチェックしてみてくださいね!











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