【読書日記】まずは「ファン」と呼んでみましょう!-「人もお金も流れ込んでくる集客術」 | ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~

【読書日記】まずは「ファン」と呼んでみましょう!-「人もお金も流れ込んでくる集客術」

おはようございます。
本日の1冊はコチラ↓


「人もお金も流れ込んでくる集客術」 中村悦子 すばる舎リンゲージ


あなたは、誰かのファンクラブに、
入ったことがありますか?

私は1回だけあります。
横浜出身のフォークデュオ「ゆず」
のファンクラブに1年間だけ。

というのも、私は15年間、
ゆずを応援してきましたが、
ファンクラブには入っておらず、
なかなか途中から入ろうという
気にならなかったのです。

しかし、15周年記念ライブ開催の
報を聞いたとき「入ろう」と決め、
実際に入会しました。
もちろん、チケット確保のためです。

年会費や入会金も含めれば、
ヤフオクとかで買った方が
安かったかもしれません。
でも、そこには自力で行きたいと
いう心理が強かったのです。

そう、ファンクラブには、
強い力が集まっているのですね。

そんなファンクラブのメリット、
作り方から注意点までを、本書には
たっぷり紹介されています。

芸能人やスポーツ選手だけでなく、
実際のビジネスやイベント運営にも
活用できる方法がたくさんあります。

今やネットを使って、
誰でも集客をできる時代です。
大小さまざまなイベントが毎日、
開催されています。

集客が身近になった今の時代に、
とても参考になる1冊だと思います。

例えば、一度でもイベントを主催、
あるいは幹事をやったことのある人は、
次の言葉に共感しませんか?

『ネットで集客するには、「ショッキングなコンセプト」や「フックを掛ける言葉」を投げかけ続けなければなりません。しかも、見る人や読む人が慣れてくるので、どんどんエスカレートしていきます。それが、聞いて幸せになる言葉ならばいいのですが、「心の傷に塩を塗る」ような刺激的な言葉のほうが効果が上がる場合が多いので、当然それを多用します。でもやっているのは生身の人間ですから・・・いつもそればかり考える仕事をしていると、どんどん疲弊するのです。』(P21)

私も、これまで何回も、
イベントの告知文を考えたり、
他の人に頼まれたりしてきました。

特にセミナーや勉強会の場合、
来た人に学んでもらいたいこと、
あるいは克服してもらいたいこと
を考えると、どうしてもネガティブ
な言葉を使わざるを得ません。

強みを伸ばしたい人より、
弱みを何とかしたい人の方が、
圧倒的に多いからです。

これは、実際のビジネスも同じ。
人が困っているところに、
ビジネスチャンスがあるとは、
よく聞きますよね。

最初は当たるかもしれないけど、
徐々に要求が厳しくなったり、
選んでもらえなくなったり。

そこで、ビジネスでもファンクラブの
要素を取り入れてみましょう。
ということを、本書では提案しています。

例えば、手軽なところでは、
お客様を「ファン」と呼ぶことから
始めるそうです。

『「では、「お客様」と「ファン」、この2つの言葉を聞いた時の印象はどう違いますか? ほとんどの方は、「お客様」のほうが自分との距離が遠く、「ファン」のほうが自分との距離が近い感じがすると言われます。それでは、あなたの「お客様」を「ファン」に置き換えて考えてみると、どう違ってくるでしょうか?』(P26)
『「お客様」=あなたが相手を追いかける
「ファン」=相手からあなたを追いかけてきてくれる
存在だと言えます。ということは、既存顧客をしっかりファンにすることで、毎回毎回、新規顧客を集める必要がなくなります。そうすると、「お客さんを集めなければ」というプレッシャーから解放されて、仕事も自然と楽しくなってくる、というわけです。』(P30)

ちょっと傲慢に聞こえるかも・・・
と思いますが、実際私たちの行動を
振り返ってみると、ファンになって
いるお店ってありませんか?

向こうからお願いされなくても、
こちらから行ってしまう。
そんなお店やブランドなどが、
誰にでもありますよね。

もし、自分(あるいは自社)にも、
そういう人がほしかったら、
まずは自分の見方や意識から変えて
いく必要がある。
そう、本書には書かれています。

実は私も、「読書王子」と名乗って
ブログを書いているのですが、
時々「ファン」だと言ってくださる
方がいらっしゃいます。

お世辞もあるだろうと思い、
嬉しいながらも恐縮していましたが、
これからは正直に嬉しく思うように
しようと決めました!

すみません、話が逸れましたが、
ファンが集まってくれる人や店は
どう違うのでしょうか。

それを知るためには、
競合、ライバルとなる人たちを
研究しなければなりません。

チェックポイントとしては、
偏り過ぎた見方をしないことを
本書では挙げています。

『そしてもう1つ重要なポイントは、成功している人のページばかり見ない、ということです、つい成功している人、目立っている人に目がいきがちになってしまいますが、それはそれで偏った情報になってしまいます。残念ながらあまり芳しい結果が得られていなさそうな人、レスポンスが少なそうな人のページにも必ず目を通しましょう。その時に、成功している人と何が違うのか、どこでお客様が判断しているのか、がなんとなく見えてくるはずです。』(P100)

確かにそうなんですよね。
つい目が行ってしまうのは、
上手くいっている人ばかり。

でも、上手くいっている人の影に、
沢山の上手くいっていない人たちが
いることを、つい忘れてしまいます。

大きな目標を掲げることも、
もちろん大切なことです。
本書でも長期的な計画を作ることを
すすめています。

長期的な計画というのは、
方向性や軸を決めるものです。
短期的には、細かくチェックして、
軌道修正をしていくための手段を
常に模索しなければなりません。

大きいところばかりみると、
つい小さなところを見逃しがち。
両者のバランスが重要ですね。

人の心は移ろいやすいもの。
そんな中、いかに喜んでもらえるか
というポイントが、ファンクラブには
詰まっています。

個人でビジネスをしている方。
マーケティングを担当されている方。
イベントを主催されている方は、
ぜひチェックしてみてくださいね!









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