【読書日記】明るく楽しく学ぼう税金!-「会計探偵クラブ」 | ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~

【読書日記】明るく楽しく学ぼう税金!-「会計探偵クラブ」

おはようございます。
本日の1冊はコチラ↓


「会計探偵クラブ」 山田真哉 東洋経済新報社


いや、これ・・・面白いですよ。
知らず知らずのうちに勉強できて、楽しい本。
しかも、今の時期にピッタリ!

今は確定申告のシーズン。
3月15日までですね。
私はサラリーマンなので、確定申告はしませんが・・・

だからと言って、税金を知らなくていいわけじゃありません!

「古今東西、『システム』というものは熟知した者だけが得をするものです。
商売のシステムしかり、投資のシステムしかり、出世のシステムしかり。
税金のシステムも同様です。」(「はじめに」より)


つまり、知っているに越したことはありません。
思わぬところで、所得が発生するかもしれません。

あっ、余談ですが・・・
「収入」と「所得」の違いはわかりますか?
私の周りでは、案外知らない人が多かったです。

「収入」は、稼いだお金の額面。
「所得」は、収入から経費を引いた利益です。
税金は収入ではなく、所得にかかります。
だから「所得税」です。

お金持ちの人が税金にシビアなのは、収入が多いと、所得が多く
なってしまうからです。
しかも、所得が多くなると、税率も高くなります。

理由は、お金持ちのほうが税金を負担できるから。
これを「担税力(たんぜいりょく)」と言います。

「担税力がある人がその力に応じて税金を支払うのが、負担感が
平等になり民主的」(P39)


税金の平等さは、絶対的ではなく相対的。
取りやすいところから取るという意味では合理的。

取りやすいところから取るために、所得税以外にもたくさんの
税金を用意しています。
皆さんは、いくつ思い浮かびますか?

例えば、毎日払っているのが消費税。
所得税以外に、住民税も払っていますよね。
家を買えば不動産取得税や固定資産税がかかります。
車を買えば、自動車取得税。
お酒やタバコにも酒税やタバコ税。

やっぱり税金は、取りやすいとことからとります。

でも、それだけではありません。
取りやすいところから取るのは、公平さを保つため。
モノを買う力があれば、他の人より税金高くていいよね?
なんて、考えが根底にあります。

これを「課税公平原則」と言います。
たくさん取る機会があるのは、広く税金を取って公平感を与えるため。
そう考えると、税金って一気に身近になりませんか?

堅いイメージのある税金ですが、わかると面白い!
しかも役に立つ知識です。

確定申告をする人も、そうでない人も。
税金について知る良い機会を与えてくれる本です。
小説仕立てになっているので、楽しんで読めますよ!



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