【読書日記】新書ザッピング術は、情報収集の仕組み化だ!-「だから、新書を読みなさい」 | ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~

【読書日記】新書ザッピング術は、情報収集の仕組み化だ!-「だから、新書を読みなさい」

おはようございます。
本日の1冊はコチラ↓


「だから、新書を読みなさい」 奥野宣之 サンマーク出版


最初に書店で目にしたとき、実に面白いな・・・と思いました。
単行本なのに「新書」
しかも、新書を出してないサンマーク出版さんから。

「ビジネスパーソンが集まると、みんな同じような本ばかり読んでいる
ことがよくある。」(P22)

これは、まさしくその通りです。
私の周りでも、たいていビジネス書の話をすると共通の本があります。
つまり、読んでいる確率が高い、ということです。

だから、新書を読みなさい。
というのが、奥野さんの主張です。

「極端にいえば、書籍から得たいと思う情報は、
ほとんど新書だけでこと足りる。」(P22)

確かに極端ですが・・・
新書の性格から言って、深い知識は望めません。
その代わり、確かにジャンルは幅広いです。

そういう意味では、新書で大方の情報は得られることになります。
もし必要なら、専門書に手を伸ばせばいい。

つまり、奥野さんの狙いは「絞込み」にあります。
それは「新書」という本の形態に留まりません。
本の読み方も、絞り込んでいます。

実は、奥野さんの「新書ザッピング術」は、有名な「本を読む本」に
ある読書法、点検読書に基づいています。
短時間で集中して本を読み、必要な情報を抜き出す。
「新書ザッピング術」を一言で表すとこうなります。

目次やはじめにを読んで、得たい情報を絞り込む。
読む箇所に優先順位を付け、拾い読みをする。
気になった情報をチェックする。

短時間で得たい情報に最短距離で近づく。
これが「新書ザッピング術」の一番の目的です。

ただ、1冊の本だと偏りが出ます。
特に新書だと、情報が不十分なことが多いです。
このような新書の特性を考えて、新書ザッピング術では
「3冊同時に読む」ことを薦めています。

これも、「本を読む本」でいうシントピカル読書に近いです。
3冊読むことで、本と本の間にある答えを見つけ出す。
そうすることで「逆張りインプット」ができます。

「このような比較をすれば、読書というより、ちょっとした「研究活動」だ。
一冊の本を受け売りするより、アウトプットの価値が上がるのは
間違いない。」(P125)

最初に「ビジネスパーソンは同じ本を読んでいる」という話がありました。
それって新書でも同じじゃないの??
という疑問は、間違いではないと思います。

だからこそ、3冊同時に読む。
なかなか同じテーマを同時に3冊続けて読む人はいません。
それこそ、何か1つのことを調べるときくらいです。

普段から専門書ばかり読むのは疲れます。
しかも、値段も高いし、持ち運ぶのも重い・・・
新書だったら値段は安いし、持ち運びやすい。
だから、どこでも読めます。

「新書を読む」ことを薦める、本当の理由は「仕組み化」だと思います。
読むだけで終わらせないための仕組み化。

新書ザッピング術、ぜひ一度試してみたくなりました。
やろうと思えば、古本でもできます。
ちょっと1つテーマを考えて、本を探してみよう!

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